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びーちこブログ・海辺で出会った拾いもの、アレコレ。。。
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今年初青磁(17/1月)
           

    

いやはや何とも、やっと今年2回目の更新…。だって、ネタ切れ気味に加えて、あまり海に行けていないので仕方ないのだもん。とは言え、またこのシーズンがやって来た。そう、鎌倉青磁の季節が! しかも、今月は1回でなかなかの成果が出た。最初の海岸写真のものは、集合写真の右下のもの。太めの篦文様のようなものがあるので同安窯系かな?


         

これは集合写真真ん中のもの。3センチに満たない小さな陶片だけど、うっすらと蓮弁の先端が2つ見えている。青磁釉の質もすごく良くて、ツルツルの肌触り。間違いなく龍泉窯系の高級品…じゃないかな?


         

こちらは集合写真右上のもので、集合写真とは反対側の面。写真ではわかりづらいけど、集合写真の面にも反対側の面にも、うっすらと太めの篦文様のようなものがある。これも同安窯系のものだろう。


         

これは集合写真左上のものを、もう少し大きめに。最初、海岸で見つけた時には土器系かと思ったのだけど、手に取って見ると青磁片であることがわかった。と言っても、青磁釉はほとんど剥がれてしまっている。特徴的なのは滑らかにうねった3本のライン。判断が難しいところだけれど、断面の感じは中国青磁っぽいし、お友達のsatoさんが拾われている中国青磁にも、確か青磁釉の剥げたものがあったような…。これも同安窯系の青磁として良いだろうか。どちらにしても、なかなか興味深いものが拾えて嬉しかった。


いまさら鎌倉青磁(16/4〜5月)
            

鎌倉の中国青磁片を拾い始めて2シーズン目。昨季は小さいながらも蓮弁模様がわかるものなどが出ていたが、今季はどうもパッとしない。数はそこそこ出ているものの、どれも小さいし模様もほとんどわからないものばかり。ちょっとフラストレーションが溜まる状況で迎えた4月…。西表ロスの風邪引きから回復した初旬のある日。出たっ!出たよ。見事な大きさの龍泉窯系青磁片。写真ではわかりにくいけど、表面には蓮弁の筋も浮き出ている。


              
        

興奮覚めやらぬまま、ほんの数メートル歩くと、また出た! 今度のものは器の縁の部分で、見事に蓮弁の先端が見えている。色はオリーブ色だけど、これも青磁。土の色は褐色みがあり、土が灰色みの強い他の青磁片と違いがあるので龍泉窯かどうかはわからない。ただ気泡の入り方は似ているので、同じような時代のものだとは思う。この日の2つはどちらも碗だろう。こんな見事な青磁片はもちろん初めてだし、今まで拾った中で最大のはず。これは本当に嬉しかった〜。


        
        

さて4月の別の日のもの(2回分)。上は大きさこそ小さいものの、篦文様がはっきりと出た同安窯系の青磁片。中央に窯傷らしきものがあるが表面に擦れもなく、小さい中に筋と点がどちらも入ってお得な感じ。下はまた別の日。もの的には普通だけど、珍しく滑川河口で3つも拾えた。下は4月分の集合写真。最初の2つの大きさが目立つね。


        

             さて今回は一気に5月分も行っちゃいましょう。5月は2回分。


        

最初の1回分は1個だけで、一番長い辺でも25ミリの小さいもの。でもパッと見た瞬間に、かなり質の良いものだとわかるくらい青磁釉はピカピカで色もいい感じ。龍泉窯の典型作品の1つに双魚紋の皿(盤)があるけれど、それがちょうどこの破片のような幅広い縁をしている。あるいは…?(双魚紋部分の陶片も拾ってみたい!)


