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びーちこブログ・海辺で出会った拾いもの、アレコレ。。。
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いまさら鎌倉青磁(16/4〜5月)
            

鎌倉の中国青磁片を拾い始めて2シーズン目。昨季は小さいながらも蓮弁模様がわかるものなどが出ていたが、今季はどうもパッとしない。数はそこそこ出ているものの、どれも小さいし模様もほとんどわからないものばかり。ちょっとフラストレーションが溜まる状況で迎えた4月…。西表ロスの風邪引きから回復した初旬のある日。出たっ!出たよ。見事な大きさの龍泉窯系青磁片。写真ではわかりにくいけど、表面には蓮弁の筋も浮き出ている。


              
        

興奮覚めやらぬまま、ほんの数メートル歩くと、また出た! 今度のものは器の縁の部分で、見事に蓮弁の先端が見えている。色はオリーブ色だけど、これも青磁。土の色は褐色みがあり、土が灰色みの強い他の青磁片と違いがあるので龍泉窯かどうかはわからない。ただ気泡の入り方は似ているので、同じような時代のものだとは思う。この日の2つはどちらも碗だろう。こんな見事な青磁片はもちろん初めてだし、今まで拾った中で最大のはず。これは本当に嬉しかった〜。


        
        

さて4月の別の日のもの(2回分)。上は大きさこそ小さいものの、篦文様がはっきりと出た同安窯系の青磁片。中央に窯傷らしきものがあるが表面に擦れもなく、小さい中に筋と点がどちらも入ってお得な感じ。下はまた別の日。もの的には普通だけど、珍しく滑川河口で3つも拾えた。下は4月分の集合写真。最初の2つの大きさが目立つね。


        

             さて今回は一気に5月分も行っちゃいましょう。5月は2回分。


        

最初の1回分は1個だけで、一番長い辺でも25ミリの小さいもの。でもパッと見た瞬間に、かなり質の良いものだとわかるくらい青磁釉はピカピカで色もいい感じ。龍泉窯の典型作品の1つに双魚紋の皿(盤)があるけれど、それがちょうどこの破片のような幅広い縁をしている。あるいは…?(双魚紋部分の陶片も拾ってみたい!)


        
             

そしてもう1回分。この日もいいものが出た。小さいながらも蓮弁の先端が見えている青磁片。これは龍泉窯系か。小さくても、これは嬉しいんだよね。そして4月に拾ったオリーブ青磁に似た色みのものが再び出た。似ているけれど、比べると釉薬(の発色)も土の色も微妙に違う。でも同系統のものには違いないと思う。こちらも表面には蓮弁の筋模様がふんわり浮き出ているし、大きさもまあまあ。3月の嘆きが海神に届いたのか、4〜5月はかなり充実した青磁拾いができた。さて、とりあえず今季の青磁拾いはここで一旦終了。夏期はお休みしてまた秋以降に再開するよ。


最後に、今回のこの記事を陶片狂いだった我が心の師匠に捧げます。
陶片愛、みんなでしっかり受け継いでいきましょう。


いまさら鎌倉青磁(16/2〜3月)
       
        

西表関連記事の煽りでご報告の遅れた鎌倉青磁の、まずは2月分。ほとんど屑みたいな小片が大半だけど、左下のはわずかに蓮弁の模様が出ているかな? 注目は集合写真の真ん中、2枚目に表裏を見せている陶片。表面は青白磁っぽい明るい水色で貫入が多く、牡丹唐草のような文様がある。薄手で、断面は他の中国青磁に比べて白っぽい。でも気泡が多い古いものの特徴も兼ね備えている。ちょっと時代が読めない陶片。近現代ものではないと思うけど…。


         

こちらは3月分の一部。ほとんど屑のような小片。ちょっと怪しいものも入っている。まともに中国青磁、龍泉窯だろうと言えるのは右下の1個くらい。これはさすがに色が良いし、青磁釉の乗りも良い。


          
         

よくわからないのは3月8日に拾ったこれ。サイズ的には申し分なくて、波打ち際で見つけた時はドキッとしたけど、どんなもんでしょね。拾ってみると何だか微妙で(笑)中国青磁を画像検索してもこんな感じの色合いのものはほとんどないし、断面には気泡はあるけど色や質感には少し違和感もあるし、う〜ん…江戸ものかな?


