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びーちこブログ・海辺で出会った拾いもの、アレコレ。。。
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カニ化石はいずこ?
           

海山日和で公開している通り、少し前に沖縄に行って来た。でも、その拾いものをアップする準備ができていないので、とりあえず繋ぎで別ネタを(苦笑) 先月末、2月にウニ化石を拾った海岸を再訪した。その海岸はカニ化石が出ることが有名な場所で、カニよりウニが好きなのだけど、やはり名物は拾っておきたいと思ったわけだ。ところが…


         
         

見つかったのは、またもウニ化石(笑) カニ化石なんてどこにもない。う〜ん、やっぱり探している場所が微妙に違うのかな。カニ化石のイメージは、しっかり頭に入れてきたつもりだったんだけど…。というわけで、ウニ化石。今回も正形ウニで、1つは完全体、もう1つは破損個体だ。種類的には、前回拾ったもののうちの、ホンウニっぽい方に似ている。大きさはずっと小さくて、前回のが直径35ミリに対して、今回の完品は24ミリ。表面も摩耗が進んでいて、裸殻の模様が消えている部分もある。それでも、やっぱり嬉しいね。


         

さあ、次こそはカニ化石! でも、ブンブクとかカシパンの化石でもいいな〜(笑)



いまさら鎌倉青磁(17/2〜3月)
       
        

早春から春の恒例、鎌倉の青磁片拾い。1月はまあまあだったのだけど、2月は低調で、これだけ。現地写真と集合写真右のものは良い感じで篦文様も残っていて、わかりやすい。集合写真中央のも同じ系統の陶片だ。集合写真左のものは、断面を見ると中国青磁でほぼ間違いない感じなのだけど、表面の青磁釉はあまり典型的、つまり龍泉窯や同安窯的なものではないな〜と思う。陶片表面の摩耗具合は海中での埋蔵状態によって違うし、時代や焼かれた窯が違うと正直なところ区別はできない。しかし龍泉窯の青磁は本当に質の良いものが出るので、左側のものはそれよりは劣る印象があるね。


              

3月は前半まったく海に行けないような状態で、当然、青磁もなし。でも、月半ば過ぎと月末に出かけた2日で、まとまった数が拾えた。もっとも、大きさは長辺2〜3センチのものばかりだけどね。まずは月半ばの成果。この日はけっこう良質のものが拾えた。上の写真は篦文様が残ったもの。断面の気泡もよくわかるね。


         
         
         

この日、拾えたのは8個。特に良かったのは、個別に撮っている2つ。小さいながら蓮弁の様子がよくわかる。色合いも繊細で、質感も良い。これらの元は、龍泉窯系のけっこうな高級品だったと思う。完品だったら文化財クラスだろう。その雰囲気が、小さな陶片からも醸し出されているんだよね。特に上の方はけっこうお気に入りだ。この2つ以外では、集合写真の右上、オリーブ系の青磁で数本の篦文様が残るものも気になる。こちらは同安窯系かな。


              

さて、こちらが月末の成果。この日は9個。ただし、奥から2番目左、青灰色の小片は、もしかしたら江戸青磁かも。この日は他にも2つ江戸生時が落ちていて、一瞬騙されそうになった。江戸青磁の特徴は、断面が細かく粉っぽい感じで、気泡も少ないこと。それに、青磁釉を施しているのが器の外側だけで、内側は白磁に藍色の染付文様がある場合がほとんどだ。


         
         
         
         

この日の良かったもの4つ。一番上は、茶碗の下部、蓮弁の付け根あたりかな。2番目のはオリーブ系で、この手は青磁ではないと勘違いしやすいもの。篦文様は左に行くほど太く、そして下側に曲がっている。これが江戸陶片とかだと、きちんと同心円で縁にそった線になっていることが多い気がする。3番目は2月にも拾った篦文様タイプで、青磁というか青白磁なのかも。4番目は、これもけっこう高級品ぽい、質感のとても良い青磁。蓮弁とはまた少し違う、少し立体感のある造形だ。元はどんな容器だったのだろう。小さな陶片からは、なかなか元の姿を知ることができないけれど、資料写真などを見ながら、いろいろ想像してみるのも楽しいんだよね。


