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びーちこブログ・海辺で出会った拾いもの、アレコレ。。。
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純〜粋な水?
            

先月末の30日、こちらのブログで報告した通り、青いのを求めて海岸へ出かけた。そこで…予想、期待と違う青いの見つけた!! これには自分でもびっくり。最近は、既存ポイントの資源枯渇、開発、護岸改修によるポイント消滅、ライバル増加など諸々の理由から、硝子壜を拾うこと…と言うよりも硝子壜に出会うことがすっかり減ってしまった。これまでは春から夏にかけての大潮周りは、潮位をチェックし、どこのポイントへ行くか狙いを定めて行動していた。でも、ここ2〜3年はそんなこともほとんどしなくなっていたのだ。それが、思いもしない時、場所で巡り会おうとは。しかもコバルトブルーだぞ?


         
         

しかし本当にさり気なく、潮が満ち始めた波打ち際近くにポツンと落ちていた。拾い上げて見てみると、しっかりとエンボスがある。「外用ピューア水」…昔、割れて首のないのを拾ったことがあった、あのピューア水だ。その欠片を拾ったのが2007年だから、実になんと10年ぶりに完品に出会うことができた訳だ。コバルトブルーの硝子壜を拾えることだけでも嬉しいのに、これにはちょっと感動したよ。きっと何十年もの長い間、砂の中に眠っていたのだろう。表面には細かい擦れ傷があるものの、割れ欠けなく状態はとても良い。大きさは高さ8センチ、壜底の長径3センチだ。


          

「ピューア水」については、ディギングをしている人がいろいろなタイプの壜を掘り出していて、このコバルトブルーのサイズ違いや、違うガラスのタイプがあることがわかっている。またnanairoー9さんが箱付き壜を購入されてブログに公開されている。製造元の「棚橋薬行」は東京市中野区にあったらしく、元々の製造者は岐阜市の棚橋恒哉という人物らしい。ピューア水については、戦前には非常に多かった、いわゆる皮膚病薬だ。それにしても名前「ピューア」の由来って何なんだろう?



Gosun no Gyoku
           
       

先月末の南房遠征、その数少ない成果のひとつがこれ。台風絡みの大波で運ばれたのだろう、岩場の奥の奥に鎮座していた。その割にはまったくの無傷。きれいに網掛けされているので、いい具合に保護されたのかもしれない。1枚目の写真右端に写っている流木に引っ掛かっていたが、これは偶然だろう。大きさは直径約18センチ。尺の半分の5寸サイズになる。残念ながらヘソは無記名。網掛けのロープが白くて新しいように見えるけれど、これは塗料が塗ってあるため。おそらく付着生物を防ぐための加工だろう。これまで拾ってきた硝子浮きは全てこれ以下のサイズなので、見つけた時はちょっと興奮した。しかし冷静になって考えると、けっこう置き場所に困るもの。このサイズなら何とかなるけど、尺玉とか見つけたら正直悩むだろうな。いや、もちろん拾いますけどね(笑)



        

美の素
            

前回記事の拾いもの、見事にクジラの耳骨化石と認定(パチパチ!) しかし、それを拾った当日、そう銚子遠征はと言えば、耳石を拾った後に完全に時間をもてあましてしまった。予定では夕方まで銚子や波崎で過ごし、夜に南房まで移動して道の駅あたりで夜明かし。翌日は南房をサラッとチェックして帰るつもりだった。仕方がないので九十九里あたりをチェックしながら南下しようと移動開始。しか〜し、9月半ばの快晴の週末。海岸はどこも人と車でいっぱい。結局、大網白里の海岸をちょっと覗いただけで、夜明かし予定の道の駅・和田浦WAOまで来てしまった。そこでまずは海岸をチェック。ここでは前にヒルガオガイやジオクレアを拾っている。ところが波が強すぎたせいか海岸が真っ新で漂着物が何もない…。完全に行き詰まった。そこでついに決心。日没前に南房のポイント1か所をチェックして、最終のフェリーで帰ろう!


