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2018.12.09 Sunday

かわらけ

        

千葉遠征の続きがあるのだけど、現場写真がない上に、物撮りをしていないので後回し。ひと頃の忙しさを脱したものの、相変わらず地元の海岸はご無沙汰状態だったので、今週、久しぶりに鎌倉を歩いてみた。いつもは材木座海岸だけなのだけど、今回は由比ヶ浜も含めて往復。とは言え、この時期はそれほど何か出る時期でもなし。前の日に少し風が強かった…というのに、わずかな期待を込めてというところだ。しかし、由比ヶ浜の方でほんのわずか微小貝があったくらいで特に拾うものもなく、材木座に戻ってきて青磁片1個。何にもないけど、天気が良くて気持ちいいからいいか〜とくらいのもの。と、思ったらこんなものが落ちていた。




これは、かわらけだ。かわらけとは「土器」と書き、中世の頃によく使われた、使い捨ての素焼きの器のことだ。鎌倉の海岸では、欠片は無数に落ちている。かわらけの欠片の特徴は、レンガや植木鉢のような赤茶色をしていて、ザラザラとした質感。あまり高温で焼かれていないので、断面を見ると赤茶色なのは表面だけで中が黒くなっている。欠片は無数に落ちているとは言え、土に埋もれた遺跡でもなく元が使い捨てだけに、このように全体の形が残っているのは極稀なこと。いつかは拾いたいと思っていたけれど、10年以上鎌倉の海岸を歩いて初めてだ。そういう意味では、中国青磁片よりも貴重かも。口径は6センチ。大きさからすると酒器、盃のようなものだろう。これを使って鎌倉武士が一杯やっていたかもと思うと、なかなか感慨深いね!
コメント
これいいですね!おめでとうございます!
どんな宴に用いられたかわらけなのでしょうね〜♪
こちら目下陶片は不調です。
昨日も寒い中歩いたのに、ほんの小さな欠片ひとつしかなくて寂しい限りでした。
  • sato
  • 2018.12.09 Sunday 22:27
satoさん。

やっと巡り合えた&#12316;という感じです。
やはり鎌倉の海岸を歩くなら、それに謂れのあるものを拾っておきたいですからね。
誰がどんなことに使ったのか、ホント想像を掻き立てられます。
そちらは不調ですか? 今年は今になってやっと本格的に冬という様子ですが
そういうのも影響しているんでしょうかね。
まだシーズンが続くと思いますので、ぜひ面白いものを拾ってください!
  • 尚 nao.
  • 2018.12.10 Monday 21:06
これが「かわらけ」ですか。
もう少し焼きが進んだものを想像していましたが、漁師が焚火で焼いた土錘の風情ですね。なんだかこの上に小さな植木鉢乗せたらよさそう。( ´∀` )
  • Shige
  • 2018.12.10 Monday 23:52
Shigeさん。

おっしゃる通り、本来の「かわらけ」は、もう少し焼きが進んだ、質の良いものが一般的な気がします。
ただ、出土品などの写真をいろいろ見ていると、こういうタイプもあるようではあります。
記事には武士が…なんて書きましたが、もっと庶民的な質の低いものなのかもしれません。
鎌倉の海岸で出る「かわらけ」の欠片は、みんなこんな感じですね。
  • 尚 nao.
  • 2018.12.12 Wednesday 00:39
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