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びーちこブログ・海辺で出会った拾いもの、アレコレ。。。
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みかんさん
    

先月下旬のプチ遠征。実は銚子・波崎に行く前の夕方、南房総の某ポイントにも立ち寄っていた。南房総も、昔ほどものが出なくなっているけれど、それでもたまに行けばひとつくらいは何か拾える可能性がある。そこで海岸の土の中から掘り出したのが、首長タイプのみかん水壜(上の写真の真ん中)。地面には胴の一部が見えていただけで、あまり期待もせずに掘り出したら“当たり”だったわけだ。このタイプのみかん水壜では3本目。地元で1本、南房総で2本だ。


              
              

高さは13センチ、底の直径が4.5センチで、サイズ的には前回、南房総で拾ったものに近い。残念ながらエンボス文字はないけれど、気泡がポツポツあって、ガラス内に混じりもの(ゴミ)もある。底も歪んでいて、一応は安定しているものの、触れればガタガタする。つまり、古い硝子壜の魅力は十分に備えているのだ(笑) 最近はどこも資源枯渇が著しく、びーちこでの壜拾いは諦めモードが漂っていたけれど、久しぶりの成果にちょっと胸熱だったよ。


これがほしかった!
            

前々回の記事で最初のモダマを拾った後、今度は出発地から反対方向へと歩いた。しかし、ほどほど歩いても何もなく、むなしく出発点近くまで戻ってくると…。白っぽい砂地に赤みを帯びた海豆が。って、「ビーチコーミングあるある」またかよ! いやでも許す〜。これこれ、これがほしかった。地元ではまず拾えないジオクレア! 今まで地元でジオクレアが拾えたのは、2012年の大量漂着の時だけ。千葉では2013年に拾っているけど、年に数回行けるかどうかの場所ではもちろん確率は下がる。モダマよりも出会えないんだから、ホント嬉しいよ。


          
          

今回のジオクレアは、比較的漂着例の多い“火炎(鹿角)模様”タイプだ。このタイプは以前にも拾っているけれど、ここまで色が赤いのは初めて。まあ赤いといっても赤茶色だけどね。でも太陽の光を浴びると、とてもきれいだ。いや〜これでこそ苦労して遠出してきた甲斐があるというものだ(笑) この時点で拾っていたのはモダマ1個と、このジオクレアだけだったけれど、気分的にも少し余裕が出てきたよ。


          
          

さて2カ所目に移動(と言っても同じ海岸を平行移動)して、2個目のモダマ、前記事のワニグチモダマ2個を拾った後のこと。最後に拾ったのが、この黒い海豆。一見、ワニグチモダマ無地タイプに見えるけれど、よく見てみるとヘソの部分が太くて凹まない。これはジオクレアの一種とされているヤツだね。2012年には地元で2個、千葉で1個拾っている。マメの表面が不規則にデコボコしているのも共通した特徴のようだ。と言う訳で、何だかんだと結局、今回のプチ遠征で拾えた海豆は6個。まあ何とかそこそこの成果は上げることができた。でも、まだまだ出会っていない海豆や漂着種子が多数ある。沖縄に行くのはなかなか大変でも、銚子・波崎や、逆に西側の御前崎あたりまでならプチ遠征も可能。頑張ろうっと!


          

一粒では満足できぬ
       

神栖市波崎海岸でのビーチコーミング。モダマの他にも定番中の定番、ワニグチモダマも出たよ。拾ったのは2個目のモダマを拾った2カ所目の海岸。ここでは1カ所目と変えて、往路に陸側の古い打ち上げ線、復路に海側の新しい打ち上げ線を歩いたのだが、運良く往路で見つけることができた。しかし、ワニグチモダマは今年はすでに8月末の南房で1個拾っている。しかも、地元や遠征先も含めて2012年から毎年拾っているのだ。これは海豆漂着率の低い神奈川に住んでいる者としては、かなり上出来の結果だと思う。となると、贅沢な話だがちょっと物足りない。


              

「ワニグチモダマならな〜、2個は出ないとな〜〜!」などとのたまいながら打ち上げ帯に沿って歩いていると、なんと本当に復路でも拾っちゃったよ! 今回2個目のワニグチモダマ。大きさは最初のが長径25ミリ、2個目が長径23ミリとほぼ同じ。でも長径で2ミリ違うと、全体の大きさは最初に拾った方に比べて半周りほど小さく見える。どちらもアニマル柄だけど、最初の方は全体に赤みが強くてアニマル柄はまばら。一方、2個目の方はやや黄色みが強くてアニマル柄が密に入っている。同じアニマル鰐口さんでも、それぞれに個性があっておもしろいね。


          

さてモダマが2個、ワニグチモダマが2個。けっこうな成果だけど、これらは種類だけ見れば地元でも拾えることがある。もう一声ほしいところなんだけど、何か出たかな? ってあからさまな前振りだけど、続きます(笑)