             
        

その日没前に辿り着いたポイントで拾ったのがこの壜。見つけた場所はほとんど水際でどんどん潮が満ちてくるし、心身共に疲れ果てていたので現場写真など撮る余裕がなかった。拾った時にはコルク栓がついていたけど、古いコルク栓は洗って乾燥させると縮んじゃうので廃棄した。さてこの壜、やや薄めのブルー硝子で、いい感じに気泡も入っている。高さはちょっと半端な72ミリ、底の一辺が22ミリ。ただし側面の角が面取してあるので、底の形は八角形になっている。エンボスは一面のみで「美の素商會」とある。「美の素」でネット検索してみると、いかにも○散○いダイエット商品がヒットするけれど、もちろん関係ないだろう。ただ、いつの時代でも美しさを求める女性の気持ちは同じなんだな…と思って、少し笑ってしまった。それにしても、最後に出てくれたこの硝子壜で、ホント救われたよ〜、夜行日帰りの銚子遠征(笑)



名前は招き猫の手……海山日和
たったこれだけ…。
       

週末、10年ぶりに千葉県の銚子と茨城県の波崎(神栖市)に遠征してきた。しかし、こちらでお伝えした通り、悲惨なくらいの惨敗。今回はお試し的な意味合いのある遠征ではあったものの、さすがにそれなりの時間と資金と労力を消費して出かけている訳なので、何かしらの成果がほしい。しかし僕の手に許されたものは、このちびっこい硝子浮き、ただそれだけだったのだ。まあ、それでも嬉しいよ。これがなかったらマジで立ち直れないくらいのショックだったかも…。
このちび玉、直径(長径)は55ミリで、見ての通りヘソ側が少し潰れたような形。エンボスマークなどはないし、日本製かは怪しいところ。このサイズのものは過去に2個拾っていて、それぞれに個性的だ(写真下。中央が今回のもの)。ガラス浮きではこれが最少サイズなのかな? しかし、これだけじゃさすがに納得できない。またリベンジ遠征しなくちゃね!


        

そしてなんと。週が明けたら“地元でいいじゃん!”という事態が発生!? それは次回へ(今週中に更新します)。
レートフォー
        

最近、ブログ仲間の「ボトルソウドウ」さんと「大昭和時代趣味」さんで、レートフードが話題に上ったので、こちらも便乗しようと思う。平尾賛平商店のレートフードについては過去に1度取り上げているのだけど、その後新たに2本拾っているので、今回は主にその違いに注目したい。レートフードは発売が大正4年(1915年)。レートクレーム、レートメリー、レート白粉などと並んで、主力商品の1つだったようだ。壜のデザインは基本的に同じだけれど、どれも微妙に違いがある。壜の両側、エンボス文字がある溝部分の幅がまちまちだし、エンボス文字の書体も統一されていない。


          
          
          
          

壜の底もいろいろだ。上から右書きの「レート」、2番目は平尾賛平商店のマーク「H・S」に短い棒2本、3番目は左端に「オ」?右端に「+」のようなエンボス、4番目は中央下に「L」。4番目のは、1枚目の写真の右端のもので、硝子は色がややアンバー掛かっている。そして他の3本に比べて少し背が高く、壜も幅広だ(下の写真参照)。では「L」がサイズを示すのかというと、他にあるのが「S」や「M」ではなく「O」だったりするので、おそらくは製造所の略号かなにかと思われる。また「H・S」マークの大きさにも違いがあるようだし、底にはっきりとしたエンボスがないものもあるようだ。壜そのものの出来も、首の長さや口の処理にも違いがあるようだし、気泡でアワアワしたものもあるようだ。これだけ多様なものがあるのは、生産量が多く、いろんな下請け工場などに発注していたのかもしれないね。今では考えられないユルさだけど、それが今硝子壜を愛でる僕らにとってはとってもありがたいのだ☆