        
             

そしてもう1回分。この日もいいものが出た。小さいながらも蓮弁の先端が見えている青磁片。これは龍泉窯系か。小さくても、これは嬉しいんだよね。そして4月に拾ったオリーブ青磁に似た色みのものが再び出た。似ているけれど、比べると釉薬(の発色)も土の色も微妙に違う。でも同系統のものには違いないと思う。こちらも表面には蓮弁の筋模様がふんわり浮き出ているし、大きさもまあまあ。3月の嘆きが海神に届いたのか、4〜5月はかなり充実した青磁拾いができた。さて、とりあえず今季の青磁拾いはここで一旦終了。夏期はお休みしてまた秋以降に再開するよ。


最後に、今回のこの記事を陶片狂いだった我が心の師匠に捧げます。
陶片愛、みんなでしっかり受け継いでいきましょう。


いまさら鎌倉青磁(16/2〜3月)
       
        

西表関連記事の煽りでご報告の遅れた鎌倉青磁の、まずは2月分。ほとんど屑みたいな小片が大半だけど、左下のはわずかに蓮弁の模様が出ているかな? 注目は集合写真の真ん中、2枚目に表裏を見せている陶片。表面は青白磁っぽい明るい水色で貫入が多く、牡丹唐草のような文様がある。薄手で、断面は他の中国青磁に比べて白っぽい。でも気泡が多い古いものの特徴も兼ね備えている。ちょっと時代が読めない陶片。近現代ものではないと思うけど…。


         

こちらは3月分の一部。ほとんど屑のような小片。ちょっと怪しいものも入っている。まともに中国青磁、龍泉窯だろうと言えるのは右下の1個くらい。これはさすがに色が良いし、青磁釉の乗りも良い。


          
         

よくわからないのは3月8日に拾ったこれ。サイズ的には申し分なくて、波打ち際で見つけた時はドキッとしたけど、どんなもんでしょね。拾ってみると何だか微妙で(笑)中国青磁を画像検索してもこんな感じの色合いのものはほとんどないし、断面には気泡はあるけど色や質感には少し違和感もあるし、う〜ん…江戸ものかな?


             
          
         

最後は3月15日に1日で拾った青磁片。とは言え、改めて見ると左奥と中央奥のは違うっぽい。左奥のは緑釉が出た陶片で、断面も中国青磁と違う感じ。他のものは多分間違いなく中国青磁だけど、如何せん小片ばかり(中央の一番大きいのが長辺約3センチ)。まぁ1日でこれだけ拾えるというのは滅多にないことなのだけど、あ〜蓮弁とか篦紋とか、明瞭にわかる大きな青磁片が出ないかな〜と思いが募った、そんな2〜3月だったのだ。


いまさら鎌倉青磁(16/1月分)
       

今年もやります鎌倉の青磁片。昨年の5月以降はお休みしていたけど、この冬からボチボチ歩いている。ただ昨年のうちは全然拾えず、この最初の1個(写真は裏表)を12月初めに拾っただけだった。およそ3センチほどの欠片で、貫入があるけれど表面の感じはなかなか上質。中国青磁で間違いないと思う。厚みがあるので、元は壺か何かだろうか。


        

ここからが本当の今年1月分。最初のは、これも中国青磁で間違いないと思う。写真ではわかり辛いけれど、高台の縁の部分らしく、右側のオレンジっぽい色の付いた部分が接地面だろう。その場合、内側になる部分(写真左)に模様があるところを見ると、割と大きめの皿かなにかか。これは最初のものより厚みがあり、1センチ近い。


        

こちらは青磁と呼ぶにはかなり色みが違う欠片。篦で付けられた筋模様がはっきりとわかるし、これも中国青磁だと思う。ただ、この色合いや模様の感じは、龍泉窯系よりも同安窯系かとも思う(どちらにもオリーブ色っぽい青磁があるけどね)。前の2つとは断面の色合いも違う。前2つは明るい灰色で、これはオリーブ色がかった灰色という感じかな。


        

