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2017.05.20 Saturday

沖縄の拾いもの…ちびっこウニ

    

4月の沖縄旅行でのビーチコーミングで、一番の目的と言えば、とあるウニ類を拾うことだった。そう、それがこの南方系のマメウニ類! 沖縄本島のとあるビーチで、いくつかの種類が拾えるという情報は、8〜9年前には掴んでいた。それを実際に拾う機会が、ついに訪れたという訳だ。1人、ビーチの波打ち際にしゃがみ込み、じっくりがっつり探した結果、今回は5種類のマメウニ類を拾うことができた。ただし、日本産のマメウニ類については資料も少なく、また分類も再編中のようで、拾ったものの同定はできていないのが残念で、それは今後の課題だ。上の写真には、今回拾ったマメウニ類と、同じビーチで拾った正形ウニ類の極小個体と、タマゴウニの極小個体(右端)も写っている。タマゴウニは前回記事で紹介しているので、それ以外のものを個々に見ていこう。


     

まず情報を掴んでいたものの1つで、数もそこそこ拾えたもの。裸殻はやや平たい卵形かまんじゅう形で、長径は最大12〜13ミリある大型種。花紋は明瞭、殻を構成する板の質感がわかりやすいことや、周口部が深く凹むのが特徴だ。以前はこれがボタンウニかと思っていたのだけど、ボタンウニの特徴である殻内部の隔壁は見当たらないし、サイズも大きくて、『相模湾産海胆類』にも載っている特徴と異なる部分も多い。この写真のウニは地元では見たことがなく、南房総で小さなものを数個拾っているだけ。ちなみに、地元や南房総では、後述するコメツブウニとその近似種以外の、小型のまんじゅう形マメウニ類を多数拾っているのだけど、これも種類がよくわからない。ではそれがボタンウニなのかというと、その殻内部にも隔壁のようなものはないようだし、そもそもボタンウニってどれなのか、本当にわからないことだらけだね。


         

情報を掴んでいたものの、もう1つ。こちらも数はそこそこ拾えた。小さいので拾うのは大変だったけどね(笑) サイズは最大でも長径5ミリ程度で、何より花紋が不明瞭で、その穴の数も少ないのが特徴のマメウニだ。従来、ニホンマメウニ(Fibularia japonica)とされるものよりも、さらに花紋が大雑把なのだ。裸殻の形は卵形で、膨らみも強い。


         

これは3個だけしか拾えなかったもの。大きさは5ミリほどで、裸殻の膨らみが強くて、形が丸いのが最大の特徴だ。花紋はやや不明瞭だけど、花紋の形そのものは整っている。これが、従来マルマメウニ(Fibularia ovulum)とされるものではないかと思う。コロコロしていて可愛らしいし、もっと拾いたかった。


         

これはお馴染み、コメツブウニ(Fibulariella acuta)と思われるもの。ただし、サイズは長径7〜8ミリで、南房総で拾えるような1センチ近い大型のものは見つからなかった。とは言え、その大型タイプが本当にコメツブウニなのかもわからないのだけどね。資料がなくてマメウニ類の記事をまとめられず、ブログにも載せられずにいるうちに、今回の記事をアップすることになってしまったので、何とも中途半端な内容なのはご容赦を…。


         

マメウニ類最後は、コメツブウニに似ているけれど、それより幅の広いだ円形になるもの。これも今回拾えたのは5ミリ程度だが、南房総ではそれより大きいサイズを拾っていて、また小さいものは地元でも拾っている。外見的にはコメツブウニと中間的な形のものもあるので区別しにくいのだけど、分類的にはコメツブウニと分けられて新種?になるらしい。


         

最後の最後はおまけ。正形ウニの極小個体。極小といっても、右のは径8ミリある。おそらく、これはラッパウニではないかと思う。左のは状態があまりよくないので、種類ははっきりしない。ただ、右のと似た部分もあるので同じ種類なのかも。
今回は初めて拾う種類もあって、嬉し楽しのマメウニ拾いになった。でも、波立って打ち上げが増えるであろう台風時期や冬場は、もっと数が拾えるだろうし、あるいはまだ見ぬ種類が見つかるかもしれない。南方系のウニ類については、拾っていない種類もまだまだ多いので、また何とかやりくりして(主に資金 泣)沖縄に行きたいな〜。あ、奄美でもいいけどね(笑)



コメント
う〜ん、細かいですね。
老眼には厳しいものばかり!(笑)
まだ尚さんは目がいいんだね。

  • Shige
  • 2017.05.20 Saturday 20:07
Shigeさん。

自分はまあShigeさんよりは若いですが、老眼は来てますね〜。
近い距離で、特に暗いと、小さな文字が辛い…。
でも、浜でしゃがんで探す分には、適度に距離があるので、小さなものでも大丈夫です(笑)
もっと年を取るとルーペでも持参ですかね〜。
  • 尚 nao.
  • 2017.05.21 Sunday 01:27
凄い〜!!
見た事が無い!!
めっちゃ面白い、なんて楽しい^^
沖縄・・・いいな〜
  • あかずきん
  • 2017.05.21 Sunday 15:13
あかずきんさん。

