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びーちこブログ・海辺で出会った拾いもの、アレコレ。。。
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西表島の拾いもの・シレナシジミ
     

西表島のマングローブを歩くとけっこう目にする巨大生物、それがこのシレナシジミ。その大きさは一般に食用にされるシジミ(ヤマトシジミ、マシジミ)と比べると、殻幅にして5倍以上で、体積にしたら十数倍はある感じ。国内では奄美諸島以南の河口、マングローブ域に生息しているため、マングローブシジミなどと呼ばれることもある。正式な和名はヒルギシジミで、国内にはリュウキュウヒルギシジミとヤエヤマヒルギシジミの2種が分布しているらしい。この貝殻がどちらのものかは不明だけど、写真などを見ているとこの個体のように黒い殻皮が発達するものと、あまり発達していないものが見られる。もちろんそれが種類差なのか個体差(または成長差)なのか確かめてはないのだけどね。


              
              
          

下3点が現地での写真。手に持った状態を見れば、その大きさを実感してもらえると思う。拾ってきたものはだいたい殻幅10センチ弱と言ったところだが、下2〜3枚目の写真のものが、いくつか見た中では最大の個体で、殻幅はおよそ12センチ。デカいでしょ! 自然状態では下1枚目のように貝殻のほとんどを泥の中に潜らせていて、殻の一部が見えていることが多い。下2〜3枚目のものはなぜかポロッと泥の上に出ていたので、実は下2枚目写真はヤラセだったりする(笑) 中身は貝殻の大きさに比べると小さいようだけど、現地では食用にされている。ただ本当に地元の人が食べるのみで、宿の食事に出たり食堂のメニューに載ることはないようだ。


糸掛け祭(クリンイトカケ)
       

今週の木曜日は寒さも和らいだので海へ。場所は例によって鎌倉の材木座海岸。干潮時間前に浜辺に着くと、いい感じで細かいゴミが帯状に漂着している。青磁片探しのつもりだったけど、微小貝狙いに変更だ。じっくりと腰を据えて見ていくと、一か所やたらにイトカケガイが溜まっている場所があった。小さいものが多いけれど、ざっと50個で種類もいろいろ。今まで地元でこれだけの数のイトカケガイを拾ったのは初めてだ。豆腐川の東側だけで2時間費やしてしまった。


         

一番目だったのはクリンイトカケ。他のイトカケガイに比べて縦肋が低くて数が多い。螺肋もあるので、よく見ると編み目模様になっているのが特徴だ。一番大きな個体は殻長18ミリ。ただ反対の側に、タマガイ類の空けた丸穴がある。今までにあんまり拾った記憶がないのだけど、ちょっと他のイトカケガイと異なる雰囲気に、見逃していたりしたかな?


         

前記事のコメントで、海のCMさんから報告のあったオダマキも5個。そして地元では初のクレハガイも1個拾えた。このちょっと茶色いイトカケガイたち、けっこう好きなんだな〜。個人的には白いヤツより好きかも。


         

前記事でも話題にしたヒメネジガイに似たものが、今回もいくつか。縦肋がら螺層の上端ではっきりと角状になっている(って言っていいよね? 笑)。縦肋の数はたぶん16本くらいで、ハタエヒトカケの「約20本」とは差があるようだし、これはトゲヒメネジガイとしてもいいだろう(たぶん)。今回はこの他にもコメツブウニ類が17個も拾えたし、未報告の前回も10個ほど拾っているので、イトカケガイ類も含めて復活傾向だったりするかな? そうだと嬉しいな。




1月の空の色いろ……海山日和
姫捻子貝をさがせ!
       

そろそろ微小貝が楽しくなる季節。先日ちょろっと海岸に行ったときには、良い感じに微小貝が打ち上がっていた。他の人が拾うサクラガイ類には目もくれず、もっと小さな獲物を狙う。その時は、ずいぶん久しぶりにロウソクツノガイがまとまって拾えたし、珍しくコメツブウニなどが数個拾えた。微小貝で、やっぱり見つかると嬉しいのがイトカケガイ類。地元ではなかなか数も種類も出ないけれど、丁寧に探せばいくつかは拾うことができる。そんな中でちょっと困っているのがヒメネジガイ。小さな図鑑では詳しい解説もなく、その同定のポイントがイマイチわからない。しかも貝拾いのバイブルzaimokuza77さんの「材木座海産貝類のホームページ」を見ると、写真上パッと見、似ているものが、ナガヒメネジガイ、トゲヒメネジガイ、ハタエイトカケ、ウスヒレイトカケ…と4種類もあるのだ。なんとなく、これっぽい…までは行くのだけど、後はお手上げ。上の写真のイトカケガイ類、いったいどれがヒメネジガイ?