              
戸滑りと戸車
       

写真左側の四角いもの。拾った時にはなんだかわからなかった。ガラス製で、何かの部品のようだけどサッパリ。大きさは長い方が50ミリ、短い方が35ミリ。四角くて片側が丸みを帯びて盛り上がり、その中央は縦に溝になっている。でも、richouken04さんのこの記事を見て正体が判明した。これはガラス製の戸滑り器。要は引き戸の下につけて、戸の動きをよくするためのものだ。通常、こういうものは車輪的なものが使われるのだろう。現在だとその材料は金属とゴム?あるいはプラスチック樹脂のようなものだろうか。ガラス製のこれは、おそらくは陶器製のそれと同じく、戦前の代用品と思われる。一方、右側の円盤形のもの。これは戸車の代用品と思われる。陶器製の戸車はビーチコーミングでもよく見かけるものだけど、ガラス製はこの1点しか見たことがない。円盤の周囲は滑りをよくするためか丸みを帯びていて、両側中央には部品取り付け用のくぼみがある。大きさは直径36ミリ、厚みは8ミリほど。円周部の表面は擦れた跡が残っている。それにしても、このようなものまで代用品を作っていたご時世というのは、今からすると想像もつかない。必要は発明の母というけれど、困窮は発明の母とも言えるのかも…。


          

下の写真は小さいの方の戸滑り器。側面になにやら凸凹がある。最初は製造時にできたシワかと思ったけれど、それにしても変な感じ。なにか絵柄か模様がつけられているようにも思える。でも、それがなにを表しているかはまったく判別できない。皆さんにはなにか見えますか?(まあ、本当にただのシワというオチも考えられますけどね。 笑)



星空を眺めよう!……海山日和
背の低い松
            

今年の10月、台風の影響が去ったあとに拾った小壜。見覚えのある独特のエンボス、これはマツ染料だ(って壜にもちゃんと名前入ってるし 笑)。マツ染料は以前にも拾っているのだけど、今回の壜は3つの異なる点がある。まず1つめは見ての通り背が低いこと。以前拾ったものは高さが58ミリなのに対して、今回のは高さ48ミリ。ピッタリ1センチ低い。ちなみに底の直径は32ミリと35ミリで、今回のものの方が若干大きい。異なる点の2つめは、今回の壜はガラスが淡い緑色(水色)をしていること。この色の壜もなかなか素敵だ。異なる点の3つめは、エンボス。トレードマークである松は、3本の枝が縦に並ぶことは同じだけれど、背の高い壜では一番下に盆栽の鉢のようなものが描かれ、それぞれの枝には葉のない枝先が飛び出したようになっている。一方の背の低い壜では、鉢も枝先も簡略化されたような感じだ。


          

ネットでマツ染料を検索するといくつかヒットするけれど、それらはみんな背の高いタイプばかり。商品としては大小サイズを取り揃えてお客さんの便宜を図ったのかもしれないけど、実際には「大は小を兼ねる」で大きいサイズばかり売れたのかも?(笑)ネットで見られる背の高い壜には、こちらで紹介している透明ガラスのものや薄緑ガラスのもの、それにガラスがやたらにユラユラのものや、口の形が違うものなどが見られる。ちなみに、製造元は日本家庭染料株式会社というらしい。ビーチコーミングなどで拾える染料の壜もいろいろある中で、エンボスの楽しいマツ染料は嬉しい拾いものだよね。もう明後日にはお正月。今回のこのマツ染料の壜、並んで置いたら門松代わりになるかな〜?(笑)


               

この記事をもって今年最後の更新とさせていただきます。今年も一年間ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。2015年最初の更新は、1月5日か6日とさせていただきます。皆さま、よいお年をお迎えください。
Blue-Marble
            

今年の秋に拾ったコバルトブルーの硝子壜。多少の擦れはあるものの割れ欠けはなく、状態はよい。高さは60ミリで底の形は一辺が33ミリの正方形。一見無骨に見えるけれど、胴の角は面取してあってデザインにも工夫がある。底には分銅のような形の中に四角が3つ並んだような、おそらく社章と思われるエンボスがある。雰囲気からすると一般市販薬というよりは、医院用や工業用などの薬品が入っていたような壜の感じ。しかしコバルトブルーは何本あっても嬉しいね!


