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びーちこブログ・海辺で出会った拾いもの、アレコレ。。。
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蝋燭と二股
        

前々回の記事からのツノガイ繋がり。僕が地元の貝を調べる時に参考にさせてもらっているのが、zaimokuza77さんの「材木座産貝類」HP。僕は昔から貝好きではあったものの、かなりの偏食というか偏愛系。「材木座産貝類」の関連ページを見て、初めて名前を知った貝も多かったりする。ロウソクツノガイもその1つだ。海岸で微小貝を探していると、ごく小さいツノガイを見かける。てっきりヤカドツノガイの幼貝と思っていたら、違う種類の貝だったのだ。とにかく大きさは殻長1センチ、殻径1ミリくらいしかないし、見つけるのも拾うのも大変だ。本来は殻頂部分に灯心のような細い出っ張りがあり、これが名前の「蝋燭」の由来となっているのだけど、拾える貝殻ではこの部分がないのがちょっと残念なのだ。


          

さて、最初の写真を見ていて気がついた人もいたかもしれないけれど、僕も撮った写真を見ていて初めて気がついた(写真はルーペを使って拡大して撮ってるよ)。実はちょっと形の違うのが混じっているのだ。それを抜き出したのが2枚目の写真。大きさはほとんど変わらないものの、殻頂部分が凹んでいる! 図鑑で調べてみると、なんとこれ殻頂が割れているのではなく、フタマタツノガイという別のツノガイだった。一応分布は房総半島以南なので、相模湾にいても不思議じゃない。しかし、これブログのネタ用に写真撮らなかったら、まったく気がつかないまま終わってたな〜(笑)


八角角貝 Yakadotunogai
        
        

小学校低学年のころから何故か貝殻が好きだった。その中でもツノガイというのは、自分の地元の海岸、そして家族旅行などで訪れた海岸では拾えない貝であり、貝なのに巻き貝でも二枚貝でもない不思議な存在。いわば憧れの貝だった。そのツノガイ、当時の自分のイメージとしてはとても珍しいものだったのだけど、おとなになってから逗子や鎌倉の海岸を歩いて、そこで普通に拾えることを知った時は、かなりのショックだった(笑) ここ数年は以前より減ってきたような気もするけれど、それでも注意しながら歩けば見つけられるだろう。しかも(なぜか理解に苦しむのだが)桜貝を拾う人は多いのに、ツノガイを拾う人はほとんどいないから、独り占めできるかも。逗子や鎌倉の海岸でよく拾えるツノガイは、断面が八角形をしているヤカドツノガイ。殻径は4〜5ミリで、殻長は長いもので5センチを超える。しかし、考えてみると、変なものに惹かれる性質は、子供のころに既に自分の中で芽生えていたんだなぁ(笑)


          


秋も盛り。フィールドをもっと楽しもう!……海山日和
祭りのあとの寂しさが(アサガオガイ・ルリガイ)
           
       

やってくるはずもなく、後処理で大変。拾った自分が悪いのだけど、とにかく数が多いので中身を抜くだけでも、かなりの時間が掛かった。表面のヌルヌルをきれいにしている余裕もなく乾かしたので、ちょっと見た目が汚いかも(苦笑)でも、それが取れると色が薄くなるんだな〜。それで数えたよ。結果は、アサガオガイ:155個、ルリガイ:70個、ヒメルリガイ:18個の、総計243個! よくもまあ拾ったな。でも、歩けば歩くほど、目の前にポロポロ打ち上がっているんだから、拾っちゃうよね。それがビーチコーマーの、ヒロイニストの性なのさ(笑) ちなみに今週に入って、ちょっと立ち寄った別の海岸で50個弱拾っちゃった。前回の大量漂着時に30個ほど拾っているので、今季だけで300個以上拾ったことになる。こんなのは昔、沖縄で150個くらい拾って以来だ。その時は、まだ生まれてから年月の経っていなさそうな小さなものばかりだったけど、今回は十分に成長していてサイズも揃っている。ただ数が出た割には卵嚢を持っていたのは少なかった。またルリガイの中には、貝殻の修復跡のあるものもいた。しかし、こんなに拾ってしまうと来季から感動が薄れそうで恐いな…。とは言え、大量漂着なんて、次は何年後に巡り会えるかわからないけどね。


        


秋の野山も、秋の海も楽しいね!……海山日和
速報・祭り開催中
          

本日、鎌倉の海岸で祭りが開催中だった! 今回はアサガオガイ3:2ルリガイの割合で、若干ヒメルリガイが混じる感じ。漂着のピークは午後だったようで、夕方5時過ぎでも一部漂着が続いていた模様。材木座海岸はかなり徹底的に拾ったけれど、由比ヶ浜はまったく手つかず。でも、もう僕はお腹いっぱい(笑) この他には、青いクラゲ3種、アオミノウミウシ、オキナガレガニ、ウミアメンボも確認。情報を寄せていただいたhiyocoさん、ありがとうございました。


