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びーちこブログ・海辺で出会った拾いもの、アレコレ。。。
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細点六の色変
    

細点六の色変=ホソテンロクのカラバリ、つまりホソテンロクケボリのカラーバリエーションです(笑) カテゴリー【貝殻・うみうさ】のトップバッターとして紹介したホソテンロクケボリだけど、あのピンク色の色彩以外にもさまざまな色彩変異があるらしい。色彩変異の原因は宿主(刺胞動物のウミトサカ類)の違い、宿主の色の違いに関係があるのかもしれない。その中で僕も2個、カラバリを拾っているので紹介しよう。上は全体に黄褐色みのあるタイプ(殻径8ミリ)で、下は濃い目の紫色がかったタイプ(同9ミリ)。大きさの差は1ミリだけど、ボリューム感ははっきり違う。最初はこれはなんだ?と思ったけれど、どちらも背面側(体層と口唇部の境?)に縁取りがあるのでホソテンロクケボリで間違いないだろう。縁取りがはっきりしているからいいけれど、ここまで色の印象が違うと素人は苦労しちゃうよ。でも、こういったカラバリが集まるのも、この貝の魅力の1つなのかもね☆


    
菖蒲毛彫貝
    

ショウブじゃなくてアヤメ・ケボリ。比較的細身で、濃い目の色味を持つウミウサギの仲間だ。名前は色をアヤメにたとえたのだと思うけど、実際のアヤメよりははるかに赤い。色の濃いところは黒っぽく感じるほど。今まで紹介してきたウミウサギの仲間はどちらかと言えば淡い色調のものだったけど、これはずっと強烈な印象を受ける。ウミウサギの仲間の色は褪せてしまうもので、実際に今まで紹介したテンロクケボリガイなどはしまい込んでいるにも関わらず、既に色が薄くなっている。でも、アヤメケボリはこれだけ濃い色だから少しは長持ちするかな?(笑) 上の写真の個体と下の写真の右の個体は同じもので、殻長11ミリ。下の写真の左は9ミリ。色の濃淡が少し違うのは個体差だろうか。少し前に千葉のYUKIさんが打ち上げ採集したのもアヤメケボリだと思うのだけど、貝殻のフォルムは少し違っている。よく似た近似種もいるようなので、判別はなかなか難しい。

    
菫零刃毛彫貝
    

野山は今、スミレの季節ですが、海岸にも1輪のスミレが咲きました☆ スミレコボレバケボリ。テンロクケボリの仲間(ホソテンロク、セロガタ)とも、シロオビコダマウサギの仲間とも違う別のグループ(属)で、細身で両端がくびれた形が特徴。名前の通りスミレ色の帯模様が入っている(ただし色が橙黄色系のバリエーションもある)。表面には毛彫りの由来でもある、螺糸と呼ばれる細かい筋模様がよく目立って繊細な雰囲気だ。大きさは9ミリと、とっても小さい! でも、これが標準みたい。テンロクケボリのような赤紫やオレンジ色なら目立つけど、この大きさでこの地味な色だと、濡れた細かい砂利の中ではなかなか見分けがつかない。そんな中で見つけるコツは、殻口。細く深い切れ込みの入った石粒なんてないからね。指などで砂利を何度も掻いて、目を凝らして拾い上げるんだ(笑)



こっちもスミレ……海山日和
セロ形毛彫貝
    

今回のうみうさはセロガタケボリ。テンロクケボリやホソテンロクケボリと同じ仲間(同属)で、とてもよく似ている。どこが違うって? よ〜く見てみると…セロガタケボリは貝殻背面の点が7個ある。貝殻の向かって左側の点が、3つではなく4つ。これがポイントなのだそうだ。貝殻の色はホスト(宿主)の色に合わせて個体差がある。セロ形のセロの意味はなんだろう? 楽器のセロ(チェロ)のことかな? ちなみに、このセロガタケボリは、貝殻に大きな傷(凹み)がある。天敵に襲われたかなにかで、貝殻の形成に支障が出たのだろう。ソフトコーラル類に寄生して、貝殻を覆う外套膜をホストに擬態させているうみうさでも、やはり厳しい自然の掟には逆らえないんだね。


