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びーちこブログ・海辺で出会った拾いもの、アレコレ。。。
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ラムネのニッキ
        

ニッキ水の硝子壜で最も一般的な意匠は、ヒョウタン型だろう。そのバリエーションも豊富で、知れば知るほど新しいデザインに出会う。では、その次に多い意匠はなんだろうか。いろんな意見があるとは思うけれど、ラムネ壜型はその筆頭に挙げられると思う。ディギングをしている人たちのブログなどを見ているとけっこう掘り出す機会が多いようにも感じられるのだけど、海岸ではまったく出会わなかった。やっとの事で、初めて拾えたのが一昨年の秋。でもそれ以来、欠片さえ見ることがない。3段ニッキ水でさえ2本拾っているのにだ。硝子の薄さを考えると、壊れやすいんだろうね。そんな貴重な、大切なラムネ壜型ニッキ水。でもこの壜、ゴミ焼きの熱に当てられたか、もともと成型が悪いのか、自立できない。中身を入れたら、ちゃんと立つのかな〜?(上の小さいラムネ壜と並べた写真は、底にセロテープつけて立たせてるのだ 笑)


          
何の変哲もない…
        

茶色の壜。拾うものがなくて、ついにビール壜にまで手を出したか…と思った方もいるはず(笑) ところがよく見て欲しい。この壜、形こそビール壜のようだが小さいのだ。高さは140ミリ、底の直径も40ミリしかない。でも、それだけでは記事を起こすに物足りない。わずかに茶筋が入っているといってもだ。この壜が1つの記事になった理由。それは壜の最下部に入ったエンボスにある。そのエンボスは右書きで「カルピス製造會社」。そう、これは僕らが子供時代に愛飲したカルピスの小壜なのである。


               

カルピス株式会社のHPにある社史・沿革で調べてみると、カルピスの発売は1919年(大正8年)と古く、現代までにいろんな容量や壜形のものが作られている。今回の壜は容量的に見て、1928年(昭和3年)に発売された容量63mlの小壜(ポケット壜タイプ、当時の価格20銭)というものらしい。エンボスにも旧字の「會」が使われているし、この壜は昭和3年から太平洋戦争突入で生産中止となった1941年(昭和16年、ただし戦中は軍納入用の製品のみ製造されていた)の間に作られたものだろう。何の変哲もない壜ではあるけれど、カルピスと聞いただけでなんだか親しみを感じてしまうよね(笑)


          
マル石のみかん水
            

昨年からずっと切羽詰まっていた仕事がやっと落ち着いたので、先週に南房総へ行ってきた。南房総も最近は遠出をした割りに費用対効果が低かったのだけど、それでも秋は良い目を見ることが多いので期待していた。そしたらもうご覧の通り、ご褒美キタ〜! 写真の右の壜がそれなんだけど、この細く長い首を持つ壜の形はみかん水だよね。大きさは高さ135ミリ、底の直径45ミリ。この形は昨年、地元で拾ったもの(1枚目左)とほぼ同じだけど、比べると高さで15ミリ、底の直径で5ミリ大きい。印象としては一回り大きい感じがする。


              

そして、今回の壜の最大の特徴は、胴の部分にエンボスがあること。エンボスは円に漢字1字で「石」。製造販売していた店の屋号を図案化したものだろうか。個人的には、これは登録商標というほどではなく、もう少しゆる〜い感じのもののような気がする。壜の形でこのタイプはまだ2本目だし、エンボス入りは初なので、すごく嬉しかった。声こそ出さないけど海岸で1人ガッツポーズしたよ(笑)


              
蜜柑でいいでしょ!
            

前記事で紹介したレアな陶製壜を拾って、幸先いいな〜と気分を良くして歩いていると、次に見つけたのがこれだ! 拾った時は古くて固まった油がこびりついてかなり汚れていたけれど、じっくり洗って綺麗にしたらこの通り。淡いグリーン系のガラスで、気泡がポツポツの美しい硝子壜! 高さは12センチちょうど。底の直径は4センチ弱。典型的なものよりもバランス的に首の長さがちょっと短いけれど、この形はみかん水の壜で間違いないでしょう? 実は典型的なみかん水壜って拾ったことがなかったので、これはかなり嬉しい(うちの地元で、みかん水といえばこの形)。胴に何となく丸い印がついているのだけど、これは製造過程でついたものだろう。「非買壜」とかエンボスがあれば最高だけど、まぁ贅沢は言うまい。こうして海岸から僕の手元に来てくれたことだけで感謝感激☆