4つめはちょっと悩んで、一応持ち帰ったもの。青磁の色合いも、僕が中国青磁だと思うものと少し違うし、断面は質感は似ているけれどやや白っぽい灰色。江戸ものかな…とも思うけれど、よくわからない。ものとしては上質。


        

最後は、その他の雑多なもの。1〜2センチほどの小片。でも中国青磁だと思うよ。左下のは青白磁になるのかも。今月は、今年初拾いの時は大したものが出なかったけれど、その後なんとかそれっぽいものを拾うことができた。今月以降、少し忙しくなりそうだけど1〜2時間ちょっと散歩に出るくらい、許されるよね?(誰に? 笑) ちなみに僕は青磁のことをきちんと勉強している訳じゃないから、専門家が見たら笑っちゃうようなものを出したり、語っていたりするかも。だから話3分の1くらいのつもりで読んでね〜。
初拾い
            

明けましておめでとうございます…というには遅すぎますが、ギリギリ松の内(苦笑) 昨年末の予告よりもずいぶんと遅くなりましたが、hiroimonoの2016年最初の更新になります。今年もよろしくお願いいたします。


本日やっと今年のびーちこ初歩き&初拾いを、鎌倉の材木座海岸で済ませてきた。と言っても、取り立ててめぼしいものもなく、形ばかりの初拾いとという感じ。すごい青磁片でも出れば良かったのだけど…(正月番組のお宝発掘見ちゃうとね〜いらん期待をしちゃうよね 笑)。まず写真手前(下)、模様の入った2つ。右は現代ものっぽく見えたのだけど、意外と断面の質が粗いので持ち帰った。左は篦筋模様があるが、龍泉窯系とはかなり雰囲気が違う。また断面の土の色も茶色っぽい。中段左は青白磁か。中と右は鎌倉で拾える一般的な中国青磁の欠片と思う。ただし小さいし状態が悪い。写真奥(上)は一目でわかると思うけれど青磁ではない。普段なら拾わないのだけど、まあ何となく…。左は時代的にはけっこう古い感じはする。右は無釉で、須恵器のような感じ。破断面が見えている2辺だけで、左側と奥側は丸みをつけて成型してある。つまり三角形に成型した、何かの飛び出した一部分らしい。まあ、どちらにしても、あまりパッとしない初拾いだったな(笑)


        
いまさら鎌倉青磁4(5月分)
        

今更「いまさら」の記事を上げる。鎌倉青磁の4回目5月分です。5月は潮が引く時期でほかのポイントに行くことが多くなり、また後半は仕事で動けなくなったので、青磁拾いに出たのは確か1〜2度。なので成果もたったの2つ。でも、そのうちの1つがすごかった。写真1枚目と2枚目右、3枚目のものがそれだ。2枚目左のは今までに紹介してきた中にも同じような雰囲気のものがあった。南宋系のオリーブ色の強い青磁だろう。でももう1つの方は、南宋青磁とは少し雰囲気を異にする。青緑色の感じも違うのだけど、何より特徴的なのはその表面に描かれた文様だ。


          
          

断面部分を見てもらうとわかるのだけど、表面の青磁釉よりも文様の黄色っぽい部分が下に食い込んでいる。つまり象嵌の技法によって文様が描かれているのだ。ネットなどの写真を見る限り、南宋系青磁でこのような象嵌文様を入れたものは出てこない。象嵌文様を特徴とする青磁は、南宋青磁と同じ頃、12世紀以降の高麗青磁らしい。神奈川県立歴史博物館で買ってきた『武家の古都・鎌倉』展示図録にも、鎌倉で出土した象嵌を施した高麗青磁の写真が出ていて、青磁釉や象嵌の色合いも今回の陶片によく似ている。これは鎌倉の海岸陶片としては、南宋青磁よりも珍しいものかもしれない。

さて、この「いまさら鎌倉青磁」も6月以降は一時お休み。また晩秋くらいから再開しようと思います。



生きものが元気な季節!……海山日和
いまさら鎌倉青磁3(4月分)
    