紅小手毬
       

強く、熱く、思い焦がれても、なかなか拾えない、出会えないものというのが、いくつかある。2月半ばの大荒れの後に出会ったこれも、そんなもののひとつ。コデマリウニの紅色バージョン。なんと前に出会ってから9年ぶりの再会だったのだ。地元では、そもそもコデマリウニ自体がそれほど多くない上に、出会うのはほぼ黒か焦げ茶系バージョン。自分はブンブク類が地元ではレアだとよく口にしているけれど、コデマリウニ紅色バージョンは、ブンブク類以上にレアとも言える存在なのだ。ホント、これを見つけた時は、ワナワナと体が震えるほどだった。 ところが……だ。高ぶる気持ちを抑えてこの写真を撮った後、拾い上げると、反口側(上側)がパックリ穴空きだった!!  悔しい! あまりにもショックが大きすぎる…。このままでは帰れるものか! 1個出たならもう1個揚がっていたっていいじゃないか〜! 


              

と言うことで、大量の打ち上げ物を再び隅から隅まで、じっくりと探して、見つけたのがこれ。色味は、最初のものに比べると、紅色の鮮やかさが少し落ちるけど、それでも立派、立派。ちゃんと肛門部も残っているのが嬉しいね。落ち込んでいた気分が、また一気に上昇したよ(笑) このコデマリウニ紅色バージョン、日本海側ではけっこう普通に見られるようだ。もちろん地元で9年ぶりというのは自分個人の場合であって、他のビーチコーマーさんが拾っていることもあるだろう。でも、自分は割りと通っている方だと思うので、やっぱり少ないことは事実のはず。このコデマリウニの紅色は、いったい何に由来するのだろう。少々年数が経つと色が褪せるので(下の写真で奥に写っているのが9年前の紅コデマリ)、エサ由来の色素、カニとかと同じカロテノイド系色素なのかも。それにしても、次はいつ出会えるのだろう? 日本海側に行って、思い切り拾いたい衝動にも駆られるぞ(笑)


         


鳳凰貝
        

先月半ばの大荒れ天気の後、鎌倉の材木座海岸で見慣れない貝を拾った。二枚貝なのに、殻長よりも殻高の方が長くて、ややいびつな形をしている。殻高は5センチほどあり、色も茶褐色で地味め。個人的好みの範疇外だったが、ちょっと気になって拾って帰った。調べてみると、手持ちの図鑑の写真と実物とで印象が違い苦労したが、ホウオウガイという名前がわかった。名前の由来は、貝殻にある多数の筋模様を、たなびく鳳凰の尾羽に例えたのだろう。なかなか優雅な名前だけれど、正直なところ少々名前負けしてないか?と思った。ところが、手に取って眺めている時に卓上ライトの光が当たると、その印象が一変した。う〜ん、これは確かに鳳凰の名に相応しい姿だ。なので、その印象を再現した写真を撮ってみたよ。どうだろう。雲間を飛んで行く、神々しい鳳凰の姿に見えるかな?(笑)


              

このホウオウガイは、カイメンの一種と共生関係を築いている、変わった貝でもある。ホウオウガイは、カイメンの中に潜り込んで身を守り、その一方でホウオウガイが呼吸や採餌のために起こす水流を利用して、カイメンも効率よく呼吸や採餌をしているのだそうだ。ホウオウガイとカイメンでは、食べるエサのサイズも違うので、共生関係が成り立つらしい。予想外の姿に興味深い生態……ホウオウガイは拾って2度美味しい貝だったのだ。



富士山に似た壺
        

2つ前の記事で紹介したウニ化石と、同じ日に拾った化石を今回、紹介しておこう。その場所は、カニ化石が拾える場所として知られていたのだけど、ウニ化石の記事でも書いた通り、マジでカニ化石は1個も拾えなかった。その代わりと言うほどでもないが、ウニ化石以外で「おっ、これは…」と思ったのが、フジツボの化石だ。けっこう、しっかりと形が残っていて、迷うことなく「フジツボだ」と判断できた。直径、高さともに3センチを超えるので、フジツボとしては大きな方かな。形状としてはフジツボ科のものに似ていて、もしかしたら現生に近い種類がいるのかもしれないね。


         