おもしろいでしょう?
マメウニの仲間は、種類は多いようですが、あまり研究が進んでないようです。
これからも、いろんな海岸で拾い集めてみたいと思ってます。
沖縄もいいですよ〜。本島は大きいので大変ですが、離島は行動しやすいかも。
  • 尚 nao.
  • 2017.05.22 Monday 00:56
ちびウニたち、かわいいですね〜
花紋が不明瞭なやつが特に面白いと思いました。
小さなスポンジみたいで。
こんなに小さいのに五方向の模様がちゃんとウニの中を主張しているのがいじらしい(笑)
  • よ〜かん
  • 2017.05.24 Wednesday 23:03
マメウニ、かわいくていいですよね。
地元でも明らかに形状の違うマメウニがいくつか拾えますが、私の場合とりあえずマメウニひと括りで集めて満足しています。
  • 海のCM
  • 2017.05.25 Thursday 15:18
いろんなのがあるのですね〜 拾って持ち帰っても割れていることが多いです。尚さんはいつも小さな容器を持っているのですか?
  • kin
  • 2017.05.25 Thursday 20:33
かわいいマメウニ!!こんなに種類もあるのですね〜。
再婚旅行でよく南の島々へ出掛けている妹に、またリクエストしようかと、、
私は近場の海岸で老眼鏡とルーペ持参で探してみます(笑)
  • sato
  • 2017.05.25 Thursday 23:22
よ〜かんさん。

可愛いですよね〜。大好きなウニたちです。
花紋が不明瞭なヤツ、ほんと大雑把な穴空きでおもしろいです。
小さくても、みんな個性的で、魅力に溢れてますね。
  • 尚 nao.
  • 2017.05.26 Friday 00:03
海のCMさん。

マメウニ類、ほんと分類がどうなっているのか。
明らかに形、特徴が違うのなら良いですが、区別が難しいものもあります。
とりあえず鎌倉では4種類はあると思います。
  • 尚 nao.
  • 2017.05.26 Friday 00:04
kinさん。

いろいろあるんですよ。地元で拾えるものを含めて、7種類くらいは確認してます。
殻もとっても薄くて脆いですね。見つけても穴空きのものが多くて困ります。
自分の場合、フィルムケースとジップ付きビニール小袋を常に携帯してます。
小さいもの好きなんで(笑)
  • 尚 nao.
  • 2017.05.26 Friday 00:07
satoさん。

マメウニ、けっこういろいろあるんで、南に行ったらぜひ探そうと思ってました。
小さいので、拾うの大変ですけどね〜。
でも、必要なのはたぶん老眼鏡というよりルーペですかね。
5ミリくらいのものが多いので、見逃しやすいです。
  • 尚 nao.
  • 2017.05.26 Friday 00:10
尚さん
初めまして。
逗子で貝殻を拾ってるmanarockと申します。
こちらのサイトもよく寄らせていただいてます。
大好きな小さいもの達が出てきたので、遂に意を決して(!?)コメントさせていただきました。
コメツブウニ!
目下、ツノガイとチグサガイとマメウニとイトカケの分類に頭を悩ませているところで、この投稿。
逗子でもコメツブウニなのにもやっとした花紋のもの、ボタンウニらしきウニにも、平たいのとコロッとタイプがあったり。
ほんと難しいですよね。
いつかスッキリしてみたいものです。
  • manarock
  • 2017.06.05 Monday 08:59
manarockさん。

コメントありがとうございます。
マメウニ類、地元や南房総で拾っているのですが、仰る通り分類で悩んでいて
ちゃんと紹介できる前に、こちらの記事を書くことになって中途半端になりました。
イトカケガイも難しいですよね。
こちらは前に記事にもしましたが、ホントさっぱりわかりません(笑)
そのあたり、適当に流してしまうのも、このブログの良いところ?ですが
これからも、よろしくお願いいたします。
  • 尚 nao.
  • 2017.06.06 Tuesday 23:06
お久しぶりにコメントいたします。
というか久々にブログを拝見させていただきました。夢の国(?)沖縄の拾い物記録、楽しく読ませていただきました〜♪

マメウニ類、数年前に初沖縄の際、写真一枚目の口部が凹んだボタンウニらしき種類、大き目のコメツブ系、花紋の穴が大きなタイプ、丸っこいマメウニタイプを拾いました。あの花紋が大きなタイプは図鑑にも載っていないし、調べても詳しい方にお聞きしても分からないので、今も分類タグには採集年月日と場所しか書いていないです…名前がわからないし数が少ないので、また沖縄旅行代金が最も安い時期に行きたいものです(^_^)

私は山陰ではコメとマメくらいしか見つけられてないですねー…最近のヒットは徳島で拾った3cmくらいのちびタコノマクラです。初タコマク、感激しました。これがあるから、ビーチコーミングやめられません(笑)
  • GAN
  • 2017.06.19 Monday 15:12
GANさん。

ありがとうございます。最近は更新頻度も少ないので、たまに見ていただければ大丈夫です(笑)
マメウニ類は研究の遅れている分野のようで、種類もはっきりしませんね。
和名はおろか、学名も定まっていないものがあるのではないでしょうか。
それでも、頑張って拾って、あれこれ調べたり考えたり、ただ眺めたり…
そんなのが楽しくて楽しくて、止められませんね〜。
沖縄、ホントまた行きたいです。安い時期、安いチケット、LCCなど上手く工夫する必要がありますね。
  • 尚 nao.
  • 2017.06.20 Tuesday 11:11
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