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びーちこブログ・海辺で出会った拾いもの、アレコレ。。。
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北のムラサキ
    
この春先は、ガラス壜も陶片もほとんど拾えなかった。そんな中で唯一、心を躍らせてくれたのが、前に紹介したコデマリウニとこのキタムラサキウニ。浜に陸揚げされた小型の漁船の脇に落ちていたので、漁労屑だろう。トゲも落ちて中身もほぼ抜けた、ちょっと古い印象だった。あぁ、大きめのウニ殻があるなぁ…と思ってよく見ると、なにか違和感を感じる。パッと見はムラサキウニなのだけど、なにか…。それで一応、持ち帰って見たのだ。家に戻って漂白すると、色は綺麗な薄緑色に。わずかに残っていたトゲはオリーブ色だし、全体の雰囲気もどこかムラサキウニとは違う。そこであれこれ調べてみたのだが、調べれば調べるほど、違いがわからなくなる(笑) 感じた違和感も個体差の範囲内に思えてくる。そこで、同じくらいのサイズのムラサキウニの殻を拾ってきて、比べてみることにした。そして決定的な証拠を発見。今回は偶然にも、漂白の際に殻の頂上部、生殖板などをちゃんと残すことができた。このキタムラサキウニ、生殖板に大きなトゲ(のつくイボ)があるのだけど、一方のムラサキウニにはそれがない。これは決まりじゃない? キタムラサキウニは、神奈川県あたりが分布の南限。貴重なウニ殻をゲットできたよ〜☆

    

【追記5/29】
    

同定の話が分かりにくいと思ったので、写真をつけますね。今回の同定には、ほぼ同じ大きさのムラサキウニの殻(生殖板を残して漂白)を用意しました。色もわりと緑味のあるものです。でも、並べて見ると、やはりムラサキウニの基本色は灰紫色ですね。下の写真は最初がムラサキウニの生殖板部分、次がキタムラサキウニのものです。生殖板(頂上部の小さな穴の空いたピース)を見ると、キタムラサキウニにはトゲのついていた大きなイボがあることがわかります。肛門部分の形も少し違ってますね。これが同定の決め手。100%とは言い切れませんが、一応『相模湾産海胆類』の解説を元に判断しています。でも、これが生殖板部分のない、小さな個体なんかになると、判断は難しいかも〜。。。


    
    
コメント
from: Shige   2008/05/23 8:14 PM
北のムラサキ・・・何だか居酒屋みたいななまえですこと。

それにしてもキタムラサキウニって、こんな色なのですね。紫っぽくないのにね〜!!
from: トバザクラ     2008/05/25 7:04 AM
↑のコメントを読んでしまって、
北の〜〜酒場通りには〜♪

って一人で心で唄ってしまいそうに。。爆

そのあたりが南限なんですか?
一番南限で拾われた貴重産だったりしたら
更に嬉しいですね〜♪

それにしてもこのなんともいえないオリーブ色と
白っぽさのストライプがいいですね^^
織物みたいです☆

何とも思っていなかったものが
実はとっても貴重なものだったりするから、
どんなものでも見過ごせないですね^^
from: 尚 nao.   2008/05/25 9:24 AM
Shigeさん.

居酒屋ですか〜?
なんかお土産品の名前みたいには思いましたけど(笑)

キタムラサキウニ、
生きているヤツはトゲも色が濃くて、ムラサキウニを大きくした感じです。
でも、紫の感じが赤っぽくないんじゃないかなと思います。
殻は色はともかくとして、非常に似ていますよ。
from: 尚 nao.   2008/05/25 9:32 AM
トバザクラさん。

演歌〜??(爆)

キタムラサキウニは、神奈川ではけっこう珍しいでしょうね。
でも、東北や北海道ではごく普通のウニで
むしろ最近は大発生しすぎて問題になっています。
北海道では本種が増えた結果、最高級のエゾバフンウニにが減ってしまったとか。
また海藻を食べつくして磯焼けの原因になったりもしているようです。
温暖化による水温上昇などの影響もあるようですが…。

とは言っても、殻はなかなか綺麗です。
この明るめの緑色な感じは、ほかにはないかもしれません(笑)
from: ハム子   2008/05/27 10:36 PM
もしかしたら私の今まで拾ったものの中にも、キタムラサキウニがあったりしないか!?
…とウニコレクションを覗いてみましたが、やっぱりなかった…そりゃそうか。
いいなぁ、キタムラサキ。
ちょっと江戸むらさきを思い出したりなんかして。

キタムラサキなのに殻は緑色なんて、ちょっと隠れたお洒落って感じでいいですね。
こういうとき、生殖板が残っていると、決め手になるんですね。私は漂白が適当なので、大抵生殖板が崩れちゃったりするので、気をつけようと思いました。
from: 尚 nao.   2008/05/28 12:07 AM
ハム子さん。

キタムラサキウニ…同定にはちょっと苦労しました。
拾ってきてなんとなく違うな〜という感触はあったのですが
だんだん自信がなくなってきて…(笑)
資料も少ないので、どこまでが個体差の範囲なのか判断つかなくて。
色に関してはちほさんが拾ったものも、同じような色でしたよね。
ただ、『相模湾産海胆類』の写真はこんな色ではないです。

生殖板を残すには、ある程度中身とトゲが取れたら
ウニ殻がヒタヒタに浸るくらいの深さの容器で漂白して
頂上部はギリギリ水面上に出すようにしました。
わりと上手くいきましたよ〜。
from: ミサリン   2008/05/28 8:16 PM
今ほかのムラサキウニの図鑑をガン見してきたら
やっとわかりました。
漁労クズ。。侮れないねえ〜
今度はそっち系をせめる系でいきます系(^0^)
from: 尚 nao.   2008/05/28 9:03 PM
ミサリンさん。

生殖板のところをアップで見るとわかりやすいんですけどね。

でも、なんとな〜くって直感が大事なんでしょう。
そうでなければ拾ってきてないですから(笑)

漁労屑、侮れませんぜ〜。
この春は、ほかにラッパウニもゲットしてますよ。
コデマリみたいなちび系は打ち上げに頼るしかないですけどね。
from: ミサリン   2008/05/29 10:30 PM
尚シャン♪すっごいわかりやすい〜〜〜!!
追記ありがとうございます〜(@ペコリ)
にゃるほどね〜
この刺ですね。
私は学者にはなれそうにありません。。(笑)!!
from: 尚 nao.   2008/05/29 11:11 PM
ミサリンさん。

ウニに関しては情報が少ないですからね〜。
あれこれ眺め回して、いろいろ調べて、やっと…という感じです。
うまく頂上部を残して漂白できたのも大きいですね。

ほかのものでもそうですけど、
せっかくブログなどをしているのですから
うまく情報を共有していければいいですね。
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