二枚貝の化石は、けっこういろいろな種類が落ちていた。と言っても二枚貝の種類、よくわからないんだけどね(笑) あの定番、ハイガイ化石も落ちていて、かなり立派なサイズもあった。そんな中で持ち帰ったのは、化石としては半分になってしまったものだけど、その内部が方解石(カルサイト)で充填されたもの。乾いてしまうと灰色や茶色っぽく見えて地味〜な感じ。ところが、これが濡れた状態で太陽などの光に当たると、黄色やオレンジ色ぽく見えるのだ。同じようなものは葉山でも1個拾っているけれど、この場所はけっこうたくさん落ちている。こういうのも、ちょっとお得感があっていいよね。


セ538の陶製レート
            

今週の月曜日は大荒れの天気で、海岸には海藻をはじめ、いろいろなものが打ち上がった。ほとんどは貝やアメフラシ、ヒトデ、ナマコ、ウニ…と言った海の生きものだったけれど、その中にこんなものも打ち上がっていたよ。なんと陶製レートクレーム瓶の完品。前に拾ったのは2014年の春だから、3年ぶりの出会いだ。最近は陶片すら少ない鎌倉。こんなまともな状態の陶磁器を拾うのは、けっこう久しぶりじゃないかな。


         
         

しかも、今回は嬉しい統制番号入り。改めて説明する必要もないと思うけれど、この統制番号が入った陶磁器は、第二次大戦下で当局の統制下の元に作られたもの。陶製レートでは現在2カ所、岐阜県東濃地区の1カ所と愛知県瀬戸市の1カ所で作られていたことがわかっている。以前に岐阜県東濃地区の「岐720」は拾っていたが、今回のものは愛知県瀬戸市の「セ538」のものだった。世間的には「セ538」の方が出回っている印象があったのに、自分はやっとお目にかかれたという訳だ。もの的には、今まで拾っているものに比べ、ほんのわずかに小振りな印象を受ける。そして、口部分の成型は一番雑で、正円ではなく楕円になっているのが印象的だ。また、シール窓の部分に、製造時の器具の跡か、縦帯状にごくわずかな窪みがある。


              

レートクレームは戦前の超メジャー商品だっただけに出会う機会も多く、今まで陶製からガラス製まで、いろいろなものを拾っている。でも、今回この「セ538」を拾って、だいたいコンプリートできたかな(今まで拾ったレートクレームについては、ブログ内検索してみてね)。その分、同じレートでも、レートフードを除いた他の製品にはほとんど出会う機会がないのが何なんだけどね(笑)


念願のウニ化石
           

あった〜〜〜! 狭いエリアを、それこそ舐めつくすように探しながらも成果が出ず、少し諦め気分になったころ、海神が微笑んだ。念願のウニ化石完品。ウニ好きとしては、どうしても拾いたいものの1つであったウニ化石。でも、化石はまだ本格的には探していなかったし、今までに拾うことができたのは、地元で見つけたこれだけ。この日も、何となくふと思い立って千葉県の某所まで出かけてみたところ、思わぬ(いや少しは期待してたけど)結果を得たのだ。


         
         

しかも、1個目を見つけた場所から数メートル歩いた先で、もう1個! これはもう奇跡だ。と言うか、これらの場所はすでにゆっくりと1往復はしてたんだけどな。ホントわずかな視線の位置の違いで、ものが見つけられないんだよね。しかし、この場所はカニ化石がよく出る場所と聞いていたんだけど、そのカニ化石は1個も見つけることができなかった…。まあでも、カニより何よりウニが好きなので、十分過ぎる、おつりが来るくらいの成果なんだけどね(笑)


         
         

今回拾ったウニは、外見上からすると2種類。左側のは明らかにサンショウウニ科の仲間だ。右側の少し小さいのは、ホンウニ科だろうか。この場所の化石はかなり新しい時代のものらしいので、現生種とほぼ同じ種類の可能性もあるだろう。左のサンショウウニ類の内部は粒が明らかな砂岩質で充填されていて、一方の右のホンウニ類の内部は砂粒が見えない泥岩質で充填されている。なので、2つのウニ化石が形成された時期はおそらく少し違うのだろう。何にしても、やっと拾うことができたウニ化石完品。最高の宝物になることは間違いない。今回は正形ウニだったので、次はカシパン、ブンブク類のもっとちゃんとした化石を、ぜひとも自分の手で拾ってみたいな〜☆




こちらもよろしく……海山日和
シボリミゾガイ(絞溝貝)
         


         