             
          
         

最後は3月15日に1日で拾った青磁片。とは言え、改めて見ると左奥と中央奥のは違うっぽい。左奥のは緑釉が出た陶片で、断面も中国青磁と違う感じ。他のものは多分間違いなく中国青磁だけど、如何せん小片ばかり(中央の一番大きいのが長辺約3センチ)。まぁ1日でこれだけ拾えるというのは滅多にないことなのだけど、あ〜蓮弁とか篦紋とか、明瞭にわかる大きな青磁片が出ないかな〜と思いが募った、そんな2〜3月だったのだ。


西表島の拾いもの・野辺の石
           

西表島の中で僕が好きな場所の1つに南風見田の浜がある。島の南東側にあり、県道の終点の集落からも3キロ離れた場所で、西表島では随一の白砂ビーチだ。でも僕が気に入っている理由は白砂ビーチよりも、その浜の外れにある岩場。そこで見られる岩は、風化によってさまざまな形や模様を見せてくれて、それが何ともおもしろい。


           

今回紹介するのは、そんな南風見田の浜(左)と、取材観察のために歩いた干潟で拾った石。色味はかなり違っているけれど、どちらも似たような砂岩質。長石か石英かなにかの細かい粒が含まれているため、光りが当たると少しキラキラする。南風見田の浜で拾ったものは、その場所の岩で見られるような堆積による筋模様があり、干潟で拾ったものは風化によって独特の表情になっている。別に珍しくもない石なんだけど、妙に気に入っているんだ。





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西表島の拾いもの・シレナシジミ
     

西表島のマングローブを歩くとけっこう目にする巨大生物、それがこのシレナシジミ。その大きさは一般に食用にされるシジミ(ヤマトシジミ、マシジミ)と比べると、殻幅にして5倍以上で、体積にしたら十数倍はある感じ。国内では奄美諸島以南の河口、マングローブ域に生息しているため、マングローブシジミなどと呼ばれることもある。正式な和名はヒルギシジミで、国内にはリュウキュウヒルギシジミとヤエヤマヒルギシジミの2種が分布しているらしい。この貝殻がどちらのものかは不明だけど、写真などを見ているとこの個体のように黒い殻皮が発達するものと、あまり発達していないものが見られる。もちろんそれが種類差なのか個体差(または成長差)なのか確かめてはないのだけどね。


              
              
          

下3点が現地での写真。手に持った状態を見れば、その大きさを実感してもらえると思う。拾ってきたものはだいたい殻幅10センチ弱と言ったところだが、下2〜3枚目の写真のものが、いくつか見た中では最大の個体で、殻幅はおよそ12センチ。デカいでしょ! 自然状態では下1枚目のように貝殻のほとんどを泥の中に潜らせていて、殻の一部が見えていることが多い。下2〜3枚目のものはなぜかポロッと泥の上に出ていたので、実は下2枚目写真はヤラセだったりする(笑) 中身は貝殻の大きさに比べると小さいようだけど、現地では食用にされている。ただ本当に地元の人が食べるのみで、宿の食事に出たり食堂のメニューに載ることはないようだ。


西表島の拾いもの・琉球猪の牙
           
        

ちょっとバタバタしていて更新が滞っていてスミマセン! まだ続くよ西表島の拾いもの編。取材のために西表のとあるマングローブ干潟を歩いていたときのこと。足元にこんなものがゴロン。こ、これは、リュウキュウイノシシの頭骨だ! 一部は破損して、下あご部分はないけれど、なかなか立派なもの。すごいものが落ちてるな〜と思い、写真をパチリパチリ。さすがに持って帰るのは大変なので、さらに先を進んで行くと…


          

今度は下あご部分がゴロン。そしてそこには立派な牙がキラン。あ〜これはつまり天啓だよね? そういうことだよね?


        

と言うわけで、拾ったよ(笑) 長さは5センチにもならない小さなものだけど、なかなかいい記念品になったよ☆


        
| 10:30 | comments(4) | - |
西表島の拾いもの・Omphalea
        
      

西表島での拾いもの、種子ネタの最後はこちら。漂着種子関連でも滅多に話題に上がることのない、この黒くて楕円形をした種子は、トウダイグサ科オンファレア属のパプアアブラギリ。この種子は、びーちこ仲間の渚の探偵:助手さんが2012年に徳島県への漂着を学術報告されている(ちなみに漂着自体は2011年のことで、2012年には高知県への漂着もブログで報告されている)。実は僕もパプアアブラギリの種子を過去に西表島で拾っていて、この学術報告に情報提供をしている。そして今回、なんと15年ぶりに同じ西表島にて再びこの種子を拾うことができたのだ。しかも最初の写真、生涯2個目のパプアアブラギリを発見したそのわずか20センチほど横で、なんと3個目も発見! 滅多に流れてこない種子を、同じ場所で2個拾ってしまった(笑) 大きさは、大きい方が長径34ミリ、小さい方が長径27ミリ。種子表面の凸凹は2つの間でも、過去に拾ったものと比べても少しずつ違うが、このあたりは個体差の範囲内だろうと思う。このパプアアブラギリ、学術報告の時点で本州への漂着記録はなく、沖縄への漂着が漂着物学会・会長でもある中西先生と、このブログでもお馴染みShigeさんから報告されている。もしかしたら2012年の太平洋側への種子大量漂着時にShigeさんが拾われているかもしれないけれど、どちらにしも皆さんにはぜひ注目してほしい漂着種子の1つだ。