瑠璃祭り(ルリガイ)
           
       

今週月曜日、「えのしま貝散歩」のhiyocoさんがルリガイの漂着を記事に書かれていた。週末の残念な結果でちょっとストレスが溜まっていたので、まあ2〜3個でも拾えればいいかと翌火曜日に鎌倉に出かけてみた。そしたら…あったよ!しかもたくさん!! およそルリガイと縁がなさそうな川由来のアシ屑に混じってポツポツと。これは久々の大量漂着だ。夢中になって探していると、1人の男性からお声をかけられた。鎌倉在住のNさん。彼のお話によれば月曜日からかなりの数が漂着していたとのこと。エリアも材木座海岸だけでなく由比ヶ浜まで。しかも由比ヶ浜の方はヒメルリガイも多く漂着していたらしい。Nさんが拾われたものも見せていただいたが、けっこうな数を拾われていた。こちらは時間もなかったので材木座海岸の西半分だけしか歩けず。でもルリガイが30個とヒメルリガイが1個。Nさんは僕の数倍は拾っていると思われるし、海岸で踏みつぶされていたものもかなりの数があったので、100個は軽くオーバー、おそらく200個レベルの漂着だったようだ。状態の悪いものもあるけど、久しぶりにまとまった数のルリガイが拾えてなかなかの満足感(むふ〜)


         


拾えなくても楽しいもん!……海山日和
瑠璃と紅と縞
           

台風15号が沖縄や九州に上陸して被害が出ているようですが、そちら方面のびーちこ仲間の皆さんは大丈夫でしょうか。さて、今回のダブル台風、先週の内はこちらには強いうねりと南風をもたらし、青い連中や南のものを運んできてくれた。ところが台風が動いていくにつれて、風向きは北〜北東風に。こうなると漂着物は期待できないのだけれど、先週の落ち穂拾いにでも…と浜辺を2か所回ってきた。クラゲの痕跡も中国浮きもあまりない中、それでも人の足跡に隠れるようにルリガイひとつ。先週のものより一回り小さいけれど、まあまあの大きさだ。岩場の方へ進むと、まだ少し残った台風のうねりで波打ち際には貝溜まりができていた。その中に煌めく紅色。おっとビックリ!ベニキヌヅツミだ。何気に打ち上げ採集では初物かも。両端はさすがに折れているものの、34ミリもある立派な成貝だ。そのほか打ち上げ物の中ではミスガイが目についた。唯一、破損していなかった小さなものをお持ち帰り。たった3つの小さなお土産だけど、嬉しいね!
(拾ってこなかったものは、こちらで!)


         
夕闇の中で…ルリガイ
            

昨日の夕方、8月には珍しく鎌倉の材木座海岸へ出かけた。というのも「江ノ島貝散歩」のhiyocoさんが、一昨日18日の夕方に青いクラゲや漂流ガニたちが来ました〜とコメントレスに。これはちょっと様子を見てくるかな…と思った次第。とは言え、早朝から起きられる訳もなく、日中の海水浴場に行く気力もなく、夕方5時過ぎになってから海岸へ。青いクラゲなどの漂着は本当に一時の出来事で、2日も続くことはない。しかも鎌倉の海岸と来たら早朝から重機まで投入しての海岸掃除がある。まあ気分転換だよね〜という心持ち。案の定、波打ち際にはギンカクラゲが数枚いるのみ。でも少し陸よりの満潮線あたりを見ていくと…。おやおや? ギンカクラゲの残骸が多数…そして見覚えのあるこの果実、2012年以来2個目のビンロウだ。他にもぽろぽろ打ち上がってる。俄然やる気が出てきて1時間で帰る予定のところを結局2時間コース。


          
          

そしてそして、漂着物の塊から少し目を離したところにポツン…と、ありましたよ! けっこう良いサイズのルリガイが。位置的にもおそらく一昨日夕方くらいに打ち上がったものだろう。一昼夜、特に散歩する人やウィンドサーファーが闊歩する昼間をよくも無事に切り抜けてくれた。写真は拾い上げる前に、ぐっと我慢して写した一枚と、拾い上げてビンロウと一緒に(大きさはこれくらい)。その後、その近くでもう1個ルリガイを拾って合計2個。


        

