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びーちこブログ・海辺で出会った拾いもの、アレコレ。。。
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台風ラッシュまとめ
           
       

先月末から今月初めにかけての台風ラッシュ。ブログではとりあえず8月31日のルリガイ1個漂着(鎌倉・材木座海岸)を報告したが、その後にほかの海岸などを歩いた結果、もう若干の青い貝を追加することができたので紹介しておこう。


        

拾った場所は横須賀市某所のポケットビーチと葉山・一色海岸で、ルリガイ7個(写真は8/31の1個も入れてある)、アサガオガイ極小1、ヒメルリガイ極小1。これは台風10号由来のもの。その後、九州方面から日本海側に抜けた台風12号絡みの南風のときにヒメルリガイ3個。昨年の大量漂着2回というのが稀なことで、まあこれが通常運転というか、我が地元ではむしろ良い方だろう。特筆すべきは下の写真。右側の個体が通常見られる典型的なルリガイで、稀に螺塔がもっと低く、体層(1段目)からほとんど突き出ないものがある。左側の個体はその逆で、螺塔が高いタイプ。実はこれもかなり珍しく、ここまで高い個体は自分でも初めて拾った。ルリガイも奥が深いね。

        

夏の忘れ物…16’初瑠璃
       
         

観測史上初めて東北太平洋側に上陸し、各地に爪痕を残した迷走台風10号。台風のルート的に、関東接近時は風が北寄りだったのだが、台風が北へ向かった30日の夕方からは吹き戻しの、やや強めの南風が吹き始めた。南風は翌31日も吹き続けたので、その日の夕方、そろそろ頃合いかと思って海岸に行ってみた。予想通り、鎌倉・材木座海岸はギンカクラゲ祭だった。相当な数、おそらく数百レベルで揚がっていたのだが、写真の通りほとんどが“銀貨”状態で、新鮮なものは全体の5分の1以下だったろうか。カツオノエボシは1個体のみ。エボシもんは、主に軽石に付着したものが、そこそこの数漂着していた。青いクラゲがいるなら、当然青い貝も期待するよね。しかし、何だか渋い…。


             

日没前後のおよそ1時間半、じっくりと探し歩いた結果、見つかったのはルリガイ1個だけ。茶色いのとか期待したんだけど、そんなに甘くはないね。アオミノウミウシもオキナガレガニにも会えなかったし、種子もなし。でも、8月の最後の日の、まさに日が沈むその一時に、1つだけルリガイに出会うというのも、何だかセンチメンタルな感じじゃない?(笑)


        
        

拾ったルリガイはなかなかのサイズ。割れ欠けもなくいい状態だ。平日のそんな時間でも、海で遊ぶ人やイヌの散歩の人が多く、しかも満潮近くで人の歩けるエリアも狭かったから、よくぞ踏まれずにいてくれた!という感じ。泡の筏には、卵囊もついていた。子孫を残せなかったのは残念だけど、せめて君の貝殻は大切にするよ。


三角法螺 mitsukadobora


        

春に西表島で拾ってきた貝。自分用に拾った貝殻は3つだけで、その中の1つだ。海岸のちょうど波打ち際に転がっていた。この手の巻き貝を海岸で拾うと大抵はヤドカリがお住まいになっているのに、これは珍しく“空き家”。見た目も新鮮な感じだったのでお持ち帰りした。名前はミツカドボラ。特に珍しい種類ではないようだけど、ネットなどで出てくる写真のものは、表面に石灰質が付着しているものが多く、今回のもののように“地肌”が出ているのは少なかった。確かにこの見た目は大事で、これが石灰質の付着したものだったら、持ち帰らなかったかもしれない(笑) 名前の「三角」は、貝殻の背側に大きな張り出しがあり、殻口外唇と体層の肩の張り出しと合わせて、3つの角があると見立てたものだ。殻口の内側は淡く桃色に染まっていて、なかなか美しい。ちょっとした手土産としては上等だね。


         
西表島の拾いもの・シレナシジミ
     

西表島のマングローブを歩くとけっこう目にする巨大生物、それがこのシレナシジミ。その大きさは一般に食用にされるシジミ(ヤマトシジミ、マシジミ)と比べると、殻幅にして5倍以上で、体積にしたら十数倍はある感じ。国内では奄美諸島以南の河口、マングローブ域に生息しているため、マングローブシジミなどと呼ばれることもある。正式な和名はヒルギシジミで、国内にはリュウキュウヒルギシジミとヤエヤマヒルギシジミの2種が分布しているらしい。この貝殻がどちらのものかは不明だけど、写真などを見ているとこの個体のように黒い殻皮が発達するものと、あまり発達していないものが見られる。もちろんそれが種類差なのか個体差(または成長差)なのか確かめてはないのだけどね。