           

なんとなく違和感を感じたものを選び出した…つもりなのが2枚目の写真(既に記憶曖昧)。内側3つはネジガイの小さいのかな? 左上と右横のは縦肋が角張る感じがあるので、トゲヒメネジガイあたりなのだろうか…。というか、とにかくジッと見ていると目はショボショボしてくるし、みんな同じに見えてきて、もう何がなんだかわからなくなる〜。という訳で皆さん、自分が思う、自分なりのヒメネジガイを、写真の中から探してみてね!(笑)
蝋燭と二股
        

前々回の記事からのツノガイ繋がり。僕が地元の貝を調べる時に参考にさせてもらっているのが、zaimokuza77さんの「材木座産貝類」HP。僕は昔から貝好きではあったものの、かなりの偏食というか偏愛系。「材木座産貝類」の関連ページを見て、初めて名前を知った貝も多かったりする。ロウソクツノガイもその1つだ。海岸で微小貝を探していると、ごく小さいツノガイを見かける。てっきりヤカドツノガイの幼貝と思っていたら、違う種類の貝だったのだ。とにかく大きさは殻長1センチ、殻径1ミリくらいしかないし、見つけるのも拾うのも大変だ。本来は殻頂部分に灯心のような細い出っ張りがあり、これが名前の「蝋燭」の由来となっているのだけど、拾える貝殻ではこの部分がないのがちょっと残念なのだ。


          

さて、最初の写真を見ていて気がついた人もいたかもしれないけれど、僕も撮った写真を見ていて初めて気がついた(写真はルーペを使って拡大して撮ってるよ)。実はちょっと形の違うのが混じっているのだ。それを抜き出したのが2枚目の写真。大きさはほとんど変わらないものの、殻頂部分が凹んでいる! 図鑑で調べてみると、なんとこれ殻頂が割れているのではなく、フタマタツノガイという別のツノガイだった。一応分布は房総半島以南なので、相模湾にいても不思議じゃない。しかし、これブログのネタ用に写真撮らなかったら、まったく気がつかないまま終わってたな〜(笑)


八角角貝 Yakadotunogai
        
        

小学校低学年のころから何故か貝殻が好きだった。その中でもツノガイというのは、自分の地元の海岸、そして家族旅行などで訪れた海岸では拾えない貝であり、貝なのに巻き貝でも二枚貝でもない不思議な存在。いわば憧れの貝だった。そのツノガイ、当時の自分のイメージとしてはとても珍しいものだったのだけど、おとなになってから逗子や鎌倉の海岸を歩いて、そこで普通に拾えることを知った時は、かなりのショックだった(笑) ここ数年は以前より減ってきたような気もするけれど、それでも注意しながら歩けば見つけられるだろう。しかも(なぜか理解に苦しむのだが)桜貝を拾う人は多いのに、ツノガイを拾う人はほとんどいないから、独り占めできるかも。逗子や鎌倉の海岸でよく拾えるツノガイは、断面が八角形をしているヤカドツノガイ。殻径は4〜5ミリで、殻長は長いもので5センチを超える。しかし、考えてみると、変なものに惹かれる性質は、子供のころに既に自分の中で芽生えていたんだなぁ(笑)


          


秋も盛り。フィールドをもっと楽しもう!……海山日和
祭りのあとの寂しさが(アサガオガイ・ルリガイ)
           
       

やってくるはずもなく、後処理で大変。拾った自分が悪いのだけど、とにかく数が多いので中身を抜くだけでも、かなりの時間が掛かった。表面のヌルヌルをきれいにしている余裕もなく乾かしたので、ちょっと見た目が汚いかも(苦笑)でも、それが取れると色が薄くなるんだな〜。それで数えたよ。結果は、アサガオガイ:155個、ルリガイ:70個、ヒメルリガイ:18個の、総計243個! よくもまあ拾ったな。でも、歩けば歩くほど、目の前にポロポロ打ち上がっているんだから、拾っちゃうよね。それがビーチコーマーの、ヒロイニストの性なのさ(笑) ちなみに今週に入って、ちょっと立ち寄った別の海岸で50個弱拾っちゃった。前回の大量漂着時に30個ほど拾っているので、今季だけで300個以上拾ったことになる。こんなのは昔、沖縄で150個くらい拾って以来だ。その時は、まだ生まれてから年月の経っていなさそうな小さなものばかりだったけど、今回は十分に成長していてサイズも揃っている。ただ数が出た割には卵嚢を持っていたのは少なかった。またルリガイの中には、貝殻の修復跡のあるものもいた。しかし、こんなに拾ってしまうと来季から感動が薄れそうで恐いな…。とは言え、大量漂着なんて、次は何年後に巡り会えるかわからないけどね。


        


秋の野山も、秋の海も楽しいね!……海山日和
速報・祭り開催中
          

本日、鎌倉の海岸で祭りが開催中だった! 今回はアサガオガイ3:2ルリガイの割合で、若干ヒメルリガイが混じる感じ。漂着のピークは午後だったようで、夕方5時過ぎでも一部漂着が続いていた模様。材木座海岸はかなり徹底的に拾ったけれど、由比ヶ浜はまったく手つかず。でも、もう僕はお腹いっぱい(笑) この他には、青いクラゲ3種、アオミノウミウシ、オキナガレガニ、ウミアメンボも確認。情報を寄せていただいたhiyocoさん、ありがとうございました。


瑠璃祭り(ルリガイ)
           
       