              
昔は最高位でした
          

もう、あちこちニッキ水だとかみかん水だとか言ってるので、こっちも対抗してみかん水壜を出してみよう(笑) と言っても最近拾ったものではないんだけどね。1本は一昨年の秋の台風後に拾えたモノだったり。写真を見て、またこれ…と思ったらごめんなさい。僕のフィールドで出てくるみかん水は、バット型というのか、ほとんどこの形、この色なのだ。たまには違う形というか、典型的な細首タイプも拾いたいんだけどね。まぁ贅沢か(笑)


            

2本とも細かい傷や擦れはあるものの、まあまあの状態。どちらも高さはほぼ同じで、14センチほど。1本は胴に「横須賀 大関製」、もう1本にはただの「大関製」とエンボスがある。「大関製」の部分は囲みというか、窓のようなデザインになっている。この「大関製」、これらを拾う以前から破片は見ていて、エンボス文字も把握していた。これはぜひ拾いたいと思っていたのだけどなかなか出会えず、違うタイプが先に拾えたりと、縁がなかった。それが先にも書いたように2009年の台風後に1本、そして昨年の早春に1本と、続けざまに拾えたのだから不思議なものだ。ちなみに、明らかに同じようなみかん水壜タイプで、違うエンボスの入った欠片をまだ他に2種類確認している。それらに出会えるのは、この先いったいいつになるのかなぁ〜?(笑)


        
高射砲のニッキ
          

海岸奥の崩れた土手…というか段差みたいなところから、割れ口を覗かせていた壜。そのガラスの薄さからニッキ水壜と直感!割れているのは確実だったけど、見えてる以上、掘るのは楽だし、土の中から取り出してみた。一見、なんだかわからない不格好な壜。細長い首の部分が途中から割れ落ちている。近くに破片もないし、ずいぶん前に割れたか、あるいは捨てられた時にはもう割れていたか。壜をよく見てみると、ハンドルやレバーのようなものがエンボスされ、首の付け根には文字らしきエンボスもあった。そうえばこれ、ネットで一度見かけたことがある。

        
そこで見た写真には、今回見つかった胴体部分とほぼ同じくらいの長さの首があった(今回拾った部分は長さ約8センチ)。そのやけに細長いニッキ水壜の正体は、なんと高射砲のニッキ水壜だったのだ! ちゃんと証拠もある。首の付け根の部分、そこに不鮮明だけど文字のエンボスがあり、それを解読すると確かに「射砲」と読める。もちろんネットで見たものにも、同じ部分に「高射砲」のエンボスがあった。高射砲と言えば都市や基地を空襲から守るための防空用兵器。こういったものが一般に認知されていた時代とすると、このニッキ水壜が作られたのは第二次大戦直前の頃だろうか。それにしても、く、くやしい〜。完品であれば物凄いお宝だったのに…(泣) まぁ、見つけた時から既に割れていたのだから仕方ないか(笑)


        
チウチウニッキ
       

先週の台風12号ははるか太平洋上を通過していったのだけれど、その際には案外とうねりが入っていたようで南方系の種子類が拾えたりしたのは海山日和でも報告済み。よく行くある海岸でも少し砂浜の砂が動いたのか、こんな硝子壜が顔を出していた。残念ながら口の部分は綺麗さっぱりと割れ落ちていたけれど、それでもなかなかに注目に値する壜だ。その名も「トケイチウチウニッキ」! 名前の通り時計の文字盤と針のエンボスがあり、壜全体が時計を模したデザインになっている。針が3時を指しているのは「3時のおやつに」ってことだろうか?(笑) 壜の裏側にもエンボスがある。片仮名で読みにくかったが、よく見ると「ジツヨーシンアン」「イショートーロク」「ミトヤ」とある。つまり、実用新案、意匠登録だ。そんなもん片仮名にする必要ないだろ?(笑) ミトヤは会社名なのだろうけれど、この壜、ネット上で1度見ただけで情報が皆無に等しい。エンボスが左書きなので昭和20〜30年代のものと思うけれど、何かご存知の人がいればぜひ情報をお寄せくださいな。