やっと一仕事終えました。もう次のことをしなくちゃいけないんだけど、正直ちょっと…いやかなり気が抜けて、何も手に付かない感じ。びーちこ、ブログ仲間皆さんのところにもコメント残せていませんが、まあボチボチ平常運転に戻そうと思ってます。という訳で、もう6月も終わりだけど、いまさら鎌倉青磁の4月分。まず最初の写真は第一週、月初めに拾ったもの。大当たりで、これ全部が一日で拾えたのだ。蓮弁がはっきりわかる青磁片がこんな一度に拾えたのは初めてのこと。右側下の3つなどは定型的な蓮弁茶碗の欠片だろう。左側のは龍泉窯ぽくない色合いの釉薬だけど、断面の特徴はほかと似ているし南宋か元時代くらいのものかと思う。はっきりとした濃淡のラインがあり、こちらも蓮弁のように見える。


     
          

2枚目集合写真とその下の高台部分の欠片(裏表)は、第2〜3週に拾ったもの。集合写真の方は正直微妙なものが多いかな? 青白磁ぽいのも拾えているけれど、どれも小さいものばかりだった。その分、高台部分のものはけっこういい線いっているかも。断面の感じや質感は江戸青磁とは違う感じがするし、これも中国青磁じゃないかと思う。まあ江戸青磁の陶片を見る機会はかなり少ないし、見ているのは片面が染付の膾皿ぽいのばかり。鎌倉だけに何が出るかわからないし、あくまで希望的観測ってやつだ(笑)見込みに文様があるようだけど、何が描かれているのかは判別できない。


              
     
          

最後の3枚は第4週に拾ったもの。この時はけっこう大物に出会えた。その1つが現場写真のもので、集合写真では右上にある。現代物かと思うくらい薄質の作りで、表面もツルピカ。篦線文様もはっきりとしている。そしてもう1つが集合写真中央上のもの(下の手に持っているのが、その裏側)。こちらも現代物のようなツルピカの質感を持っている。断面などは他の中国青磁に近いが、南宋と思われるものよりは少し白っぽい気がする。とは言え、江戸ものっぽくはないので、南宋や元からは多少時代が進んだ頃のものかもしれない。まあそれについてはほとんど見識がないので、勝手な想像だけどね。ただ嬉しいのはこの陶片、和賀江島の本体部分で拾ったものということ。和賀江島は陶片も少ないし、あっても近現代ものばかり。でも昔に宋銭を拾ったこともあるし、潮が特に引いた時には歩くようにしていたんだよね。ほとんどいつもハズレだったけど、今回は恵まれた…これが本当に中国青磁ならね(笑)。
いまさら鎌倉青磁2(3月分)
    

鎌倉青磁を拾うの2回目。3月に拾い集めた分を一挙公開しておこう。とりあえずハズレっぽいのとか、微妙過ぎるものは除けておいて、当たりっぽいのを(笑)まず1枚目は蓮弁系。はっきりと蓮弁とわかるものは少ないけれど、色の濃淡などでだいたいそれだろうというのは、わかってきた(右上のオリーブ色っぽいのだけ篦線文様だけどね)。だいたい、どれも南宋から元代くらいの龍泉窯系のものだと思う。て、まあ勝手にそう思っているだけで、根拠がある訳じゃないんだけどね。識別は青磁釉の色合いと、断面の様子。断面は土の部分が灰色(濡れていると少し暗めの灰色に見える)で、細かい気泡がある(肉眼ではザラザラした感じに見える)のが特徴かな。


        

2枚目は篦線文様のもの。色が淡くてそれっぽくは見えないけど、これも青磁らしい。裏側には釉薬がないので壺のようなものの欠片だろう。2102年に神奈川県立歴史博物館などで開催された「武家の古都・鎌倉展」の図録には、これらの欠片と文様がそっくりな酒会壺(鎌倉の御成小学校の場所にあった武家屋敷跡から出土)が載っている。それらは元代のものらしいが、拾った青磁片も同じ頃のものだろうか。


