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2015.08.20 Thursday

夕闇の中で…ルリガイ

            

昨日の夕方、8月には珍しく鎌倉の材木座海岸へ出かけた。というのも「江ノ島貝散歩」のhiyocoさんが、一昨日18日の夕方に青いクラゲや漂流ガニたちが来ました〜とコメントレスに。これはちょっと様子を見てくるかな…と思った次第。とは言え、早朝から起きられる訳もなく、日中の海水浴場に行く気力もなく、夕方5時過ぎになってから海岸へ。青いクラゲなどの漂着は本当に一時の出来事で、2日も続くことはない。しかも鎌倉の海岸と来たら早朝から重機まで投入しての海岸掃除がある。まあ気分転換だよね〜という心持ち。案の定、波打ち際にはギンカクラゲが数枚いるのみ。でも少し陸よりの満潮線あたりを見ていくと…。おやおや? ギンカクラゲの残骸が多数…そして見覚えのあるこの果実、2012年以来2個目のビンロウだ。他にもぽろぽろ打ち上がってる。俄然やる気が出てきて1時間で帰る予定のところを結局2時間コース。


          
          

そしてそして、漂着物の塊から少し目を離したところにポツン…と、ありましたよ! けっこう良いサイズのルリガイが。位置的にもおそらく一昨日夕方くらいに打ち上がったものだろう。一昼夜、特に散歩する人やウィンドサーファーが闊歩する昼間をよくも無事に切り抜けてくれた。写真は拾い上げる前に、ぐっと我慢して写した一枚と、拾い上げてビンロウと一緒に(大きさはこれくらい)。その後、その近くでもう1個ルリガイを拾って合計2個。


        

これが今回拾った2つのルリガイ。とってもお馬鹿なことに右側のを落として破損してしまったのだけど(泣きたいくらいショック!傷が痛々しい…)、問題はそこじゃない。2つの形態の違いにお気づきだろうか。右側のは螺塔が低く平巻き状で、殻口縁の形は円くて下部も円くて下に長く伸びない。また写真ではわかりづらいけれど軸唇は捻れている。つまり、これってハブタエルリガイではないだろうか。よくハブタエルリガイの特徴として小型で色が淡いことが挙げられるけれど、それは見ての通り当てはまらない。なにしろ色はしっかり青紫が出ているし、殻長は25ミリもある。実のところ形態的にはルリガイなのに軸唇が捻れた個体や、色がほとんど白いのに形態はルリガイの個体も拾っている。もっともそのルリガイにしても海外の写真(ロッテルダム自然史博物館のHP)を見ると、形態がもう少し細身で日本のとは違う種類に見える。研究しづらい対象だろうけれど、この仲間って分類の再検討も必要なんじゃないだろうか…なんて考えてしまうな。



コメント
おお、ついに出ましたね。
と言うことは、こっちは東も風でもう少し先になりますかね?
ただ気になるのは、7月に比べ黒潮が大きく蛇行しちゃって、どう流れてくるか???なんですね。
おめでとうございます。

  • Shige
  • 2015.08.20 Thursday 22:27
修復の跡が痛々しいですね。尚さんの必死さが見てとれます。
2つを並べてみると、確かに形がかなり違っていますね。ただ、殻口の形の違いで思い出したのは、イソバショウが成長していく中で、殻をどんどん作り出す時は殻口が大きく開いた状態で、休んでいる間は水管溝が作られ殻口が小さくなる現象が起きていたことです。同じイソバショウなのにタイミングによって全然印象が違うなぁと思いました。今回の2個の違いに関係ある話かどうかはわからないし螺塔の違いは説明できませんが、ご参考まで〜。
  • hiyoco
  • 2015.08.20 Thursday 23:38
 ルリガイいいなー。
 北海道まで流れてきてほしいです・・・。
  • ユキ
  • 2015.08.20 Thursday 23:49
Shigeさん。

ありがとうございます。
今後、そしてそちらはどうなりますかね〜。
こちらは台風11号の時はさほど影響がなかったようですから
その頃のものが今こちらに来ている…ということも考えられなくもないです。
どちらにしても、相模湾の場合、黒潮本流よりもそこからの分流がどうなるかでしょうから
なかなか予測もつきませんし、まあ大抵は振られることが多いです(笑)
  • 尚 nao.
  • 2015.08.21 Friday 00:35
hiyocoさん。

やっちゃいました〜(苦笑)
ルリガイはそれなりには拾っているのですが、やっぱり拾いたてホヤホヤを壊すのは…。
いろいろご指摘、ありがとうございます。
殻口については、どちらの個体も一応成長が止まっている状況だと思います。
ただ、何にしても微妙なんですよね。
拾ったものを見ていると、中間的な特徴をもつものも多いです。
写真検索をして出てくるものも、はっきり「これだ!」という特徴がわかるものはないですね。
そもそも同じ潮目にいる浮遊群だったら交雑するんじゃないかと…。
交雑すると言うことは種として分化していない訳ですから
殻の形態差は個体差の範疇に入るのかもしれないし…。
誰かに研究してほしいですが、生態的になかなか無理っぽいですね(笑)
  • 尚 nao.
  • 2015.08.21 Friday 00:49
ユキさん。

北海道でも石狩浜で採集されてますよね。
まあ、こちらでもなかなか当たらない貝なので、難しいとは思いますけど
アオイガイのようにどんどん流れ着くものもいる訳ですので
諦めずに歩いていればきっと見つかると思いますよ〜!
  • 尚 nao.
  • 2015.08.21 Friday 00:51
おめでとうございます!わくわくですね&#8252;わたしはまだ見つけたことがないので、今季は見つけたい&#8252;
  • ろっかく
  • 2015.08.21 Friday 07:46
ろっかくさん。

りがとうございます。
毎年少しずつですが拾えています。やっぱりまめに海岸を歩くことが大切ですね。
特にこの青い連中は、ある海岸にはなくても隣の海岸には漂着していたりします。
軽いものなので満潮線が要チェックですよ。
  • 尚 nao.
  • 2015.08.21 Friday 23:40
ルリガイ、ここ数年不漁です。以前、波打ち際にたくさんのギンカグラゲとともに打ちあがったルリガイを、中身の処理の仕方も分からずに大量に拾い、貝殻は欲しいのに貝の臭さで途方に暮れた思い出があります。

持ち帰るのにも、だいぶ壊れていましたし、中身を出すときにも壊れやすいですね〜。こんなに壊れやすいのに、海の波に揉まれ生きていくんですね・・・。
  • ふじねこ
  • 2015.08.22 Saturday 07:23
ふじねこさん。

こちらでは大量漂着は本当に稀なことで、いつも大抵は一度に数個(片手で足りる一桁)くらいです。
大量漂着は過去に地元以外で2回ほど経験していますが、あれは興奮しますね。
確かに1回はどれも小さいのに中身入りで、途方に暮れました(笑)
殻は本当に壊れやすいですが、海の上ではこの軽さが逆に良いのでしょうね。
  • 尚 nao.
  • 2015.08.23 Sunday 00:02
おめでとうございます〜!!!
ルリガイの色、美しいです。
去年は会えなかったので今年は会いたいです。

  • ことまる
  • 2015.09.05 Saturday 21:32
ことまるさん。

去年は小さめのが少しだけでしたけど、今年はまあまあ大きかったです。
1個割ってしまったのが本当に残念ですけどね。
それにしてもShigeさんの方はけっこう数も出ていたようですけど
こちらは結局3個だけでしたので、秋にもう一花咲かせたいです。
瑠璃色の綺麗なヤツを!
  • 尚 nao.
  • 2015.09.06 Sunday 00:36
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