        


昆虫のあれにドキドキ!……海山日和
リボンの瓢箪ニッキ
      

これはもう昨年の秋の台風後だから10ヶ月も前に拾う…というより掘り出したもの。地面の感じがそれっぽくはないけどここも海岸で、水際から約5メートルの緩やかな斜面。台風の波のせいかゴミや草がすっきりとして、そこにほんのわずか、1センチ四方くらい壜の一部が露出していた。上手く隠れたようでも、僕の目は独特の壜の丸みを見逃さなかったのだ(笑) 小さなナイフを使って土を掘ると、出てきたのはお馴染み、瓢箪型のニッキ水壜だ。


           

海岸から出てくるニッキ水壜は、僕以外の人を含めても、おそらくノーマルな瓢箪型が一番多いと思う。僕も今までによく似たものを3本拾っていたのだけど、これには少し違いがあった。今回の壜は、瓢箪の窪みの部分にリボンのエンボスが施されているのだ。このタイプはネットや本では見たことがあったけど初めて手にするものだったので、ほんのわずかな違いとは言え嬉しかったな☆ リボンは窪みの部分を一周して、ちゃんと蝶結び?されている。3枚目の写真は今までに拾っているノーマルな瓢箪型ニッキ水壜と並べてみたもの。壜の口のデザインと、下部に壜の補強のように入れられたエンボスの長さも少し違う。壜の高さはほぼ8センチといったところ。


           
三段肉桂水
        

梅雨入りしたのに今日も晴れて暑い!こんな日は冷たい飲み物をギュッといきたくなるね。普段はほとんど飲まないのだけど、これだけ暑いとシュワシュワと泡の出るのとかいいかも〜(笑) 昔も、こんな暑い日には駄菓子屋の前に子供たちがたくさん集って、冷えたニッキ水をゴクゴク飲んでいたのかな。それとも、縁側でたらいの水で冷やして飲んでいたのかな。このニッキ水の壜は捨てられていたものだけど、空っぽに見える内側には昔の子供たちの夢と思い出がいっぱい詰まっているのかも…。


         

ニッキ水壜は、瓢箪(ひょうたん/ひさご)型が一般的で、海岸から出てくるのもそれが多いのだけど、瓢箪型の発展型、派生系が壜の膨らんだ部分が2個以上段々になったものもある。とても可愛らしくて素敵な壜だ。これには3段があって、4段がなく、5段がある。僕は今のところ3段を2本。僕はとにかくニッキ水壜が好きなので、これが拾えたときには嬉しかった〜!☆ 最初に拾ったのが緑のタイプで、海岸にポロッと落ちていて超ラッキー。そして透明硝子のは、海岸の崩れた土手からお尻(壜底)だけ覗かせていたのを掘り出したのだ(笑)次はぜひ5段タイプを拾いたいところだけど、硝子が薄くて繊細なニッキ水壜だから難しいかな…。でも、昔の子供たちの思い出の欠片、これからも拾い集めていくぞ☆


      
すくすく育て
        

今、旬のものと言えば筍(タケノコ)。先日食べた、中華の海鮮と筍の炒め物は美味しかった〜!でも一番好きな食べ方は茹でた筍をよく冷やし、薄切りにしてお刺身のように山葵醤油で食べるもの。これがまた美味しいんだよね☆ で、そんな筍の旬を迎えた先月末、干潟で拾ったのがこの壜。水際で泥を洗い流すと、淡い青緑色の美しい壜が姿を現した。壜全体に施されたエンボスは、そう筍を模したもの! 皮一枚一枚とその模様をエンボスの凸凹で表現しているのだ。実はその数日前に、ネットでこれに似たニッキ水壜を見て羨んでいたのだけれど、まさか同じようなものが拾えるとは夢にも思わなかった。大きさは高さ13センチ弱で、こちらで見つかる瓢箪形ニッキ水壜より大きく、みかん水壜より小さい。でも、おそらくニッキ水のものだろう。ガラスは少し厚めで、細かい気泡もたっぷり。ニッキ水壜やみかん水壜はまだ未公開のものを含め何本か拾っているけれど、珍しさでは今のところこれがNO.1かな。このタケノコニッキの壜、これを飲む子供たちが真っ直ぐすくすくと育つようにって願いがあるのかもね☆


        

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