hiroimono

びーちこブログ・海辺で出会った拾いもの、アレコレ。。。
<< August 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
RECENT COMMENT
PROFILE
MOBILE
qrcode
ARCHIVES
 
やわらかうに
        
        

いきなりちょっとエグ目の写真で引いた人もいるかもしれない。なにもこれは、とあるヒマラヤの僧院に秘蔵されているというイエティ(雪男)の頭皮ではない。まあ、ちょっと薄くなっているのにポマードべたべたにしたおっさんの頭…に見えなくもないけども(笑)実はこれ、数年前に漁労屑の中から回収してきたウニなのだ。写真は1枚目が上面(肛門側)で2枚目が下面(口側)である。上面を覆う黒紫色の細かいトゲから見てフクロウニ科のイイジマフクロウニだろう。このウニはやや深い海にすむ種類で、春になると浅場に現れるため刺し網に掛かることがある。写真の潰れた姿と名前からもわかる通り、フクロウニ科のウニは殻がまるで袋のように柔らかいのが特徴だ。深海性の種類が多いので、水圧に対する適応で進化したのだろう。ちなみに、そのトゲには猛毒があり、刺されると腫れ上がって激しく傷む。過去には死亡例もあるほどだから、まさに海底の生ける地雷といえる。さて、そんなイイジマフクロウニだけど…。


        

ほら!漂白してみたら、こんなに綺麗になっちゃった。既に拾った時点で数日が経過していて、殻も破れて中身もほとんど抜けていたのも幸いした(臭かったけどね!)。漂白のせいか、殻の柔らかさはなくなって、カラカラの状態。見ての通り側面が大きく破れているから、こんなに上手く仕上がるとは思わなかった(3枚目の写真はちょっと色が強すぎだけど)。


          
          

漂白前の写真を見てもわかるけれど、トゲは上面のものが細く密集していて、側面から下面のものは太くてまばら。その違いが殻になった状態でも見て取れるね。袋状とは言っても、殻の基本構造…五放射相称性であり、肛門部を頂点にして側面には歩帯と間歩帯が交互に並ぶのは、他の堅い殻を持つウニと変わらない。僕はウニの殻をいろいろ集めているけれど、このフクロウニの仲間の入手は1つの課題だったんだよね〜。残念ながらこの個体の口器(アリストテレスのランタン)は潰されてバラバラだった。だから次こそは破れていない新鮮なイイジマフクロウニを手に入れたい!…と堅く心に誓ったのだけど、さすがに深海性だし簡単な話じゃない。で、その後のあれこれ苦労するのだけど、その続きはまた次の機会に(笑)



人生相談ではありません……海山日和
コメント
from: あかずきん   2015/03/26 12:53 AM
漂白後の美しさが際立ちますね〜
初めの画像からは想像もつきません。笑
海の中には不思議な生き物がいるんですね〜
from: sato   2015/03/26 11:06 PM
初めてだと、とてもウニとは思えない姿ですね!
まるで怪鳥が吐き戻したペリットか何かみたいな、、(笑)。
from: 尚 nao.   2015/03/27 2:02 AM
あかずきんさん。

漂白後、きれいですよね。これは自分でも意外でした。
まあしかし、これが後々の苦労に繋がるのですが…。
フクロウニの仲間は水深数百mという深海にも生息しています。
なかなか興味深い生きものですね。
from: 尚 nao.   2015/03/27 2:05 AM
satoさん。

ちょっと網に掛かって捨てられてから日が経っているので、状態が悪いです。
生きているもの(水中のもの)はそれなりに綺麗というか、もう少しウニっぽいです(笑)
でも陸に上げてしまうと、ペタッと潰れた感じにはなってしまいますね〜。
from: Shige   2015/03/30 6:32 PM
へぇ〜!!
コレは見たことありませんでしたよ。
フクロウニって、ソウイウ意味だったんですね。
オレのイメージでは、フグリウニなんですが、いかが?(笑)
from: 尚 nao.   2015/03/31 12:04 AM
Shigeさん。

フクロウニはなかなか見る機会はないかもしれません。
こちらでは、少し沖合に出ると深い場所が多いので、多いのでしょう。
フグリウニ…もしかしたら、そんなこともあるかも?(笑)
イイジマフクロウニはけっこうトゲが密で、似ていない感じですけど
実はもう1種類ストックしているものは、トゲがまばらで、そんな雰囲気も…。
コメントする









 

(C) 2018 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.