「西表島の拾いもの・modama」に実ったモダマ写真追加(4/14)



「春の西表のイルミネーション」……海山日和
西表島の拾いもの・SeaBeans
            

風邪による体調不良から完全復活できない上に、ちと忙しくなってしまい更新がままなりませんが、何とか頑張ります。
さてモダマの次は、それ以外の海豆。南の島にまで足を運んだのだから、レア豆に出会いたいもの。しかし今冬は日本海側は海豆漂着が全然ないようで、そうなると流出元は同じなんだから沖縄でも少ない? さあ、その成果は?


          
          
          
          

滞在中、一日の取材終了から宿の夕食の時間までの、正味1時間ちょい。その時間を使って昔馴染みの浜と、目星を付けていた浜など数カ所を回ってきた。もちろん毎日歩けた訳ではないので、4日で3カ所と言ったところ。成果はまあ期待したほどではないものの、南の島の面目躍如。ジオクレアの一種にハンバーガー(マルミワニグチモダマ)が出てくれた。その他ワニグチモダマ無地タイプ1、タシロマメのタイプ違い2、シロツブ2、ハスノミカズラ1、ナタマメの一種1という内容だった。ジオクレア〜ハンバーガー〜♪とつぶやきながら歩いていたら見事に出てくれたけど、まだ出会ったことのないデカつぶ(シロツブの仲間の大型種)には最後まで出会えなかった。残念!でもまあ、十分に嬉しい成果だね☆



        




こちらも更新しました。併せてお読みあれ……海山日和
西表島の拾いもの・modama
           
        

西表島と言えばやっぱりモダマ。まだうら若き●十年前に初めて西表島を訪れた際にその存在を知り、その何年か後に葉山で拾って漂着種子に入れ込む切っ掛けとなった植物種子だ。今回は2カ所の海岸で合計6個(1つは莢入り)拾うことができた。タイプ的には西表島に自生するのと同じヒメモダマ・タイプ。島内から流出したものの可能性もあるけれど、島内で果実が実る時期ではないから、海外から漂着したものである可能性が高いかな?


     

今回大きなものは右下と左上のもので、長径が45ミリ。小さなものは中下のもので長径35ミリ。莢に入ったものは莢が閉じているので取り出していない。モダマの莢は、初めに緑色の表皮が剥け、その後に残った茶色い莢が、個別にバラバラになって散布される。個別の莢はすぐに開いて豆だけで漂流することが多いけれど、自生地近くではこうした莢入りもよく見かけるよ。今回はいいサンプルなので、このまま保管するつもり。ちなみに、予告編に載せた波打ち際のモダマは、中身抜けの空っぽ、抜け殻だった(笑)


          
          

モダマは海流散布植物の1つに挙げられていて、実際に漂着種子から育ったと思われる株も見かけるけれど、本来の自生環境は山間の渓流沿い。そんな場所に一歩足を踏み入れると、立派なモダマの蔓があちこちに伸びているよ。夏の頃なら頭上にモダマの莢を見ることもできるはずだ。


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所変われば品変わる?
          

                   ○○島特別編 Coming soon…
The Day of Teeth
          

このところ天気が安定せず曇りや雨の日が多い。しかも気温は低めで、春が足踏みしているみたい。今日は久しぶりにすっきり晴れたので、海岸へ出かけてみた。砂が少し波に削られたようで、浜には小石や貝殻の欠片などが多く打ち上がっていた。おっと、歯だ! 馬かな牛かな? 歯根の長さ10センチはあるような立派な歯だ。でも、これは拾わず。まあもう家に同じようなサンプルがあるからね。しばらく歩いて行くと、波打ち際近くで…。


          
          

これは久しぶりの切歯(門歯)だ。近年、鎌倉名物・馬の歯もすっかり少なくなった。それでも最初に見つけた臼歯は1年に1〜2回くらいは見ていたかな? でもこの切歯は数年ぶり。前にこのブログで紹介したのが2009年だから、もう6〜7年出会っていなかったことになる。鎌倉は一時期あまり歩いていなかったし、最近は青磁狙いだから、この手のものは見逃している可能性もあるけど、それにしたって久しぶり。もちろん、これはお持ち帰りだよ。


         

う〜ん、やっぱり格好いいね!


| 22:10 | comments(20) | - |

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