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2007.10.09 Tuesday

丸善インキ壜

  
海岸で拾う硝子壜の多くは、たとえ完品でも正体不明のものが多い。でも、わずかながら壜の形で正体がわかるものがある。インク壜もその1つだ。このインク壜、海岸からは結構出てくる。その中から、今回は壜底にMのマークと登録の文字。丸善インクだ。
「丸善」は、福沢諭吉の門下生で医者の早矢仕有的が明治2年(1869)に横浜で創業した丸屋商社が始まりで、書籍や薬、医療器具を輸入する会社だった。翌明治3年、日本橋に書店の丸屋善七商店を開業し(丸屋善七は架空の会社設立者)、これが略されて「丸善さん」と呼ばれるようになったのが、後の会社名の由来だという。会社は多角経営化を進めてさまざまなものを輸入販売するようになり、明治17年(1884)には日本で最初に万年筆を輸入販売したのは有名な話。そして翌18年には、万年筆に必要な丸善インキの製造販売を開始している(インキそのものは明治11年から製造している)。
写真の壜はコルク栓なので、戦前のものだろう。丸善では大正5年(1916)にアテナインキ、7年にオリオンインキを製造発売している。アテナインキは人気商品だったようだけど、写真で見るアテナインキ壜とはデザインが異なる。普通の丸善インキか、オリオンインキか、はたまたアテナインキの別タイプ壜か。海岸で出るのもこのタイプばかりなので普及品だと思うけど、丸善さんに聞いてみようかな(笑)
コメント
こんなの初めて見ましたし、丸善なんて名前のインクも初めて聞きました。
名古屋のある丸善という本屋さんとは何の関係もありませんよね^^;
それにしてもよく割れずに出てきたものですね(いつも関心します)。
びっき☆さん。

現在の丸善は、各地に支店を持つ書店・文具販売店を展開しています。
名古屋にあるのも支店ではないでしょうか?
記事にあるように昔は万年筆を日本で最初に輸入したり
タイプライターを最初に輸入したりしていたそうです。
インクも輸入品は高価だったため自社製造していたようですね。

アテナインクの壜は、骨董市などでも出ているようですよ。
首から胴の間が段々になった透明ガラスビンです。
  • 尚 nao.
  • 2007.10.09 Tuesday 22:34
丸善のインク瓶、私もいつか拾いたいです。今持っているので製造元が判るのは不易くらい。フエキ糊のあの会社もインクを売っていたようです。
  • 陶片狂
  • 2007.10.10 Wednesday 01:13
こんな素敵な色の瓶がインクの瓶なんて!
想像つかないですね!
しかも結構見つかるっていうのもすごいですね^^;


こちらでは、丸善家具っていって、
ちょっと大きめな家具屋さんもありますが
あれもその名残りなのか、
名前そのものが縁起かつぎなのか、、、

マルゼンって薬局もありますよ笑

でもインクをつけて使ってかく書物って
すごく趣がありますよね。

その時代そのものを拾う感じで
とても重みがありそうです^^
  • トバザクラ
  • 2007.10.10 Wednesday 08:06
陶片狂さん。

フエキ糊でインクも作っていたのですか!
こちらではインク壜がよく出ますけど、メーカーがわかるのは少ないです。
新しめのものではパイロットの四角い壜がよく出ます。
古いものでは確か日本の古いメーカーのSSS(サンエス)と
アメリカのSIMCO社のものくらいでしょうか。
  • 尚 nao.
  • 2007.10.10 Wednesday 09:10
トバザクラさん。

けっこう見つかる…といっても、そんなゴロゴロある訳じゃないですよ(笑)
正体が分かる壜ということで、印象が強いのかもしれません。
硝子の色は緑系が多いのですけど、
これって一番普通の色なんでしょうかね?(手間や費用がかからない? 笑)

丸善は、もともと書店と薬品を輸入し販売する会社だったようですが
かなり手広く、いろいろな商品を扱っていたようです。
その当時の関係者とか、なにか繋がりがあるかもしれませんね。