    
     テンロクケボリ(左)と並べて見ると、点の位置がズレてるのがわかるでしょう?
点六毛彫貝
    

まるで1粒のミカンのようなオレンジ色☆ テンロクケボリガイというと紅色系のものが多いみたいだけど(前に紹介したホソテンロクみたいなやつね)、パッとネットとかを見た限りではこれほどの色合いの個体は見当たらない。これは宿主の色、または種類と関係があるのかな。貝の中でも、ここまではっきりオレンジ色のものってほとんどないから、けっこう嬉しい。オレンジ色って好きな色だし(笑) 下の個体は同じオレンジ色でもちょっと白い帯が入っているタイプ(鮮度の違い?)。これに近いタイプはネットでも出ていた。これはこれでいい雰囲気。ウミウサギはタカラガイに近い系統で貝殻の形もよく似ているけど、この色の美しさはウミウサギならではかな☆


    

更新していないのに、毎日たくさんのアクセス、ありがとうございます☆ 現在マジ多忙な状態が続いていて更新がままなりませんが、頑張りますのでよろしくお願いします☆(お友達のブログにも、なかなかコメントできず、ごめんなさ〜い!)
白帯小玉兎貝
    

先月のホソテンロクケボリの記事でも写真に出ていたけど、今回はシロオビコダマウサギ。同じウミウサギガイの仲間(ウミウサギ科)でも属が違うものだ。形はつるりんとした楕円形で、名前の通り薄紫色の地に白い帯が2本入っている。少しタカラガイっぽい雰囲気もある(もちろん、ウミウサギ科とタカラガイ科は系統分類的には近いグループ)。色合いは少し地味な感じがするけれど、これはこれでなかなかいい!(笑) ホソテンロクケボリやテンロクケボリはホスト(宿主)の色に合わせて赤系や黄色系のバリエーションがあるようだけど、シロオビコダマウサギの場合は色の濃い、薄いというバリエーションのようだ。まぁ、生きているときは外套膜で貝殻を包んでいるから、身を守るためにはその色や模様の方が重要なんだけどね。


    
さて、先月のホソテンロクケボリですが、よくよく考えたら縁取り線のないのは、同じホストに付いていたテンロクケボリなのでは…と思えてきました。ウミウサギガイの仲間については知見が全然ないので、なかなか難しいです。でも、かなり楽しいです☆
細点六毛彫貝
   

貝殻拾いで久しぶりにゾクゾク興奮した!(笑) 9月後半の大潮、いつものようにガラス壜と陶片狙いのポイントへ。でも、特に成果も得られなかったので、刺し網漁の船着き場に落ちていたキサンゴの骨格でも拾おうと、行ってみると…。近くに魚(しかもキンチャクダイ!)などと一緒にさまざまな漁労屑が捨ててある。その中のとあるものを見て、ふと気がついた! これってウミウサギガイの仲間の宿主だよな…。さっそくその場にしゃがみ込んで探してみる。そして見つけたのが、このホソテンロクケボリガイだ。大きさは12〜13ミリといったところ。このピンク色がとってもプリチィ☆(←おいおい…) さらに探すと種類が違うのも見つかった。下の写真、手前正面がおそらくムラクモコダマウサギかな。そして正面左がシロオビコダマウサギだろう。どれも初めてのものばかりで、しかもツルツルピカピカ☆ ウミウサギガイの仲間は、生きたものをダイビングで見る機会もある。その姿もとっても綺麗で好きな貝なんだけど、貝殻もまた魅力的だね☆

    

*背面に縁取りがあるのでホソテンロクケボリとしました(ただし1個体の縁取りは不鮮明)が、テンロクケボリかもしれません。2種は同属別種です。

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