“お宝”は出発点の近くにある
       

あった〜っ! プチ遠征、最初の海豆はモダマ! 背景に見えている発電風車のところから歩き始め、直前までこの写真の反対側を延々と歩いていたのだ。行きは海に近い打ち上げ線を探り、帰りは陸側の不鮮明な打ち上げ線を辿ってきた。往復で違うルートを辿るのは広い浜辺をできるだけ網羅するのに仕方がないことだけど、何というかこの「“お宝”は出発点の近くにある」というビーチコーミングあるある! は正直勘弁してほしい。昨年に続いて今年もハズレなのか? と足が重くなっていたところにこれは、嬉しいのにもかかわらず疲れがドッと出たよ(苦笑)


         

拾ったのは長径ジャスト40ミリのヒメモダマ・タイプ。近年、こちらで拾えるモダマはアツミモダマ(リーディ)・タイプが増えている感じだけど、ヒメモダマも来てるね。表面にはさほど付着物もなく、少しだけ、おそらくエボシガイのちっさいのが付いていたような痕跡がある。陸側の不鮮明な打ち上げ線だから、打ち上がってから時間が少し経過していそうだ。


         

今回拾ったモダマはもう1つ。最初のモダマを拾った場所から、歩いた範囲が重ならないように移動した場所。長径は35ミリ、短径は30ミリと、大きさからするとタシロマメのサイズ。でもタシロマメ特有の横皺もなく、表面やヘソの特徴を見てもモダマだ。矮性の莢だったのか、普通の莢の端っこにできたものなのか何でもいいけど、これはこれで可愛くてよろし!


         
プチ遠征で青い貝
             

先週はプチッと遠征。昨年に続いて銚子方面に行ってきた。秋も深まったこの時期は日中は潮も引かないし(真夜中には引くけど、そこまでするのは面倒臭いし)、化石や琥珀はあきらめて今回は波崎一択、海豆狙い。その他、おもしろいもの大歓迎で臨む。でも、ちょっと写真を撮りたかったので、犬吠埼灯台の下で夜明かし(例によって夜行日帰りパターン)。日の出を眺めてから波崎へ移動して早速歩き出すが、打ち上げ物は多いもののどうも渋い。南方系のものがほとんどなく、あるのは利根川由来と思われる大量のオニグルミ。すると…


              
         

あれれ、あんまり期待していなかった青い貝が。と言っても大量漂着などではなく、ポツリ………ポツリ………と数十〜数百メートルおきに1〜2個という感じ。こうなれば、茶色いのはないのか?と思う訳だけど、あるのはスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)ばかり。結局、けっこうな距離を歩いて拾えたのは、ルリガイ8個、ヒメルリガイ4個、アサガオガイ4個。どれも小さめで、一番大きいのでルリガイの殻高約2センチ。波崎と言えば、数年前までは2009年にここで拾った500円玉サイズのルリガイが、自分のコレクション中最大だった。ここ最近、地元でも大きなルリガイが拾える機会に恵まれたので最大の称号は意味をなさなくなったけれど、いい思い出だ。今回の青い貝たちもしっかり思い出になったよ。


         

今回のプチ遠征ネタ、少し引っ張ります(笑)


今か昔か、昔か今か
         
         

これからのシーズン、水温が下がってくると、特に南方系の種類を中心に死んで打ち上げられる貝が増える。先シーズンはほとんど行かずに終わったけれど、ここ数年、真冬から早春の南房に出かけて貝を拾うことがある。と言っても自分の好みにはかなり偏りがあるので、いろいろな貝を満遍なく拾うようなことはせず、特定のグループだけを拾うことが多い。その特定のグループの1つがイトカケガイの仲間だ。そして2シーズン前、写真のようなイトカケガイを拾ったのだ。見ての通り、螺塔の巻きが完全に離れている奇妙な形。名前はすぐにわかった。その名もクルイイトカケ。殻長5ミリほどの小さな貝だ。


           

ただこの貝、現生種の分布は紀伊半島以南らしい。もちろん南房なら、南方種の幼生などが漂流してきて偶発的に発生することは多々ある。しかしネットで見ていると、このクルイイトカケと思われる貝の化石を、僕が拾った場所の近隣で採集されている方がいた。時代的には新生代完新世、約1万年前から現在を含む時代で、特に初期は最終氷期が終わって地球が温暖化して今よりも海水面が高く、南房のあたりには大規模なサンゴ礁が発達していた。その一部の化石層は千葉県や館山市の天然記念物に指定されているし、小さな欠片などは海岸で拾うことができる。つまり、このクルイイトカケも当時の地層から洗い出された化石の可能性もあるのだ。現状では現生か化石か判断することはできないけれど、いろいろ想像すると楽しくなるね。しかも、この造形美! 自然にはホントいつも驚かされるよ。
Gosun no Gyoku
           
