2006.07.30 Sunday

ウシの角??

   
鎌倉の海岸では「馬の歯」が名物だけれども…。でも、なにも鎌倉だけじゃない。確かに数では劣るけれど、ほかの海岸でも動物の歯や骨を拾うことができるのだ。26日に紹介した海岸では立派な馬の下顎(歯付き)を見ているし、28日に紹介したK海岸では、こんなものを拾ってしまった。これって、角…だよね? 角のある動物と言えば、可能性が高いのはウシかな。これは、僕はまだ鎌倉でも見たことない。

*上は底面の直径54ミリ、長さ約150ミリ、下は底面直径40ミリ、長さ約140ミリです。写真は真上から撮っていないので、実際の寸法差とは違和感があります。
2006.07.04 Tuesday

サメ類の脊椎骨

     
直径は右が30ミリ、左が35ミリある。形と大きさからサメ類のもので、おそらく漁獲されて捨てられたか、食用にされたゴミだと思う。神奈川の海岸を歩けば、サザエ網などで混獲されたサメがよく捨てられている。サメ肉はアンモニアが発生するので一般には流通しないけれど、フカヒレ料理をはじめ蒲鉾などの練り製品として私たちの口に入っているし、肝油や軟骨は健康食品や化粧品、薬品にも使われている。また、サメは昔らか日本人に食べられていて、縄文遺跡からは骨が見つかっているし、平安時代には伊勢神宮に干物が供物として納められた記録もある。サメ肉はアンモニアのおかげで腐りにくく、冷蔵保存技術のない時代には、けっこう重宝されたらしい。
 僕は、東京湾で釣ったものを、食べてみたことがある。漁師さんに聞いた通り、始めに湯引きをしたのだけれど、湯と一緒に臭みも旨味も抜けてしまったのか、なんだかとっても淡泊。やわらかい鶏のささみという感じ。しっかり味を付ければ美味しく食べれるけれど、「サメらしさ」はちょっと感じられなかった。
2006.06.09 Friday

イヌの下顎骨

   

馬の歯が有名な鎌倉やその周辺の海岸では、こんな骨も打ち上がる。拾ってはいないけれどほかにも何度か見ているし、僕以外に拾った人もいる。歯の形を見れば、それが肉食動物系のものだとわかる。片方の骨には鋭い犬歯も残っている。では、その動物が何かということだが、このサイズで神奈川県南部で見られる肉食系の動物は、イヌ、タヌキ、アライグマ。過去にはキツネもいたかもしれない。アライグマが繁殖しだしたのは近年のことなので、これは除外。では、残りのどれだろう? そこで、精密な骨の図版が載った本で見比べてみると、写真上の骨の右端下にある出っ張りの形が明らかにキツネやタヌキとは違う。おそらく、これはイヌだろう。では、これはペットのイヌ? いや、明治になるまで一般的に肉食はタブーだったとは言え、日本にもイヌを食べる習慣があった。おそらくは、そんなものの残骸ではないだろうか。でも、ほんとは山イヌ(ニホンオオカミ)とかだったら嬉しいんだけどね(笑)

長さは上の骨で13センチです。下の骨は途中で折れてますが、ほぼ同じ大きさでしょう。
2006.05.02 Tuesday

ハシボソミズナギドリ

   


海岸を歩いていると、落鳥している水鳥によく出会う。海に慣れているはずの彼らも、やはり海で命を落とす。特に、経験不足の若鳥にとって荒れたは危険で、獲物の小魚がうまく獲れずに餓死することもあるようだ。それならば、まだ自然の摂理の範疇だけど、最近では廃油や捨てられた釣り針など想定外の危険も多いから、彼らも迷惑しているだろう。 この頭骨は、海岸に打ち上げられた死体から持ち帰ったもの。ハシボソミズナギドリは、冬に南洋の島々で繁殖し、夏は北太平洋に渡って過ごす。何年かに1度、繁殖のピークを迎えるのだが、その年に生まれた若鳥が、日本の沿岸を北上する途中で命を落とし、その死体が打ち上げられるのだ。鳥の死体の大量漂着に、新聞がニュースで取り上げられることもある。
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