今月初めに鎌倉の海岸を訪れた際、普段歩いている材木座海岸はあまりパッとしなかったので、滑川で折り返さずに由比ヶ浜まで足を伸ばしてみた。向こうに良さそうな打ち上げ帯が見えていたのだ。細かい貝やコメツブウニなどを探していると、毎度のことながらミゾガイがたくさん打ち上がっている。それらを見ていて、ふと「そう言えば、シボリミゾガイってのがあったよな〜」と思い出した。シボリミゾガイ、zaimokuza77さんの「材木座産貝類」で「特」になっていたので、一度は見てみたいと思っていた貝なのだけど、今まで何度となく鎌倉を歩いても見かけることはなかった。だから思い出しても狙いはコメツブウニだったんだけど、なんか見つけちゃいました(笑)


         

こちらはお馴染みのミゾガイ(写真はサイズが小さくなってますが、シボリミゾガイとさほど変わりません)。シボリミゾガイの最大の特徴は、貝殻に放射状に走る白い帯。でも、シボリミゾガイは稀少種で、ネットで検索しても画像がほとんど出てこない。それにミゾガイにも、写真の右の個体のように、(殻頂から垂直に走る1本以外に)かすかに放射状の帯が出るものもある。だから、実際見分けがつくのかな〜とさえ思っていた。しかし、実物を目の前にすると、まったく別物だった。パッと目に入った瞬間、あぁ、これがシボリミゾガイなんだ…と、はっきりと認識した。なんというか、貝拾いをしていて、久々に衝撃的な出会いだったよ。


今年初青磁(17/1月)
           

    

いやはや何とも、やっと今年2回目の更新…。だって、ネタ切れ気味に加えて、あまり海に行けていないので仕方ないのだもん。とは言え、またこのシーズンがやって来た。そう、鎌倉青磁の季節が! しかも、今月は1回でなかなかの成果が出た。最初の海岸写真のものは、集合写真の右下のもの。太めの篦文様のようなものがあるので同安窯系かな?


         

これは集合写真真ん中のもの。3センチに満たない小さな陶片だけど、うっすらと蓮弁の先端が2つ見えている。青磁釉の質もすごく良くて、ツルツルの肌触り。間違いなく龍泉窯系の高級品…じゃないかな?


         

こちらは集合写真右上のもので、集合写真とは反対側の面。写真ではわかりづらいけど、集合写真の面にも反対側の面にも、うっすらと太めの篦文様のようなものがある。これも同安窯系のものだろう。


         

これは集合写真左上のものを、もう少し大きめに。最初、海岸で見つけた時には土器系かと思ったのだけど、手に取って見ると青磁片であることがわかった。と言っても、青磁釉はほとんど剥がれてしまっている。特徴的なのは滑らかにうねった3本のライン。判断が難しいところだけれど、断面の感じは中国青磁っぽいし、お友達のsatoさんが拾われている中国青磁にも、確か青磁釉の剥げたものがあったような…。これも同安窯系の青磁として良いだろうか。どちらにしても、なかなか興味深いものが拾えて嬉しかった。


扇形のペロペロ
            

ずいぶんとゆっくりの始動になりましたが、2017年最初の更新になります。本年もよろしくお願いいたします。昨年はネタ不足の影響もあり、更新が滞ることも多かったのですが、今年はもう少し頑張っていきたいと思います。


さて、年始一発目ということで少しインパクトのあるネタを。拾ったのは、もうかれこれ7〜8年前。ネタ温存をし過ぎて埃を被っていたものをお披露目しよう。この扇形のペロペロは、過去に駄菓子屋ものの本と、某ディギング・ブログで紹介されたことがあるだけの珍品。僕が出会ったのも、この時一回限りだ。


          

大きさは、扇の横の長さが50ミリ、縦の長さが32ミリ。縁の高さは8〜9ミリで、内側が3〜4ミリ凹んだ形になっている。扇って、子供向きとしては地味に思えるけれど、このあたりが何だか明治や大正時代の雰囲気を感じさせてくれるね。時代的にも戦前は確定で、そこそこ古いものだと思われる。変わり種のペロペロは、これ以外にはベーゴマ型と、トラック型の欠片しか拾ったことがないので、とても大切な宝物だ。今年はこれに匹敵するようなお宝が拾えるかな〜??(笑)



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