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びーちこブログ・海辺で出会った拾いもの、アレコレ。。。
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四角いインク壜
    

前記事でチラリと写真に写っていた未公開モノの1つ。インク(インキ)壜は海岸からも多種多様なものが出てくる。老舗の丸善、ライバルの篠崎、正体がわからない無エンボスものや変わったデザインのものもある。今回の壜は、僕が拾っている中で唯一の四角い硝子のインク壜だ。しかも、雰囲気、状態ともにベスト・オブ・尚'sインク壜と言える一品。硝子の色は水色で、光によって淡いエメラルド色にも見える。極小の気泡が控えめに散りばめられてる。硝子の表面には微かに鱗のような模様がつけられていて、それが硝子のユラユラ感を増して、この壜の魅力も高めいている。拾ったのはもう2年半前くらいになるけど、ずっと円筒形以外のインク壜が欲しくて、初めて拾ったのがコレだったから思い入れもひとしおなんだ☆


    


しっとり潤い……海山日和
Fifth Colors (五色)
    

海岸の土の中からボロッと出てきた緑色の硝子壜。円筒形で、やや縦長。高さが約75ミリ、底径は約50ミリ。口はコルク栓式だ。見た感じ、雰囲気はインキ瓶。縦長でインキ瓶といえばそれ以前にはこんなモノも拾っている。底にこびり付いた汚れを落とすと「五色」のエンボスが出てきた。その下には小さく「02」の文字も。ガラスは歪みこそ少ないけど気泡は入っているし、状態がよくてなかなか素敵な壜だ。この壜を拾ってからしばらく過ぎた頃、ヤフオクをチェックしていると「五色インキ」という壜が出品されていた。形はまったく違うものだったけれど、初見の印象通りこの緑壜がインキのものだったことが判明した。けっこうヤフオクとかって参考になるんだよね(けっして買わないけど 笑)。縦長系のインキ壜というと、こんなモノもある。この五色壜もやはりスタンプ台用の補充インキ用なのかな?


        
アイデア倒れ?
    

やや濃い目の緑色をした無名のインキ壜。直径は中途半端に58ミリ。高さも58ミリ。壜の形は円筒の胴に首がついているタイプで、肩の部分にはわずかな段差がある。最初これを拾ったときに「あぁ、大きな削げ欠けがあるな…」と思って悩んだのだけど、とりあえず持ち帰ってみた。家に帰って壜を洗い泥や汚れを落としてみると、削げ欠けだと思っていた部分はなんと加工された凹みだったのだ。壜の肩の部分に、縁からやや先細り、浅くなる溝状の凹み。これはもしかしたらペンを置くための凹みなのでは…と思って早速試してみたのだけど、滑ってしまってちゃんと置けない(笑) コルク栓だし、蓋を引っ掛けておくような形状でもない。ガラスには気泡があるし、壜の内底はガラスの厚みが違うし、まさかとは思うけど、実用になるか試していない雰囲気だけのデザイン? あるいは作ってみたけど失敗したってヤツかな?(笑) みなさんはどう思いますか〜?


    

前に紹介した丸善のちびインキ壜は、nanairoさんのおかげでアテナインキと判明しました。
Mの子
        

以前、あかずきんさんがとても小さなインク壜を紹介されていて、ふ〜ん、そんなのがあるんだ…と思っていたのだけど、ありました(笑) 隣の大きいの、いやほぼ標準サイズのインク壜が底の直径55ミリ、高さ65ミリだから、どれだけ小さいかわかると思う。サイズは底の直径30ミリ、高さ35ミリしかない。でもこの2つ、デザインがよく似ている。まるで親子のように…。大きい方のインク壜は、以前ネットで似たものを見ている。丸善の製図用インキ(MARUZEN'S DRAWING INK)というのものだ(ただし時代は不明、製図の図の字は旧字)。壜をクルリとひっくり返してみると、底にはしっかりと丸善のMマークが刻まれている。そして小さい壜の方を見ると……なんとこちらにもMマークが! どうやら本当に親子だったようだ。しかし小さい方はこれで市販品とは思えないので、製図用インキの試供品だったのかもしれないね。


    