       

先月末の南房遠征、その数少ない成果のひとつがこれ。台風絡みの大波で運ばれたのだろう、岩場の奥の奥に鎮座していた。その割にはまったくの無傷。きれいに網掛けされているので、いい具合に保護されたのかもしれない。1枚目の写真右端に写っている流木に引っ掛かっていたが、これは偶然だろう。大きさは直径約18センチ。尺の半分の5寸サイズになる。残念ながらヘソは無記名。網掛けのロープが白くて新しいように見えるけれど、これは塗料が塗ってあるため。おそらく付着生物を防ぐための加工だろう。これまで拾ってきた硝子浮きは全てこれ以下のサイズなので、見つけた時はちょっと興奮した。しかし冷静になって考えると、けっこう置き場所に困るもの。このサイズなら何とかなるけど、尺玉とか見つけたら正直悩むだろうな。いや、もちろん拾いますけどね(笑)



        

台風ラッシュまとめ
           
       

先月末から今月初めにかけての台風ラッシュ。ブログではとりあえず8月31日のルリガイ1個漂着(鎌倉・材木座海岸)を報告したが、その後にほかの海岸などを歩いた結果、もう若干の青い貝を追加することができたので紹介しておこう。


        

拾った場所は横須賀市某所のポケットビーチと葉山・一色海岸で、ルリガイ7個(写真は8/31の1個も入れてある)、アサガオガイ極小1、ヒメルリガイ極小1。これは台風10号由来のもの。その後、九州方面から日本海側に抜けた台風12号絡みの南風のときにヒメルリガイ3個。昨年の大量漂着2回というのが稀なことで、まあこれが通常運転というか、我が地元ではむしろ良い方だろう。特筆すべきは下の写真。右側の個体が通常見られる典型的なルリガイで、稀に螺塔がもっと低く、体層(1段目)からほとんど突き出ないものがある。左側の個体はその逆で、螺塔が高いタイプ。実はこれもかなり珍しく、ここまで高い個体は自分でも初めて拾った。ルリガイも奥が深いね。

        

16'初海豆はワニグチモダマ
       
       

先月末に台風9号の置き土産を期待して、久しぶりに千葉・南房総へ出かけてきた。冬場や春から初夏の大潮の頃に行きそびれたから、実に昨年秋以来のご無沙汰だった。まあ結果から先に言ってしまえば、期待はずれだったんだけどね。古い硝子壜も拾えず、南方系の種子はゴバンノアシなど数種類が確認できたけど、拾いものはこれだけ。今季初の海豆、ワニグチモダマ。台風の荒波に乗ったか、岩場を超えた海岸奥にコロンと1つだけ転がっていた。けっこうぷっくりとして、やや楕円形。アニマル柄も鮮明で、なかなかの“美人”さんだ。あとは地元で出会えると最高なんだけどね。


過酷な試練、過酷な運命……海山日和
夏の忘れ物…16’初瑠璃
       
         

観測史上初めて東北太平洋側に上陸し、各地に爪痕を残した迷走台風10号。台風のルート的に、関東接近時は風が北寄りだったのだが、台風が北へ向かった30日の夕方からは吹き戻しの、やや強めの南風が吹き始めた。南風は翌31日も吹き続けたので、その日の夕方、そろそろ頃合いかと思って海岸に行ってみた。予想通り、鎌倉・材木座海岸はギンカクラゲ祭だった。相当な数、おそらく数百レベルで揚がっていたのだが、写真の通りほとんどが“銀貨”状態で、新鮮なものは全体の5分の1以下だったろうか。カツオノエボシは1個体のみ。エボシもんは、主に軽石に付着したものが、そこそこの数漂着していた。青いクラゲがいるなら、当然青い貝も期待するよね。しかし、何だか渋い…。


             

日没前後のおよそ1時間半、じっくりと探し歩いた結果、見つかったのはルリガイ1個だけ。茶色いのとか期待したんだけど、そんなに甘くはないね。アオミノウミウシもオキナガレガニにも会えなかったし、種子もなし。でも、8月の最後の日の、まさに日が沈むその一時に、1つだけルリガイに出会うというのも、何だかセンチメンタルな感じじゃない?(笑)


        
        

拾ったルリガイはなかなかのサイズ。割れ欠けもなくいい状態だ。平日のそんな時間でも、海で遊ぶ人やイヌの散歩の人が多く、しかも満潮近くで人の歩けるエリアも狭かったから、よくぞ踏まれずにいてくれた!という感じ。泡の筏には、卵囊もついていた。子孫を残せなかったのは残念だけど、せめて君の貝殻は大切にするよ。


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