         

3枚目は大きめだけどちょっと微妙なもの3つ。左のは断面も前述した特徴とは違って、クリーム色かわずかに黄褐色みがある。あるいは近世日本のものかもしれないけど、よくわからない。右奥のは青磁釉の色は中国青磁風だけど、断面の土の色は暗い灰色だ。高台の一部が残っているので、かなり分厚い(底の厚みは1センチはある)。


         

最後のも微妙なもので、後ろの2点は青磁というより青白磁かなと思っている。青磁の色もいろいろなので左後ろは青磁かもしれないけど、断面がクリーム色っぽい感じで、3枚目の写真左のものと共通した特徴がある。そして問題は手前の1つ。青磁なのはたぶん間違いない。でも、中国青磁だと思っているものとは青磁釉の色合いが少し違い、象嵌っぽい文様もある。断面の土の色も比べると微妙に暗い灰色だ。これも鎌倉出土の似たものが前述「武家の古都・鎌倉展」図録に出ていて、それは13世紀の高麗青磁となっている。もしかしたら、これもそうだったりするかな?


いまさら鎌倉青磁を拾う1の2
       

そもそも鎌倉の青磁片とは、どういうものだろうか。青磁はもともと中国で生まれたものだ。日本へは平安時代末の日宋貿易によってもたらされ、それまで使われた白磁に変わって珍重されるようになったという。鎌倉へは12世紀後半、つまり鎌倉時代が始まる頃に伝わったようで、1232年に港湾施設である和賀江島が作られると、直接貿易船が鎌倉へ来航して多くの青磁の器をもたらしたと考えられている。その当時、青磁が多く作られていたのは、南宋の龍泉窯を中心とした窯業地。つまり鎌倉の青磁片は、龍泉窯青磁が主だと言える。その龍泉窯青磁を調べてみると、青みの強い青緑色の器が多い(とは言っても、その色合いは多種多様)、初期のものは篦線(ヘラで描いた線)文様が多く、次第に蓮弁(ハスの花びら)模様が多用されるようになる、という特徴があるようだ。
 しかしまあ、そう特徴がはっきりした欠片はそうは出ません。鎌倉の青磁片は戦前より陶磁器や考古学の専門家、研究者から注目されてきており、陶磁器や骨董の趣味人も加わってほとんど拾いつくされたとも言われている。さらに近年はそこにビーチコーマーが新たに加わったのだから、資源はとっくに枯渇してる可能性も高い。それでも今回は、前回記事の最初の写真中から選び出した、ちょっと怪しいんじゃない?という期待値大のもの。まず1枚目の写真は、怪しいけど小さすぎてよくわからないものだ。でもよく見るとハズレっぽいのも混ざっていたり…(汗)


         

2枚目写真のものは、これが篦線文様かな?というもの。色合い的には写真で見る龍泉窯青磁っぽくはないので、まったくハズレかもしれない(似たような色合いのものがないわけではないけど、少ない)。それに左側のは、青磁じゃなくて灰釉などの陶片ぽいな…。そういうのって、写真に撮ってまじまじと眺めていると、気がついてくるんだよね。


         

3枚目の写真は、龍泉窯の青磁は青みが強いということで、水色っぽい陶片。左の前後2つはけっこういい感じしてるのだ。後ろのは文様があるっぽい。中央前のも古そうでいい雰囲気なんだけど、ちょっと水色過ぎる感じもあるなぁ。見つけた時はドキッとしたんだけどね。その後ろは篦線文様っぽいけど、小さすぎ。右端のは青磁にしては色が淡すぎるかな?