          

この壜の魅力はコバルトブルーというだけではない。1枚目の写真で気がついた人もいると思うけれど、最後に載せる光に透かしたこの壜の姿を見てほしい。この壜の魅力、それは壜全体に描かれた青い流紋。ブルーマーブルだ。古い硝子には、しばしば製造時に混ざった不純物がすじ状の模様になった「茶筋」がある。しかし、このすじ模様は青い。この壜の場合はきっと、ガラス原料に混ぜる青色の着色剤が十分に混ざっていなかったためにできたものだろう。昔の時代ならではの大雑把な作り方とわずかな偶然が、こんな二つとない魅力的な作品を生み出してしまうのだから、なんともおもしろいね!


              


これは誰の骨?……海山日和
いい加減にもほどがある
        

GW連休もあっと言う間に終わってしまった。連休中の家族サービスなどでお疲れの人も多いとは思うけれど、頑張っていきまっしょい! 今回は春の干潟で拾った小さな広口瓶。底の直径が35ミリほどのもので、この手のものは、かつてはよく出ていた。特にエンボスもないのだけど、小さくて可愛らしいし、気泡や歪みのあるものもあって、見つけるとついつい拾ってしまう。さて、今回の広口瓶。拾い上げてみると、誰の目にも明らかなほど歪んでいる。瓶の外周で、高さが3ミリほども違うのだ。最初はゴミ焼きなどの熱で歪んだのかと思ったのだけれど、瓶の口や蓋のねじ切り部分の成型はしっかりとしている。つまり、これは後から歪んだのではなく、製造時からの歪みと考えられるのだ。時代的には戦前か戦後間もなくくらいのものだろう。今まで、その時代と思われる、作りの甘いビンをいくつか見ているけれど、ここまでのものは初めてかもしれない。いい加減にもほどがあるなぁ!(褒め言葉 笑)


地下鉄(メトロ)を塗って
        

春の干潟歩きの収穫品、3つめは化粧品瓶。化粧品系の広口瓶は海岸からはけっこう出てくるのだけど、エンボス文字がないものも多く、時代が読めない(古いのか新しいのかわからない)ので、最近は拾うことがほとんどない。しかし、これはなかなかデザインが凝っていたので持ち帰った。ご覧の通り、ボディには段々が刻まれ、小さな菱形のラベル窓と、その反対側に大きな四角いラベル窓がある。大きさは高さ53ミリ、底の直径49ミリ。見つけた時は黒か、濃いブラウン系のガラスかと思ったけれど、太陽に透かすとけっこう綺麗な紫色だ。


               

菱形のラベル窓の下には「METRO POMADE」のエンボス。早速、ネットで調べてみたけれど、何にもヒットしない。先に紹介した陶製レートや円筒キンカンと同じ場所で拾ったので、時代的にも同じ時代の可能性はある。ということで、あれこれ想像してみた。「METRO」は、都市部の高架式鉄道や地下鉄など他の交通機関と立体交差をする交通機関を指す言葉。日本ではほぼ地下鉄の意味で使われる。日本で最初の地下鉄は、1915(大正4)年の東京の郵便専用地下鉄。最初の旅客地下鉄は1925(大正14)年の仙台の宮城電気鉄道。でも、郵便用と地方線ではインパクトに欠ける。で次に出てくるのが東京で最初の旅客地下鉄である、1927(昭和2)年に浅草〜上野間で開業した東京地下鉄道。1934(昭和9)年には新橋まで延伸。これは現在の東京メトロ銀座線である。銀座といえば昭和初期にはモダンボーイやモダンガールが闊歩したお洒落の街。「お洒落」=「ポマード」で繋がった! まぁ、まったくの当て推量だけど、けっこういい線行ってると思わない?(地下鉄だけに 笑)



前回の陶製レート記事に追記があります。



こちらも更新中……海山日和

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