              
              
          

下3点が現地での写真。手に持った状態を見れば、その大きさを実感してもらえると思う。拾ってきたものはだいたい殻幅10センチ弱と言ったところだが、下2〜3枚目の写真のものが、いくつか見た中では最大の個体で、殻幅はおよそ12センチ。デカいでしょ! 自然状態では下1枚目のように貝殻のほとんどを泥の中に潜らせていて、殻の一部が見えていることが多い。下2〜3枚目のものはなぜかポロッと泥の上に出ていたので、実は下2枚目写真はヤラセだったりする(笑) 中身は貝殻の大きさに比べると小さいようだけど、現地では食用にされている。ただ本当に地元の人が食べるのみで、宿の食事に出たり食堂のメニューに載ることはないようだ。


糸掛け祭(クリンイトカケ)
       

今週の木曜日は寒さも和らいだので海へ。場所は例によって鎌倉の材木座海岸。干潮時間前に浜辺に着くと、いい感じで細かいゴミが帯状に漂着している。青磁片探しのつもりだったけど、微小貝狙いに変更だ。じっくりと腰を据えて見ていくと、一か所やたらにイトカケガイが溜まっている場所があった。小さいものが多いけれど、ざっと50個で種類もいろいろ。今まで地元でこれだけの数のイトカケガイを拾ったのは初めてだ。豆腐川の東側だけで2時間費やしてしまった。


         

一番目だったのはクリンイトカケ。他のイトカケガイに比べて縦肋が低くて数が多い。螺肋もあるので、よく見ると編み目模様になっているのが特徴だ。一番大きな個体は殻長18ミリ。ただ反対の側に、タマガイ類の空けた丸穴がある。今までにあんまり拾った記憶がないのだけど、ちょっと他のイトカケガイと異なる雰囲気に、見逃していたりしたかな?


         

前記事のコメントで、海のCMさんから報告のあったオダマキも5個。そして地元では初のクレハガイも1個拾えた。このちょっと茶色いイトカケガイたち、けっこう好きなんだな〜。個人的には白いヤツより好きかも。


         

前記事でも話題にしたヒメネジガイに似たものが、今回もいくつか。縦肋がら螺層の上端ではっきりと角状になっている(って言っていいよね? 笑)。縦肋の数はたぶん16本くらいで、ハタエヒトカケの「約20本」とは差があるようだし、これはトゲヒメネジガイとしてもいいだろう(たぶん)。今回はこの他にもコメツブウニ類が17個も拾えたし、未報告の前回も10個ほど拾っているので、イトカケガイ類も含めて復活傾向だったりするかな? そうだと嬉しいな。




1月の空の色いろ……海山日和
姫捻子貝をさがせ!
       

そろそろ微小貝が楽しくなる季節。先日ちょろっと海岸に行ったときには、良い感じに微小貝が打ち上がっていた。他の人が拾うサクラガイ類には目もくれず、もっと小さな獲物を狙う。その時は、ずいぶん久しぶりにロウソクツノガイがまとまって拾えたし、珍しくコメツブウニなどが数個拾えた。微小貝で、やっぱり見つかると嬉しいのがイトカケガイ類。地元ではなかなか数も種類も出ないけれど、丁寧に探せばいくつかは拾うことができる。そんな中でちょっと困っているのがヒメネジガイ。小さな図鑑では詳しい解説もなく、その同定のポイントがイマイチわからない。しかも貝拾いのバイブルzaimokuza77さんの「材木座海産貝類のホームページ」を見ると、写真上パッと見、似ているものが、ナガヒメネジガイ、トゲヒメネジガイ、ハタエイトカケ、ウスヒレイトカケ…と4種類もあるのだ。なんとなく、これっぽい…までは行くのだけど、後はお手上げ。上の写真のイトカケガイ類、いったいどれがヒメネジガイ?


           

なんとなく違和感を感じたものを選び出した…つもりなのが2枚目の写真(既に記憶曖昧)。内側3つはネジガイの小さいのかな? 左上と右横のは縦肋が角張る感じがあるので、トゲヒメネジガイあたりなのだろうか…。というか、とにかくジッと見ていると目はショボショボしてくるし、みんな同じに見えてきて、もう何がなんだかわからなくなる〜。という訳で皆さん、自分が思う、自分なりのヒメネジガイを、写真の中から探してみてね!(笑)
蝋燭と二股
        