笹の葉さ〜らさら♪……海山日和
尾張名古屋は金の鯱旗
        

陶片狂さんが素敵な硝子壜を拾われているので、それによく似た形の壜を紹介しよう。色はわりとはっきりとした緑色で、円筒形の形もデザインもよく似ている。陶片狂さんのモノの方が、気泡や歪みの感じが素敵だけど(笑) さて、この硝子壜。タイトルで気がついた人がいると思うが、シヤチハタ(シヤチハタ株式会社)のインク壜だ。壜底にしっかり「SHACHIHATA」のエンボスが刻まれている。壜の高さは86ミリ、底の直径は45ミリだ。シヤチハタと言えば印鑑やスタンプで有名な会社で、前身の舟橋商會が名古屋で創業したのは1925年(大正14年)のこと。1941年に社名をシヤチハタ工業に変更した。名前はもちろん名古屋城の金の鯱をトレードマークにしたことに由来する。


    

舟橋商會(シヤチハタ)が創業と共に売り出したのは、少し前まで事務所の机で普通に見かけていたあの「萬年スタンプ台」。シヤチハタのHPの「シヤチハタの歩み」ページを見ると、発売当時の萬年スタンプ台の写真に、今回紹介しているのと同じモノらしい硝子壜が一緒に写っている。萬年スタンプ台は「萬年」の名の通り、あまりインク補充をしなくて済むスタンプ台だったと思うけど、一応専用の補充インクがあったのだろう。これらのことから、今回の硝子壜は、昭和初期頃のものと判断できると思う。



あなたは何を願う?……海山日和
SLN インク
       
びっきさんやあかずきんさんのところでインキ瓶が紹介されていたので、こちらでも便乗(笑) 今までこのブログでは丸善のインキ瓶や篠崎ライトインキを紹介したけれど、今回は1点もの。このインキ瓶、見ての通りとっても状態がいい。もちろん海岸で拾ったものなんだけど、拾ったときにコルク栓もまだ残っていた(実は黒く影に写っているのがそれ)。底には「SLN」のエンボスがある。これをヒントにちょっと調べてみたけれど、メーカーなどは一切わからなかった。形としては典型的な古いタイプのインキ瓶だけど、よく見てみるとちょっとずつデザインが違っている。インキ瓶もいくつか集まってきたので、並べて見比べるのがちょっと楽しいのだ☆


    
ライトインキ
   
海岸でよく見つかるビンの1つにインクビンがある。よく見つかると言うか、ビンの形状から素性がわかりやすいものと言えるかもしれない。このブログでも以前、戦前の丸善インキの瓶を紹介しているけれど、今回のものは同じ時代の別メーカーのもの。拾った当初は、底に「SIMCO」とあるので、海外メーカーのものかと思っていた。しかし、ヤフオクを見ていたらラベル付きのものを発見。それが篠崎ライトインキだ。この瓶は確か3個ほど拾っているし、以前びっき☆さんのブログでも小さいスクリュー栓タイプを紹介していたので、割りとメジャーなメーカーだったのかもしれない。調べてみると、このメーカーは現在、株式会社ライトという会社として存続している。中心となる事業内容は変わっているものの、記録計用の特殊インキ製造事業を続けている。ちなみに現在の会社のロゴは、このライトインキのラベルに使われているものと同じだ。



丸善インキ壜
  
海岸で拾う硝子壜の多くは、たとえ完品でも正体不明のものが多い。でも、わずかながら壜の形で正体がわかるものがある。インク壜もその1つだ。このインク壜、海岸からは結構出てくる。その中から、今回は壜底にMのマークと登録の文字。丸善インクだ。
「丸善」は、福沢諭吉の門下生で医者の早矢仕有的が明治2年(1869)に横浜で創業した丸屋商社が始まりで、書籍や薬、医療器具を輸入する会社だった。翌明治3年、日本橋に書店の丸屋善七商店を開業し(丸屋善七は架空の会社設立者)、これが略されて「丸善さん」と呼ばれるようになったのが、後の会社名の由来だという。会社は多角経営化を進めてさまざまなものを輸入販売するようになり、明治17年(1884)には日本で最初に万年筆を輸入販売したのは有名な話。そして翌18年には、万年筆に必要な丸善インキの製造販売を開始している(インキそのものは明治11年から製造している)。
写真の壜はコルク栓なので、戦前のものだろう。丸善では大正5年(1916)にアテナインキ、7年にオリオンインキを製造発売している。アテナインキは人気商品だったようだけど、写真で見るアテナインキ壜とはデザインが異なる。普通の丸善インキか、オリオンインキか、はたまたアテナインキの別タイプ壜か。海岸で出るのもこのタイプばかりなので普及品だと思うけど、丸善さんに聞いてみようかな(笑)

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