hiroimono

びーちこブログ・海辺で出会った拾いもの、アレコレ。。。
<< May 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
RECENT COMMENT
PROFILE
MOBILE
qrcode
ARCHIVES
 
灰になり石になり
        

三浦半島の海岸を歩いていると時々拾える貝。パッと見、サルボウガイなどに似ているので、少し前までほとんど無関心でいたのだけれど、実はこの貝、ハイガイは化石だった。ハイガイは漢字で書くと「灰貝」。昔はこの貝殻を焼いてできた灰を顔料にしたことが名前の由来だそうだ。暖かい海域の、内湾にある泥質干潟に生息していて、韓国や中国、東南アジアでは食用にされ、大量に漁獲されている。日本では西日本以西に分布しているとされるが、伊勢湾、三河湾、瀬戸内海、児島湾、浦戸湾では昭和初期に姿を消し、現在、確実な生息が認められているのは有明海だけらしい。


         
         

では分布していない貝殻がなぜ三浦半島で拾えるのだろうか。実はこの貝、大昔…それも縄文時代のころは三浦半島にも生息していたのだ。その時代は今よりも海面が高く、また海水温も高かったため、亜熱帯性の貝類が東北地方南部沿岸くらいにまで進出していたことが遺跡や化石の研究からわかっている。三浦半島では、ハイガイは9500年前くらいから現れ始め、縄文海進の最盛期6500〜5500年前に最も栄えた後に減少。1500年前ごろには姿を消してしまったようだ。


         

8000年間もの生息期間があったから、拾えるハイガイ化石の状態もさまざま。まるでつい最近まで生きていたように見えるものから、岩石がこびり付き岩と一体になったようなものまで見られる。そんな中で今のところの一番のお気に入りが最後の写真のもの。殻幅25ミリほどの小さなものだけど、自然状態で見事なまでに研磨されてツルッツル。貝殻の放射肋や成長線がきれいな模様になって、まるでお店で売っている加工品のようだ。ここまで磨かれるのにも、かなりの歳月が必要じゃないだろうか。海岸を歩いて、普通の貝と化石の海が一緒に拾えるって、ちょっとワクワクするね!



少し早いですが、この記事が2015年の最後の更新となります。今年もたくさんのアクセス、コメントをありがとうございました。尚、年末年始はネット環境にいないため、コメントレスができないことをご了承ください。新年は5〜6日ごろの更新を目指します(笑) 皆さま、よいお年をお迎えください。 尚 nao.
コメント
from: ろっかく   2015/12/27 11:10 PM
素敵な海岸ですね〜それにしても全部化石だとは&#10071;最後の写真、味わいがありますね(^-^)
from: あかずきん   2015/12/28 12:47 AM
こんなに綺麗な化石、あるのですね〜
ろっかくさんと同じく最後の化石良いですね
色も形も不思議です^^

今年も沢山の発見やワクワク・ドキドキを
ありがとうございました。
良いお年をお迎えください。
from: 尚 nao.   2015/12/28 2:04 PM
ろっかくさん。

最初の白いのとか、化石には見えませんよね。
土の中から出てくればまだしも、ポロッと落ちていたら…。
でもよくよく見ると、確かにちょっと雰囲気が違うんですけどね。
最後のはホントお気に入りです。格好いいです。
from: 尚 nao.   2015/12/28 2:06 PM
あかずきんさん。

化石については詳しくありませんが、ホントいろいろあるみたいですね。
最後のヤツ、本当にいいでしょう? 可愛いし綺麗だし
化石っぽさもちゃんと兼ね備えている感じです。

あかずきんさん、今年もたくさんコメントいただき、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いしますね!
from: Shige   2015/12/28 2:58 PM
はい、こっちの知多で見つかるのも化石でしょうね。いつの時代かは分かりませんが、分厚い殻なので丈夫なんでしょう。

from: 尚 nao.   2015/12/28 4:17 PM
Shigeさん。

調べた感じだと、三河湾あたりは昭和初期まで生息していたようですので
知多のは、化石と、時代新しめの死貝の殻が混じっているのかもしれませんね。
貝殻は確かに分厚いですね。
こちらで拾える化石も、しっかり形が残っているものが多いです。
from: とーま   2015/12/28 5:26 PM
おおお……美しい……!
物凄く綺麗に研磨されていて惚れ惚れします。
海岸で拾える化石ならではと言える逸品ですね。
こちらの海岸では、かなり新しく見えるハイガイが打ち上がります。
もしかすると、ほんの数百年くらい前までは普通に生息していたのかもしれません。
from: sato   2015/12/28 10:32 PM
海で磨かれた化石って最高ですね!
ハイガイの化石はどれも素敵、と思ったら、
先日拾った貝殻のひとつが似ているような!?
どうか同じものであって欲しいです〜^^