前々回の記事からのツノガイ繋がり。僕が地元の貝を調べる時に参考にさせてもらっているのが、zaimokuza77さんの「材木座産貝類」HP。僕は昔から貝好きではあったものの、かなりの偏食というか偏愛系。「材木座産貝類」の関連ページを見て、初めて名前を知った貝も多かったりする。ロウソクツノガイもその1つだ。海岸で微小貝を探していると、ごく小さいツノガイを見かける。てっきりヤカドツノガイの幼貝と思っていたら、違う種類の貝だったのだ。とにかく大きさは殻長1センチ、殻径1ミリくらいしかないし、見つけるのも拾うのも大変だ。本来は殻頂部分に灯心のような細い出っ張りがあり、これが名前の「蝋燭」の由来となっているのだけど、拾える貝殻ではこの部分がないのがちょっと残念なのだ。


          

さて、最初の写真を見ていて気がついた人もいたかもしれないけれど、僕も撮った写真を見ていて初めて気がついた(写真はルーペを使って拡大して撮ってるよ)。実はちょっと形の違うのが混じっているのだ。それを抜き出したのが2枚目の写真。大きさはほとんど変わらないものの、殻頂部分が凹んでいる! 図鑑で調べてみると、なんとこれ殻頂が割れているのではなく、フタマタツノガイという別のツノガイだった。一応分布は房総半島以南なので、相模湾にいても不思議じゃない。しかし、これブログのネタ用に写真撮らなかったら、まったく気がつかないまま終わってたな〜(笑)


八角角貝 Yakadotunogai
        
        

小学校低学年のころから何故か貝殻が好きだった。その中でもツノガイというのは、自分の地元の海岸、そして家族旅行などで訪れた海岸では拾えない貝であり、貝なのに巻き貝でも二枚貝でもない不思議な存在。いわば憧れの貝だった。そのツノガイ、当時の自分のイメージとしてはとても珍しいものだったのだけど、おとなになってから逗子や鎌倉の海岸を歩いて、そこで普通に拾えることを知った時は、かなりのショックだった(笑) ここ数年は以前より減ってきたような気もするけれど、それでも注意しながら歩けば見つけられるだろう。しかも(なぜか理解に苦しむのだが)桜貝を拾う人は多いのに、ツノガイを拾う人はほとんどいないから、独り占めできるかも。逗子や鎌倉の海岸でよく拾えるツノガイは、断面が八角形をしているヤカドツノガイ。殻径は4〜5ミリで、殻長は長いもので5センチを超える。しかし、考えてみると、変なものに惹かれる性質は、子供のころに既に自分の中で芽生えていたんだなぁ(笑)


          


秋も盛り。フィールドをもっと楽しもう!……海山日和
祭りのあとの寂しさが(アサガオガイ・ルリガイ)
           
       

やってくるはずもなく、後処理で大変。拾った自分が悪いのだけど、とにかく数が多いので中身を抜くだけでも、かなりの時間が掛かった。表面のヌルヌルをきれいにしている余裕もなく乾かしたので、ちょっと見た目が汚いかも(苦笑)でも、それが取れると色が薄くなるんだな〜。それで数えたよ。結果は、アサガオガイ:155個、ルリガイ:70個、ヒメルリガイ:18個の、総計243個! よくもまあ拾ったな。でも、歩けば歩くほど、目の前にポロポロ打ち上がっているんだから、拾っちゃうよね。それがビーチコーマーの、ヒロイニストの性なのさ(笑) ちなみに今週に入って、ちょっと立ち寄った別の海岸で50個弱拾っちゃった。前回の大量漂着時に30個ほど拾っているので、今季だけで300個以上拾ったことになる。こんなのは昔、沖縄で150個くらい拾って以来だ。その時は、まだ生まれてから年月の経っていなさそうな小さなものばかりだったけど、今回は十分に成長していてサイズも揃っている。ただ数が出た割には卵嚢を持っていたのは少なかった。またルリガイの中には、貝殻の修復跡のあるものもいた。しかし、こんなに拾ってしまうと来季から感動が薄れそうで恐いな…。とは言え、大量漂着なんて、次は何年後に巡り会えるかわからないけどね。


        


秋の野山も、秋の海も楽しいね!……海山日和
速報・祭り開催中
          

本日、鎌倉の海岸で祭りが開催中だった! 今回はアサガオガイ3:2ルリガイの割合で、若干ヒメルリガイが混じる感じ。漂着のピークは午後だったようで、夕方5時過ぎでも一部漂着が続いていた模様。材木座海岸はかなり徹底的に拾ったけれど、由比ヶ浜はまったく手つかず。でも、もう僕はお腹いっぱい(笑) この他には、青いクラゲ3種、アオミノウミウシ、オキナガレガニ、ウミアメンボも確認。情報を寄せていただいたhiyocoさん、ありがとうございました。


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