         

そして最後、これは来たかも?という蓮弁もの。特に左端のは色合い、文様とも完璧でしょう!左端のもけっこういい感じだと思う。オリーブ色みが強いけれど、写真検索して見た限り、こういう色合いの龍泉窯系中国青磁もけっこうある。でも、これらの陶片はみな長辺でも25ミリ程度。もう少し大きい陶片が出ればな〜と思うけれど、なかなか難しいところだろうね。ただ今後も地道に歩いて、拾った陶片が溜まったところでまた紹介してみようと思う。



こちらもよろしく……海山日和
いまさら鎌倉青磁を拾う1の1
   

本当に今更である。なぜかと言うと、冬の間わが地元のような太平洋側は北風によって南方や沖からの寄りものが少ない。ガラス類も資源枯渇が著しく滅多に出物はない。貝は自分の選り好みが激しくて好みの種類はやはり少ない。つまり拾いたいものがないのだ。そこで鬼門とも言える青磁に手を出したのだけど、なぜ鬼門かって? だって、わからないんだもん。鎌倉の青磁は、鎌倉時代の中国青磁だって言われてるけど、あんなに小さな陶片で本当にそんなことわかるの? 江戸時代とか近代の国産じゃないの? 適当言ってるんじゃないのって端っから疑ってるんだもんね!(笑)
 青磁とは、粘土や釉薬に含まれる酸化第二鉄が高温による焼成で酸化第一鉄に変わることで発色する、透明感のある青緑色をした磁器。つまり拾うにあたっての最初の取っ掛かりポイントは「青緑色」だ。自分は陶磁器に関してはまったくの素人。陶磁器を拾うことで多少の知識は得たけれど、ものを見て時代や産地、詳細な技法を判別する力はない。なので、まず最初はとりあえず疑わしいのを片っ端から拾ってみた。それが最初の写真。一応、拾う時点で取捨選択はしていて、参考まで明らかに違うなと思ったものもいくつかサンプルとして拾っている。専門家に聞いてしまえば一発でわかるのだろうけれど、それもおもしろくない。なので、僕の遊び半分…いやほぼ遊びの青磁探求におつき合いいただければと思う。


        

まずはこちら。これらは近代〜現代物だろう。見分けのポイントは表面にほとんど貫入がないこと、断面の質感がとても緻密で均一、そして白っぽいことだ。模様については次回の記事で触れるけれど、典型的な古い中国青磁のものではないようだ。中には表面と断面の質感がまったく同じものも見られるのだけど、これはそもそも青磁ではないのだろう。


        

そして次が、表面に緑色の発色があるこちら。なんとなく古いっぽい雰囲気の漂う陶片だ。土の色は黄土色から灰褐色っぽく、断面はザラザラとした粗い感じ。でも、調べていくとこれも青磁ではないようだ。青磁以外にも、土や釉薬によっては緑色の発色をするものがあるらしく、これらはおそらく美濃や瀬戸あたりの灰釉か緑釉で緑色が出た器だと思われる。



        

どんどん行こう。こちらは寄せ集めな感じ。だいたい右端の灰色のは明らかに青磁じゃない。これは筋模様があったので、なんとな〜く拾ってきただけ(笑)それから上の2点、淡い水色っぽい色みがあるのだけど、これは白磁、いわゆる青白磁ってやつかな? で真ん中と左の2つが青磁だと思われる。でも、実はこれ裏返すと呉須による染付文様があるんだよね。青磁は青磁だけど、江戸時代に国内で作られたものだと思う。


        

最後、これは右と左2つの陶片で、上下でそれぞれ裏表になっている。左側は、これも青白磁かな。右側は青磁で合っているはず。最初は表面がツルッとしているし雰囲気から現代物だと思ったのだけど、断面を見ると均一ではあるけども少しザラザラした感じもある。現代というより近代、ちょっと古めという感じだろうか。

なんだか取り留めもなく紹介してきたけれど、今回はまあハズレの方。ただ、とにかく自分が何も知らないので、いろいろ調べる材料としては十分に役に立ったかも。次回の記事でもう少しそれっぽいものを出すのでお楽しみに(笑)

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