これが今回拾った2つのルリガイ。とってもお馬鹿なことに右側のを落として破損してしまったのだけど(泣きたいくらいショック!傷が痛々しい…)、問題はそこじゃない。2つの形態の違いにお気づきだろうか。右側のは螺塔が低く平巻き状で、殻口縁の形は円くて下部も円くて下に長く伸びない。また写真ではわかりづらいけれど軸唇は捻れている。つまり、これってハブタエルリガイではないだろうか。よくハブタエルリガイの特徴として小型で色が淡いことが挙げられるけれど、それは見ての通り当てはまらない。なにしろ色はしっかり青紫が出ているし、殻長は25ミリもある。実のところ形態的にはルリガイなのに軸唇が捻れた個体や、色がほとんど白いのに形態はルリガイの個体も拾っている。もっともそのルリガイにしても海外の写真(ロッテルダム自然史博物館のHP)を見ると、形態がもう少し細身で日本のとは違う種類に見える。研究しづらい対象だろうけれど、この仲間って分類の再検討も必要なんじゃないだろうか…なんて考えてしまうな。



指先に青
            

今週の水曜日は日中にかなり強い南風が吹いた。青いクラゲが来ているという話もあったので、翌日とある海岸に出かけてみると…。それほど大きい個体はないけれど、打ち上げ帯に沿ってカツオノエボシがぽつりぽつりと打ち上がっている。今季、これだけまとまった数が来るのは初めてではないだろうか。そうなれば当然、期待するのは青い貝。歩き始めはまだ雨が止んでおらず、傘を差しながら目を皿のようにして打ち上げ帯を見て歩く。


          
          

あったよ〜! だけど小っさ!! 海岸を往復で2キロくらい歩いたけど、見つかったのはこの2個だけ。天気も天気だったので、犬の散歩やサーファーさんの足跡はあったけど、ライバルはいなかったと思う。この大きさだと昨年の秋生まれかな? 冬を越して沖合を漂っていたものではなく、この時期に南方から来たものだろう。今年は我が地元より西南のエリアでも青いクラゲや青い貝が遅れているという。確かShigeさんやhiyocoさんがアサガオガイを拾われてらしたと思うけど、数は出ていないはず。今季はウミガメの産卵上陸も例年よりかなり少ないらしいし、紀伊半島南端あたりの黒潮の流速も例年の半分くらいなのだそうだ。エルニーニョが続いているということだけど、その影響もあるのだろうか。太平洋の熱帯エリアでは水温がとても高く、来週以降、日本列島にも台風がやって来る予報。それでまた何か変化があるかな?



こちらも更新。蟹玉みたよ!……海山日和
ぽんぽん太鼓
      

確証はないけれど和名は太鼓貝だろう。実は1年か1年半前くらいには拾っていたのだけれど、おそらくヤドカリ入りの漁労屑上がりと思われ、石灰藻やフジツボなどが付着していたので長らく放置。でも今年の初めにやっと思い立って綺麗にしてみたよ。でも改めて見てみると状態はそれほど悪くない。殻長は9センチ。大きいものだと10センチを超えるようだ。同じトウカムリ科のカズラガイ、ウネウラシマと比べても、一〜二回りも大きい。少し前に紹介した大きいトキワガイよりさらに大きいから、存在感がある。部屋にちょっと飾っておくにも、なかなかいい感じだよ。


        
         

タイコガイは神奈川ではかなり珍しい部類の貝だと思う。神奈川の貝ならまずここをチェック!の「材木座海産貝類」にも載っていないし、ネットで検索しても出てこない。他の貝に比べても情報が少ない。これはこの貝が南方系であり、比較的深場(生息水深10〜50メートル)に棲んでいることも関係あるだろう。深場のものは打ち上げは期待できないし、こういう時にヤドカリさんはけっこう役立つ。それに漁労屑チェックは思わぬ発見があって楽しいのだけど、最近は個人の刺し網漁師さんがどんどん引退、廃業されているので、機会が減っているのがちょっと残念なのだ。



永久不変の魅力?
      

少し前に鎌倉の由比ヶ浜で出会った貝。久しぶりのトキワガイだ。しかも大きい! トキワガイは分布は一応相模湾以南だけど、メインは遠州灘や紀伊半島以南になる貝で、こちらではけっこう珍しい。拾ったのはこれが2回目で、今回写真に写っている小さいのが、2007年に拾ってこのブログでも一度紹介しているもの。殻長は小さい方が5センチ、今回拾ったものは7センチ強。でも全体のボリューム感は二回りくらい違うね。色も白さが強くてけっこう綺麗だ。同じ仲間(ヤツシロガイ科ヤツシロガイ属)のヤツシロガイに比べて、女性的な雰囲気もあるね。実は生時は茶色っぽい殻皮を被っているのだけれど、一皮むけば永久不変の、つまりは常盤の魅力を持った貝と言えるのかも。


        


地元で馴染みの顔に会ってきた……海山日和

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