今週月曜日、「えのしま貝散歩」のhiyocoさんがルリガイの漂着を記事に書かれていた。週末の残念な結果でちょっとストレスが溜まっていたので、まあ2〜3個でも拾えればいいかと翌火曜日に鎌倉に出かけてみた。そしたら…あったよ!しかもたくさん!! およそルリガイと縁がなさそうな川由来のアシ屑に混じってポツポツと。これは久々の大量漂着だ。夢中になって探していると、1人の男性からお声をかけられた。鎌倉在住のNさん。彼のお話によれば月曜日からかなりの数が漂着していたとのこと。エリアも材木座海岸だけでなく由比ヶ浜まで。しかも由比ヶ浜の方はヒメルリガイも多く漂着していたらしい。Nさんが拾われたものも見せていただいたが、けっこうな数を拾われていた。こちらは時間もなかったので材木座海岸の西半分だけしか歩けず。でもルリガイが30個とヒメルリガイが1個。Nさんは僕の数倍は拾っていると思われるし、海岸で踏みつぶされていたものもかなりの数があったので、100個は軽くオーバー、おそらく200個レベルの漂着だったようだ。状態の悪いものもあるけど、久しぶりにまとまった数のルリガイが拾えてなかなかの満足感(むふ〜)


         


拾えなくても楽しいもん!……海山日和
瑠璃と紅と縞
           

台風15号が沖縄や九州に上陸して被害が出ているようですが、そちら方面のびーちこ仲間の皆さんは大丈夫でしょうか。さて、今回のダブル台風、先週の内はこちらには強いうねりと南風をもたらし、青い連中や南のものを運んできてくれた。ところが台風が動いていくにつれて、風向きは北〜北東風に。こうなると漂着物は期待できないのだけれど、先週の落ち穂拾いにでも…と浜辺を2か所回ってきた。クラゲの痕跡も中国浮きもあまりない中、それでも人の足跡に隠れるようにルリガイひとつ。先週のものより一回り小さいけれど、まあまあの大きさだ。岩場の方へ進むと、まだ少し残った台風のうねりで波打ち際には貝溜まりができていた。その中に煌めく紅色。おっとビックリ!ベニキヌヅツミだ。何気に打ち上げ採集では初物かも。両端はさすがに折れているものの、34ミリもある立派な成貝だ。そのほか打ち上げ物の中ではミスガイが目についた。唯一、破損していなかった小さなものをお持ち帰り。たった3つの小さなお土産だけど、嬉しいね!
(拾ってこなかったものは、こちらで!)


         
夕闇の中で…ルリガイ
            

昨日の夕方、8月には珍しく鎌倉の材木座海岸へ出かけた。というのも「江ノ島貝散歩」のhiyocoさんが、一昨日18日の夕方に青いクラゲや漂流ガニたちが来ました〜とコメントレスに。これはちょっと様子を見てくるかな…と思った次第。とは言え、早朝から起きられる訳もなく、日中の海水浴場に行く気力もなく、夕方5時過ぎになってから海岸へ。青いクラゲなどの漂着は本当に一時の出来事で、2日も続くことはない。しかも鎌倉の海岸と来たら早朝から重機まで投入しての海岸掃除がある。まあ気分転換だよね〜という心持ち。案の定、波打ち際にはギンカクラゲが数枚いるのみ。でも少し陸よりの満潮線あたりを見ていくと…。おやおや? ギンカクラゲの残骸が多数…そして見覚えのあるこの果実、2012年以来2個目のビンロウだ。他にもぽろぽろ打ち上がってる。俄然やる気が出てきて1時間で帰る予定のところを結局2時間コース。


          
          

そしてそして、漂着物の塊から少し目を離したところにポツン…と、ありましたよ! けっこう良いサイズのルリガイが。位置的にもおそらく一昨日夕方くらいに打ち上がったものだろう。一昼夜、特に散歩する人やウィンドサーファーが闊歩する昼間をよくも無事に切り抜けてくれた。写真は拾い上げる前に、ぐっと我慢して写した一枚と、拾い上げてビンロウと一緒に(大きさはこれくらい)。その後、その近くでもう1個ルリガイを拾って合計2個。


        

これが今回拾った2つのルリガイ。とってもお馬鹿なことに右側のを落として破損してしまったのだけど(泣きたいくらいショック!傷が痛々しい…)、問題はそこじゃない。2つの形態の違いにお気づきだろうか。右側のは螺塔が低く平巻き状で、殻口縁の形は円くて下部も円くて下に長く伸びない。また写真ではわかりづらいけれど軸唇は捻れている。つまり、これってハブタエルリガイではないだろうか。よくハブタエルリガイの特徴として小型で色が淡いことが挙げられるけれど、それは見ての通り当てはまらない。なにしろ色はしっかり青紫が出ているし、殻長は25ミリもある。実のところ形態的にはルリガイなのに軸唇が捻れた個体や、色がほとんど白いのに形態はルリガイの個体も拾っている。もっともそのルリガイにしても海外の写真(ロッテルダム自然史博物館のHP)を見ると、形態がもう少し細身で日本のとは違う種類に見える。研究しづらい対象だろうけれど、この仲間って分類の再検討も必要なんじゃないだろうか…なんて考えてしまうな。



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