from: gohyakuyendama   2015/12/29 9:40 AM
形もしっかりしてて綺麗ですね
本当に素人目には普通の貝殻と見分けつきません(笑)
from: ボトルソウドウ   2015/12/29 3:46 PM
う〜む。化石とは凄いですねぇ。たしかに雰囲気が違って見えます。今年もお世話になりました!良いお年を¥(^o^)/
from: arisuabu   2015/12/31 7:58 PM
本日、材木座海岸で念願の馬の歯をゲットすることが出来ました!
また、ハマナタマメ(たぶん)も1個ですが拾えました。
これでとりあえず、安心して年が越せます(笑)
今年も色々とご教示下さり、本当にありがとうございました!
また来年も、どうぞよろしくお願い致します。
from: ユキ   2015/12/31 9:51 PM
 ハイガイ初めて知りました。
 化石とは思えないくらいキレイですね。
 今年もいろいろお世話になりました!
 来年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
from: ことまる   2016/01/01 10:37 PM
化石なのですか。
艶もあり、化石とは思えませんでした。
きれいですね〜!!!
昨年は、こちらで新しい事を学べました、ありがとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
from: 尚 nao.   2016/01/05 9:23 PM
とーまさん。

ホント海岸ならではの磨かれ具合ですよね。これを見つけた時はかなり嬉しかったです。
ハイガイ、そちらではかなり最近まで生息していたのかもしれませんね。
それに中国南部や東南アジアでは普通に生息していますし
近年の温暖化でふたたび分布を広げてきてもおかしくないですね。
from:   2016/01/05 9:25 PM
satoさん。

売っている化石で磨かれたものは、なんだか買う気も起きませんが
自然に磨かれたものはすごく価値があるように感じます(笑)
ハイガイ、そちらでもきっと拾えると思いますよ。
from: 尚 nao.   2016/01/05 9:28 PM
gohyakuyendamaさん。

比較的最近の時代の化石は、現在とほとんど同じ種類が含まれていますので
化石なのか現代のものが風化したのか、判断に困る場合がありそうです。
山の中で拾えばそんなこともないのでしょうけれどね(笑)
from: 尚 nao.   2016/01/05 9:31 PM
ボトルソウドウさん。

最初の写真の白いヤツはわかりにくいですけど
他のものは、岩がこびり付いていたり、雰囲気が違って見えます。
まあハイガイは全て化石…と決めてかかれば問題なしです(笑)
from: 尚 nao.   2016/01/05 9:33 PM
arisuabuさん。

馬の歯ゲット、おめでとうございます!
やりましたね〜。
こちらは昨年末は海辺にいましたが、ビーチコーミングはせず
そして今年はまだ初歩きしていません。
ずいぶん長く拾いものをしていない感じです。
今年もお互いに良いものを拾いたいですね!
from: 尚 nao.   2016/01/05 9:36 PM
ユキさん。

ハイガイ、僕もわりと最近知ったのです。
そしてユキさんの地元には、僕の知らないものがたくさんあります。
そちらにも行ってみたいですね〜。
まあ寒さに弱いので、さすがに今の時期はご遠慮したいですが…(笑)
from: 尚 nao.   2016/01/05 9:40 PM
ことまるさん。

化石もいろいろですね。
最近はガラスなどがネタ不足になっていて、化石にも手を出しましたが
何分知らないことばかりで、自分でも見るものが新鮮です。
今年もいろいろ発見して、こちらで紹介できればと思っています。
from: ふじねこ   2016/01/05 11:24 PM
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
化石、きれいですね〜。対馬でも見つけたいと思っていますが、コツがあるのでしょうね。
尚さんのブログ、勉強になりますし、新しいトビラが開いて楽しいです。今年も楽しみにしております。
from: 尚 nao.   2016/01/06 11:05 PM
ふじねこさん。

こちらこそ、よろしくお願いいたします。
ふじねこさんのブログ、見たことのない花などに出会えて楽しいですよ。
ここで紹介した化石は、事前にここでなら拾えるという情報がありました。
対馬でもきっとそういう情報があると思います。
化石マニアさんのブログや地質学系のサイトなど参考にされるとよいですよ。
from: 陶片狂   2016/01/17 8:55 AM
ひっそり化石が混じってるって最高ですね。浜田市の畳が浦でも、砂の中に現生の貝殻に混じってキリガイダマシの化石粒が見つかります。質感と、ちょっと潰れているのでそれと判るのですが、迷ってしまうようなのもありました。もうずいぶん訪れていませんが、この記事を見ると思い出して思わず血が騒ぎました。
from: 尚 nao.   2016/01/19 11:50 PM
陶片狂さん。

浜田は昔、よく行かれていたようですね。
たまには思い出を辿りながら再訪してみるのもいいかもしれませんね。
化石に関しては無知ですし、拾える場所もものも限られているのですが
それでも何かしら拾えるというのは楽しいものです(笑)
コメントする









 

(C) 2017 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.