丸善のHPを見るとおもしろいですよ。
日本初の株式会社、日本初の従業員研修、日本初の生命保険…
なんとハヤシライスを考えたのも創業者の早矢仕有的なんだそうです(ヘエ)
  • 尚 nao.
  • 2007.10.10 Wednesday 09:20
そうなんです。私も不易とあったので驚いて調べましたら作っていました。パイロットの四角瓶、これは時々出会いますね。お互い、あまり役に立ちそうもない、面白い変な知識が増えていきますねえ。^m^
  • 陶片狂
  • 2007.10.11 Thursday 00:08
陶片狂さん。

あまり役に立ちそうもない知識だから、きっと面白いんでしょう(笑)

不易糊、HPを見てみました。確かに作ってますね〜。
で、ちょっと気になったのは「不易」の名前の由来です。
HPには書いてないようですが、「易」はかんたん、たやすいって意味ですね。
「不」がつくのだから「たやすくない」ってことでしょうか?
もとは足立商店ですから、不易はもとは商標名ですよね。
はがれにくいってことなのかな?(笑)
  • 尚 nao.
  • 2007.10.11 Thursday 01:02
あ、ほんとだ。不易、確かに。面白いですね。
  • 陶片狂
  • 2007.10.12 Friday 02:41
SSSのインク瓶あります!
古いのですか!
一個は透明で完品、銀化瓶。
もう一個は緑の瓶底です。
それしかないのですよ。
いや〜嬉しいな。
  • アンドウ
  • 2007.10.12 Friday 08:15
陶片狂さん。

でしょう?(笑)
  • 尚 nao.
  • 2007.10.12 Friday 09:42
アンドウさん。

詳しいことはわからないのですが…
SSS(サンエス)は初期の国産万年筆メーカーだったようです。
それに関連してインクも造っていたのだと思います。
メーカーそのものの情報がないので、いつごろまで会社があり
いつごろまでインクの製造販売をしていたのかわかりませんが
戦前のものである可能性は高いと思いますよ(笑)
  • 尚 nao.
  • 2007.10.12 Friday 10:12
以前の記事にコメントで申し訳有りません
実は丸善インキ ATHENA INK 壜で検索してましたら
こちらにたどり着いたしだいです・・
記事に紹介されている アテナインキは上に記したスペルで良いのでしょうか?
ご存知でしたら教えて頂きたいのですが?
宜しくお願いします。
  • あかずきん
  • 2008.10.29 Wednesday 22:23
あかずきんさん。

いえいえ、古い記事でもコメントいただけるのは大歓迎です!
どうしても過去記事は埋もれてしまうので、たまに発掘してもらわないと(笑)

アテナのスペルですか?
アテナはギリシャ神話の女神の名前ですので、それと同じでいいはずです。
確か紙ラベルには女神の横顔が描かれていたはず。
丸善のHPはご覧になりましたか?
スペルはわかりませんが、いろいろな情報が載ってますよ。

古い記事と言えばレートの特集もしてますので、サイト内検索をどうぞ(笑)
  • 尚 nao.
  • 2008.10.30 Thursday 00:06
いいなあー。
丸善の万年筆を愛用している自分にはうらやましい拾い物です。
インクの詰め替え用としても使えそうですね。
昔のガラス製品らしい濁りが良い雰囲気をかもし出してます。
  • Fab
  • 2009.06.05 Friday 16:30
Fabさん。

コメントありがとうございます☆
レトロなデザインの万年筆だったら
現代のインク瓶よりも、こちらの方が似合うかもしれませんね(笑)

海岸で拾ったモノなのでサンドブラスされていますが
元々はもっと透明感があったのだと思います。
ただ時代的に古めなのかガラスが少しポテッと厚みがあって
それが他のインク瓶に比べて独特の味わいを感じさせます。
  • 尚 nao.
  • 2009.06.05 Friday 20:17
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